昨日の忘年会の前にEさんとSさんと私とで、Cさん宅に寄った。

これから忘年会だというのにCさんは既に自宅でビールを飲んでいて、Eさんに「アンタ、Yさんに何を言ったのさ!Yさん、わちに泣きながら電話してきたよ!アンタまた酷い言い方したんでないの?わち、アンタに”言い方ってものがあるべさ(怒鳴るな)”って前にも言ったべさ!」と絡みだした。

Eさんは「私なんか、うるさかったから”うるさい!”って言った(怒鳴った)だけで他に何も言ってないよ!」と応戦し、一気に険悪ムードになった。

確かにEさんは、Yさんに対して腹を立てていた本当の理由をYさん本人には告げていなくて、本当の理由を知っているのはSさんと私だけであって、それをYさんに告げたのは私だ。

ヤバい。あまりにもヤバ過ぎる。たまらず割って入った。

みかやん「Cさん!ちょっと待って!Yさんを泣かせたの私だから!」

Cさん「みかやんなワケないべさ!YさんはEさんだって言ってたもの…」

みかやん「いや、わちが注意したらYさんが泣いちゃって…」

Eさん「ほら!私なんか何も言ってないもの!」

Cさん「何も言ってなくないべさ!また怒鳴って…」

みかやん「そ、そろそろ会場へ向かった方がいいんじゃない?」

Cさん「あ、そーかい?わち、タクシー代だすからみんなでタクシーで行こうや」

Cさんはとたんにご機嫌になったけど、Eさんは憮然としていたし、Sさんは凍り付いていた。

で、忘年会へ行ったら、Cさんは別の話で社員さん達に絡んで泣き出すし・・・。

社員さん達がお帰りになって、二次会のカラオケに参加したのはパートだけ。

Cさんは陽気に演歌を歌い、Eさんは青江三奈の「アーン」をかまし、SさんはDJ OZMAのアゲアゲをかまし、X君はSEAMOのマタアイマショウを熱唱し、私はELLEGARDENをかまして、ようやく飲めや歌えや踊れやの状態になって、私も安心してX君いぢりをして遊んでいた。

X君たら「マタアイマショウ」は反則だよ、そんなの歌われたらあたしゃ泣けちゃって…シンミリと思ったら、SさんがEXILEをかましたのでX君と私とAフロントさんでダンサー役ををしてはじけ始めた矢先、ふと見たらまたCさんが絡んでるじゃないか。

もーーーっ!Cさんたらサゲサゲ。こんなに酒癖が悪いと思わなかったよ。

あまりに萎えて帰ろうとしたら、CさんのサゲサゲぶりにおネムになったX君もついてきて、二人でススキノから大通り駅まで歩いた。

この時にX君がいつもどおりの笑顔を見せてくれて、私を笑わせてくれたから良かったけど、そうじゃなかったら悪酔いしそうだった。
11:30-18:00 クイックメイク19部屋

今日は、Eさん(50代後半・高見沢俊彦似)とSさん(10代後半・初バイト)、Yさん(50代前半・スナックのママ)と私の勤務。

先日の夕方、YさんはEさんに「うるさい!」と怒鳴られたが、Eさんが怒っている本当の理由を知りたいということなので、知っている限りのことを遠回しに知らせたら、Yさんが号泣してしまうという事件があった。

その後Yさんは、Eさんと愚鈍さん以外の人に「私はEさんに嫌われた。もうココでやっていけない」と泣きついていたそうなので、私も皆と同じ様に「Eさん一人に嫌われたからといって、ココでやってけないわけじゃない!」となだめた。

Yさん号泣事件より前に、EさんがCさんを怒鳴りつけ、いわれの無いことで怒鳴られたCさんが早退するという事件が有った。事件当日はEさんとCさんとYさんが三人で組んでいたので、YさんはEさんがどんな理由でCさんを怒鳴り、Eさんが対外的にCさんのせいにしてその場を切り抜けた事を知っている生き証人だ。

それでYさんは皆がどう宥めようとも・・・。

自分はEさんに嫌われた→今更Eさんにどう詫びようとも対外的にはYさんのせいになる→既にYさんはとんでもない人間だと社員さんへ報告された後かも知れない→もうココでは働けない→Eさんが怖い

・・・と考えてしまうそうだ。そんなこんなでYさんは完全にだだっ子状態。

Yさん「私、15年間仕事の掛け持ちしてきて、前の職場は朝9時からだったからキツかったんだけど、ココは11時からだし自宅から近いし辞めたくないの(泣)」

みかやん「辞めなくていいっしょ。Eさんに雇われてるわけじゃないし、毎度毎度Eさんと組むわけでもないし、みんなも居るんだから。Eさんは裏表のある人だと分かって付き合えばいいだけの話だし」

Yさん「だけどCさんの時みたいに、もう周りや社員の人に”Yはどうしようもない”って言いふらされた後かも知れないし、私はCさんみたいに強くないから、そんな中で働けないもの(泣)」

みかやん「ごめんね。私が知らぬ存ぜぬで通せば良かったんだよね」

Yさん「違うの違うの!本当のワケを知らなかったら、もっとEさんを怒らせてたもの!私はもう怖くて怖くて。Eさんがみかやんの悪口を言ってるのも聞いたし、あそこまで裏表の有る人だと思わなくて。私が甘かったんだわ(泣)」

Yさん「結局、Eさんが愚鈍さんの肩を持つのは、愚鈍さんはバカだから自分の思い通りになるけど、みかやんは頭が良いから思い通りに動かせないってことなんだよ!だからEさんは陰じゃみかやんを悪く言って悪く言って…あ…!」

みかやん「や…いいのいいの!他の人からも聞いて知ってるから」

女ばかりの職場なんて、いつも誰かがその場に居ない人の悪口を言ってるものだ。そんな中で本音を言える同僚が一人でも居ればヨシとしなければ。なんだかんだ言って私は、ココが一番、上司にも先輩にも同僚にも恵まれた環境だと思ってる。

いろいろ有るけど精進して行かなきゃね。

ふと床を見たら、こより状になったティッシュの紙片が落ちていた。辞めたAさんが「なしてティッシュがこうなるが分がるが?マン○ば、がっつり拭くからだ。だがら絶対に素手で触ってならねー」と言っていたのを思い出す。

Aさんは、チン○だ!マン○だ!とうるさい人だったけど「ココさ長く勤めようと思うんだら、バカな話して笑ってるのが一番だ」と言っていたことも何かあった時の節目節目によく思い出す。

Aさんはいろんな意味で我が班では”伝説の人”だ。

自分を苦しめるのも悩ませるのも自分自身。考え方や捉え方の癖を直して、いつも笑っていられる私でありたいものだ・・・と自分に言い聞かせて忘年会へ。
仕事の帰り、昼間のベッドメイク係&4社員さんの忘年会でノルベサへ。

話も良い具合にエロい方向へと進み出した宴もたけなわな頃、4社員さんの中でも一番偉い方の口から、とんでもない言葉が飛び出した。

 「フェラチ○!」

みかやん「は?はいいいい?唐突に何をおっしゃるかと思いました(汗)」

一番偉い方「そろそろこんな話もアリな時間かな?と思って(アッサリ)」

Cさん「ちょっと、みかやん!(フェラ○オって)何だの?仕事の話だの?」

みかやん「や、仕事の話なワケなくて、なんつーの、こう、クチで…うわ!あたしにゃ出来ない!」

私はいっぱいいっぱいになった。

身振り手振りでフェ○チオを表現出来るほどの技を持っていないことに気付いて中断↓

フ○ラチオって漢字でどう書くんだっけ?違う!Cさんみたいな年寄りにはキスなら接吻と言えば通じるけど、フ○ラチオだとどうよ?「口淫」かい?↓

違う違う!年寄りにも一発で分かる「○ェラチオ」を示すメジャーな言葉が有ったハズだ!なんだっけ?↓

「雁が首」と言ったところでCさんに「あーあー!四十八手の中のアレね」と理解して貰えるとは思えない↓

うわーっ!なんだっけー?思い出せな〜い〜!あ、ちなみに雁が首はコレね(良い子の皆さんはクリックしてはイケマセン)→ http://www.asiandrug.jp/48/48-06.html 

私が、あーでもないこーでもないと考えているうちに、Cさんは私が言った「仕事の話ではない」「クチで…」「私には出来ない」というセリフを強引に繋ぎ合わせて、一番偉い方に恐ろしく個人的な愚痴を語り始めた。

「や…Cさん!そーじゃなくて…」と思っているうちに、酔ったCさんは社員さん達を相手に絡みに絡んで泣き出す始末。

有り得ない…もうホントに有り得ない(泣)

今日の敗因 
・Cさんにはフェラチ○という言葉が通じなかった
・私が咄嗟に「尺八」という言葉を思い出せなかった

11:30-18:00 本メイク4部屋+クイックメイク11部屋+ベッドのみ1

今日は、Tさん(同い年・ホテルC出身)とYさん(50代前半・スナックのママ)、Eさん(50代後半・高見沢俊彦似)と私の勤務。

Eさんに話したいことは山ほど有るが、取り敢えず12月17日の土足客の話をした。

Eさん「外人気取りなんじゃないの?それか、本物の外人さんかもね。私、駐車場のスロープから外人さんが自転車で降りてくるの見たもの!しかも若い女の子と2台で」

みかやん「あはは!2ケツならともかく、駐車場からチャリ2台は笑えますね!」

Eさん「でしょう!さすが外人さんだよね!ほのぼのを通り越して、笑えちゃったもの」

Eさん&みかやん「あはははは!」

で、本題に入った。

「誤解が有っては困りますので話しますが、愚鈍さんとはいろいろ有りましたけど、私は愚鈍さんを恨んだり憎んだりはしてないんですよ。むしろ気の毒に思いますし、私は愚鈍さんが自分で気付くまで待っている状態です」

「私が距離を置くことでサインを送っても気付かない。Eさんが口酸っぱく言い聞かせても気付かない。Dさんが声を大にして叫んでも気付かない。どうしたら気付いて貰えるだろう?と、人一倍真剣に愚鈍さんを見てきたつもりです」

「愚鈍さんには、他人が嫌がることや怒ることは言わないという人として社会人として最低限のルールを守らないと職場じゃ仲間として認められにくいという事に気付いて欲しいんです。愚鈍さん自身が気付かないと何も変わらないじゃないですか」

「愚鈍さんから離れていく同僚の気配を感じながら”誰と組むのもイヤ!”と腐る前に気付いて欲しくて、愚鈍にさんとっても私にとっても考え直す必要が有ると思って置いてきた距離と時間です。私が前に言った”愛を持って関わらない””互いの成長を願って突き放す”というのは、そーゆー意味でのことです」

「愚鈍さんとはトシが一番近いですし、子ナシ夫のみという境遇も同じだし、もしかしたら単なる同僚という枠を超えて、本当の友達のように本音を語り合える間柄になれていたかも知れないじゃないですか。それで仕事の面でも切磋琢磨していけたら最高じゃないですか。それだけにとても残念なんです」

「他にも良い手は沢山あるでしょうけどバカだから他に考えつきませんでしたし、不器用ですし根が毒舌なのでEさんにもちゃんと伝わってなかったかも知れませんが、ずっとこんなふうに思ってました。愚鈍さんが嫌いだから無視、嫌だから仲良くしないという事ではありません」

「じゃあ仲良くすりゃいいじゃん!って話ですけど、今の中途半端な状態で手を差し伸べたくないんです。Dさんが私にそうしてくれたように、愚鈍さん自身に良い結果を出して欲しいから待ちたいんです。愚鈍さんにも考えて気付いて欲しいんです」

Eさんは黙って最後まで聞いてくれた。帰りになってEさんが、ポツリポツリと語った。

Eさん「私、みかやんみたいに他人のことで一生懸命になれないもん。だって私、ココでまだたった2年だよ。それなのに突然一番上になって…。一度ココを10日ぐらい辞めて、また一番下に入れてもらおうかな?って本気で考えたぐらいだもん!みかやんがDさんや愚鈍さんのことを真剣に考えてる間にだよ…」

みかやん「そんなぁ!何をおっしゃるやら!」

Eさん「みかやんは他所じゃリーダーやら責任者だったから、気も回るしいろんな角度から他人のことを考えられるんだろうけど、私はまだ自分のことだけで精一杯だもの、他人をどうこうなんてまで思えない!」

みかやん「逆に私は職場だけ上辺だけの付き合いの方が距離が掴めなくて苦手なんです。縁があって未熟な者同士が引き合わされたB班だと思うんですよ。みんなで少しずつ成長出来ればいいんじゃないですかねぇ、って私も最近気付きました。私が一番大きく逞しく成長しなきゃなんないんだろうなぁって」

Eさん「みかやんも居るし私ももう少し頑張ってみようかな?」

みかやん「そうですよ!私は頼りないですし生意気ですけどココには居座りますから」

言いたいことを言いきって、物凄くお腹が空いた。相変わらずの迷走ぶりだけど、それでも前進出来れば幸いだ。
11:30-18:00 本メイク2部屋+クイックメイク15部屋

今日はTさん(同い年・ホテルC出身)と愚鈍さん、Zさん(20代後半・ZARD似)と私の勤務。Zさんと二人で組むのは初めてだ。

私あたりは、どんな人ともすぐ打ち解けられる気さくなオバサンと思われがちだけど、実はそうでもない。若くてイケテる男性上司&先輩と、若くて奇麗な後輩女子は、どうも慣れるまでに物凄く時間が掛かる。

Zさんは若く美しく今時の華奢な体型で、見た目の奇麗さに圧倒されてしまい、私はますます緊張していた。

しかもZさんたら、近くで見れば見るほど、細おもてに若い頃の森尾由美を思わせるような大きく愛らしい瞳に、狭い肩幅に、その中に内臓全部入ってるんですか?と聞きたくなるような細いウエストに、細くて長〜い手足。

顔も身体もパーツが全て今時仕様で、こーゆー子を見てると、あたしゃ原始人かい?と思えてくる。

哀しくなるほど萎えながらも、Zさんにカレシさんの話や結婚の話を振ってみると、とても素直に愛想良く笑顔で答えてくれて・・・そんな眩しい笑顔を見せつけられたら、オバサンますます困っちゃうから。

いやぁ〜トシとったわぁ私。

昼休みは何も知らないZさんに、愚鈍さんが凄い勢いでにじり寄って行った。休憩室の隅に安座していたZさんのすぐ横10センチぐらいの所に愚鈍さんが腰を下ろし「久しぶりだね」と声を掛けたが、その距離の近さに驚いたのかZさんは「そうですね」ぐらいに答えてケータイいぢりに逃げたようだ。

確かヒトには他人に侵されたくない物理的なテリトリーが有って、それをパーソナルスペースとかって言うんだったよね。

愚鈍さんはZさんに話しかけるのを諦めて、Zさんのすぐ横で読書を始めたようだけど、私がZさんだったとしたら、広い休憩室の中で親しくもない40近いオバサンがわざわざ自分のすぐ横ににじり寄ってきたら、意味が分からないしキモいしドン引きすると思う。

満員電車じゃないんだからさ。

私がZさんだったら間違いなく「ちょっと!何?おばちゃん、近過ぎるよ!」と思う筈だ。端から見ても、不自然で不可解なZさんと愚鈍さんの距離。こりゃたまらん。

女もオバになればなるほど、他者に侵入されると不快になる領域にズカズカと入り込んでしまうらしい。私は特に(若い男の子には)スキンシップ派なので気をつけよう。

今日も思わぬシーンで思わぬ勉強をさせて頂きましたわ。愚鈍さん、ありがとう。

見た目も気持ちも美しいZさんと組んで、こんな日にハシタナイ部屋や下品な部屋、エロい部屋やグロい部屋に当たったら必要以上に照れてしまいそうで、おばさんまた困っちゃう!と思っていたけど、幸いそのような部屋には当たらなかった。
11:30-18:30 クイックメイク15部屋+トイレ&洗面係のみ6部屋+リネン折り+セットバック上げ+ポーチ作り

今日は、Eさん(50代後半・高見沢俊彦似)と愚鈍さんが早番、Tさん(同い年・ホテルC出身)とYさん(50代前半・スナックのママ)、Sさん(10代後半・初バイト)と私が遅番の勤務。

相方のSさんが早出してセットをして回ることになり、私はTさん&Yさん小隊でトイレ&洗面係をして回り、Sさんとは12時半に合流した。

Sさんは「うち”30分セットして”って言われて、早出して頑張ってセットしたのに、こんな時間になって、ようやく普通にベッドメイク出来ると思ったら、最上階からスタートなんて酷い!騙されたー!」とボヤいていた。

なだめすかしてベッドメイクをして、その部屋を出ようとモニターを見たら、奥の部屋が”退室マーク”になったので、玄関で待機した。今、私達がその部屋を出たら、奥から出てきたカップルとはち合わせになってしまう。

Sさんはお客さんと遭遇してしまうのを誰より嫌がる人なので、じっと待った。

奥の部屋のカップルも、そろそろエレベーターで階下へ降りた頃だろうと、玄関のドアを開けたら、奥の部屋の前でカップルが抱き合ってチューらしきことをしてるのが見えたので、慌てて玄関の戸を閉めた。

Sさん「もーー(怒)!信じらんない!どうして部屋で済ませて出て来ないんだか!どんな人ですか!」

みかやん「よく見えなかったけど、オッサンとオバハンかなぁ?」

Sさん「もーー(怒)!若くもないのに、何やってんだか!最悪!」

お陰でSさん、ますますご機嫌斜め。

昼休み明けすぐに掃除部屋が無くなり、階下で作業をしながら待機する形で、部屋が空いたら階下へ降りた順に出動するというパターンになった。

テンション丸下がりなSさんと私は、ろくな部屋に当たらず萎え萎えな中、やっとの思いで階下へ降りたら”セットバック上げ”という作業をするよう言われ、息つくヒマもなく重いセットバックをエレベーターに積み、各階の所定の場所へ運んだ。

このころSさんは「もーー(泣)!うちもみんなみたいに座って作業したい!」と泣きが入っていた。セットバック上げを終え、階下でようやく席についたら、部屋が空いた。当然、先に階下へ降りていたTさん&Yさんチームが出動するもんだと思っていたら、Sさんと私が出動することになった。

するとSさんは、Yさんの横に積んであった段ボールをボコッ!と蹴ってから、ぶんむくれてエレベーターへ向かったではないか。私は「こ、これっ!蹴らないよ!モノにあたらないの!」と言いながら慌ててSさんを追いかけた。

部屋についてからもSさんは大暴れで、物凄い音を立てながら凄い勢いで風呂掃除を始めたので、セットに来ていたX君にすがった。

みかやん「X君!助けて!Sさんがブチギレて暴れてるの!怖い!」

X君「カルシウムが足りないんすか…ねぇ(滝汗)」

みかやん「帰りに牛乳でも飲ませるね」

これほどの怒りを露にしたSさんを初めて見たので、そりゃあ驚いた。階下へ降りるとTさんとYさんが「ごめんなさい。さっきは間違えて」「すみません。勘違いして」と狼狽えまくりだった。

後で「姐さんがた、うちの若いのがブチギレてしまって、気を遣わせてスミマセン」とフォローしたけど、TさんもYさんも震え上がっていたに違いない。

今日、最後の部屋でベッドを組んでいたら…。

みかやん「床に何かチクチクするモノが落ちてる気がするんだけど、この期に及んでコーヒーじゃないよね?」

Sさん「えーーーっ(怒)?」

二人で床を確認すると、コーヒーではなくて砂利のようで、靴跡も見つかり、お客さんが土足で部屋を闊歩していたことに気付いて、悲しいほど完全に萎えた。

みかやん「信じらんない。何の為に玄関が有ってスリッパが有るんだか」

Sさん「外人じゃないんだから」

みかやん「”欧米か?”って突っ込む気力も無いわ」

Sさん「あはは!うち、タカトシ好き♪」

みかやん「あ!じゃあエプロンの下はライオンの絵のTシャツ?」

Sさん「違うけど(笑)うち、タカが好き♪」

やっとSさんが笑った。帰りは、さすがにSさんもシュンとして「うち、怒ってると思われてるから先に帰ります。キレてないし、段ボールも蹴ってませんから」と言って帰って行った。

やれやれ。年頃の子は難しい。
11:15-18:30 クイックメイク22部屋+リネン折り+セットバック作り

今日は、Eさん(50代後半・高見沢俊彦似)とSさん(10代後半・初バイト)、Tさん(同い年・ホテルC出身)Zさん(20代後半・ZARD似)が早番、Yさん(50代前半・スナックのママ)と私が遅番の勤務。

いつもなら土曜日と日曜日なら断然日曜日の方が忙しいのに、出動時からとんでもなく忙しい土曜日だった。社員さんも総出で点検して回ったり、風呂掃除をして回って下さったりで有り得ない緊迫感が漂い、私も精神的に焦って滝汗状態だった。

嗚呼それなのに…Yさんたら普段どおりヘラヘラと喋り倒して緊張感まるでナシ。さすがに萎えて「少し売り部屋が出来るまで(喋らないで)頑張ろう」と提案してみたら、Yさんはウザいテンション(某レミ風)の独り言攻撃に切り替えてきた。

これじゃEさんに「いい加減にしなさい!うるさいわ!」と怒鳴られても仕方ないのかも。少しはこの場の空気を読んでほしい。

仕方ないので、私の風呂係の後にYさんの玄関係と部屋の床拭きを手伝い、私の部屋係の後にYさんのトイレ係と洗面の床拭きを手伝って回った。

Yさん「やだぁ!みかやん、早〜い〜!私、パニックになっちゃう〜!」

みかやん「社員さんまでお出ましなんだもの、今はみんながパニックになってると思うよ。だから私も(喋ってる)余裕無いから」

Yさん「あ…そうなんだ…」

ようやくお分かり頂けたようだ(萎)

昼休みは退職したWさんが休憩室に来ていた。遠距離恋愛を続けていたWさんだが、明日から内地で彼氏さんとの生活が始まる。今がWさんにとって一番楽しくて充実してる頃なんだろうね。若いっていいなぁ。まぶしいなぁ。Wさん、お幸せに。

休憩明けに出動する時、フロントX君が先にエレベーター待ちをしていて、X君は両手でお盆を持ち、出前のフードを運ぶ途中だった。

ニヤリッ。

私はここぞ!とばかりに「あら〜ん、Xく〜ん。お疲れ様〜」と言いながら、X君の首や腋の下や脇腹をくすぐった。

みかやん「ねぇ!今、膝カックンしたら怒る?」

X君「や…たっ、耐える」

みかやん「じゃ、やってみよっかなぁ〜?」

って、あたしゃドSかい?束の間のX君いぢりだった。

帰りは「お話を聞かせて欲しいんです」とYさんに引き止められた。先日の夕方、YさんはEさんに「いい加減にしなさい!うるさいわ!」と怒鳴られたが、その日の昼から急にEさんの機嫌が悪くなった事が気がかりなので、知っていたら話して欲しいとの事だ。

EさんがYさんを中傷していた事はひた隠しにして、「先輩達を相手に指図のような発言は控えて欲しい」と「相方に甘えず、まずは責任を持って自分の仕事は自分でしようという気持ちでいて欲しい」ということを言葉を選んで遠回しに伝えた。

するとYさんは「うわあああああぁん!」と子供のように泣き出した。私は唖然、呆然、愕然、つーかもうタジタジになった。

Yさん「ごめんなさい。こう見えて気は強くないの」

みかやん「や…ごめんなさい。こう見えて私、気が強くて…」

Yさん「みかやんは悪くないの。そんな明確な理由があって怒ってたなら、あの日の昼に私に言って欲しかったのに。うるさい!ってだけじゃなくて他に理由があって昼から怒ってたんだと思ってたけど、私はそんなつもりじゃなくて(泣)」

みかやん「知らないフリをするべきだったかも知れないけど、そんなつもりじゃないのを分かってるから話したんだし、Yさんは言えば理解してくれる人だと思って」

Yさん「教えて下さってありがとうございます。自分では気付かないことでEさんを怒らせてしまっていたので、今後は気をつけます」

みかやん「私のことも遠慮なく言ってね。縁が有って集まったメンバーなんだろうし、みんな仲良く気分良く働けたらいいな♪って思ってるから」

Yさん「私はみかやんが人一倍、そーゆー気持ちが強い人だと分かってますから。だからみかやんにお尋ねしたんです。愚鈍さんのことも人一倍気にかけてるのも私は分かってますから」

みかやん「ありがとう。じゃ、もう泣かないで(汗)」

昼間のテンションはそーゆーことだったのね。私は私でYさんの二度の「私は 分かってますから」という発言が気になった。分かってない人が居るってことだ。はは〜ん、なるほどね。近いうちに誤解を解かねばなりますまい。
ラブホ303日目:子守り
11:30-18:00 本メイク1部屋+クイックメイク19部屋+ベッドのみ1

今日はCさん(60代前半・元看護師)と愚鈍さん、Sさん(10代後半・初バイト)と私の勤務。

木曜には珍しくSさんと私は最上階のクイックメイクスタートになったのは良いとして、そうじゃなくても手強い最上階がどの部屋も荒らされ放題だった。セット(ハガシ)に入ったフロント補助係も大変だったと思う。

コーヒー皿で得体の知れないグロいモノを食べてドロドロにしてたり、勝手にトイレに土を撒いてる!と思ったら湿ったコーヒーカスだったり、風呂の排水溝の上にタバコの吸い殻十数本を捨てて勝手に消火活動をしていたり…。

みかやん「なんか今日って変な部屋にばっかり当たるよね」

Sさん「うち、もう疲れた!さっきだってトイレがウン○でコッテコテで、頑固で頑固で取れないんだもん!」

みかやん「さっきはコーヒーカップに冷たい飲み物を注いで、そこへお湯じゃなきゃ溶けない妖し気な粉を混ぜようとした人が居たらしくて、カップもスプーンもベタベタのコッテコテさ」

Sさん「今日、ホント何か変!」

みかやん「ホントに何のおまじないなのか儀式なのか意味分かんないワ」

Sさん「うち…この部屋…特に…何か怖いし」

みかやん「ちょっと!こ、怖いこと言わないでよ〜(ビビリ)。私もさっきからそう思ってたよ。ダメだ!怖い!逃げよう!」

先を争う様にその部屋を飛び出て、下の階へ逃げた。最上階は昼間でも薄暗くて不気味な時がある。

下の階へ降りて安心していたのに、滞り無くベッドメイクを済ませて部屋を出ようとしたら、突然モニターの画面がブチッ!と消えて真っ暗になり、大音量で有線放送が流れだした。

Sさん&みかやん「ぎゃーーーーっ!」

この時ばかりは二人してマキシマムザホルモン級の大騒ぎをしながらも、大急ぎでSさんは有線の音量を下げ、私はモニターのリモコンを探してモニターの画面を戻した。

私だって心臓が痛いぐらいバクバクだし、以前もSさんと二人で部屋の毛拾いをしていた時に、勝手にジェットバスのスイッチが入って飛び上がって驚いた事があったのを思い出して本気で怖かったけど、何事も無かったかのように隣の部屋へ移動した(今、思えばかなり不自然)。

幸い、隣の部屋は明るくこじんまりとしていて、しかも部屋全体が奇麗に使われていたので、今度こそ一安心だと思った。「お客さん、ありがとう!」と心から思ったその時、トイレの汚物入れに血まみれの海綿が入っているのを発見した(画像参照)。

「そっか。デリヘル嬢さんが使った部屋だから奇麗なんだ。ありがとう。助かります」と思いながら海綿を捨てようとしたら、Sさんが「なんですか?それ!うわぁ!血じゃないですかっ!うち今日もう、そーゆーのイヤ!」と、また騒ぎ出そうとした。

これは以前にその筋の方から直々に教えて頂いたので「いやいや、お嬢さん!それは多分こーゆーことよ」→ http://www.tinkle.co.jp/spot/tools/01.html と説明すると、Sさんは「へえぇ。うち初めて知りました」と落ち着きを取り戻した。

この手の話を逆に私がSさんに教わったりしたら、それはそれで怖いから。つーか、やるな!私。Sさんの子守りも巧くなったもんだ(自画自賛)。

17時過ぎ、さすがに疲れてきた。Sさんも壊れてくる時間帯だ。私が床の毛と格闘していると、Sさんが風呂係を終えて部屋に来た。

みかやん「ごめん。ちょっと待っててね。毛だらけで…」

Sさん「いつも待たされてるからいいです」

みかやん「(ぶっちゃ毛、逆だけど)Sちゃん、そんな風に思ってたんだ。ごめん」

Sさん「ぎゃーーーっ!間違った!違う!ごめんなさい!どーしよー!逆です逆!うちがいつも待たされてて…」

みかやん「いつもお待たせして申し訳ありません(笑)」

Sさん「ぎゃーーーっ!また間違った!すみません!ごめんなさい!うちがみかやんをいつもお待たせしてるのに!すみません!ごめんなさい!どーしよーーっ!うち、もうダメ!死にたいっ!」

結局はマキシマムザホルモン級の大騒ぎになった。Sさんの子守りはまだまだ難しい。
11:30-18:00 本メイク4部屋+クイックメイク10部屋

今日は、Sさん(10代後半・初バイト)とYさん(50代前半・スナックのママ)、Eさん(50代後半・高見沢俊彦似)と私の勤務。部屋に入ったとたん、Eさんが話を始めた。

Eさん「私、昨日、ブチギレちゃったの!」

みかやん「仕方ないですよ。アレ(愚鈍さん)は精神科医じゃなければ手に負えないレベルですから。他人を怒らせるのが生き甲斐なんじゃないんですか?私達が変わらなければ同じ事の繰り返しですよ」

Eさん「違うの!愚鈍さんじゃなくて、Yさんにキレたの!」

昨日は、EさんとCさんとYさんとの三人勤務で、YさんがCさんに「電話して!早くフロントへ電話!」と指図したり、Yさんが得意の実況中継を始めたりで、ウザくてEさんは昼からムカついていたそうだ。

夕方になって、YさんとCさんが仲良しなだけに、Yさんが平野レ○のテンションで騒ぎだし、Eさんが「いい加減にしなさい!うるさいわ!」とブチギレたって話。

Eさん「辞めたBさんにソックリだわ。偉そうに指図してさ。ココはスナックYじゃないでしょ!自分の店だけ切り盛りしてくれればいいの!あの人はココじゃぺーぺーなんだから!何様さ?」

みかやん「CさんやSさんには言い易いんじゃないんですか?私には遠回しに”やってくれ”と迫ってくるんですけど、私あたりは気付かないフリしてYさん本人にやって貰えるようにしてますから」

Eさん「そうそう!自分の仕事を他人に仕向けるのが得意なの!自分だけが大変だみたいになって、甘えるんじゃないわよ!って感じだもの。Cさんには露骨に指図してるんだから。私やみかやんには指図しないだろうけど…。だって私とみかやんはトゲが有るから」

Eさん&みかやん「あーはっはっは!(苦笑)」

みかやん「トゲって言うか、私あたりは猛毒を持ってますからね」

Eさん&みかやん「あーはっはっは!(お互い否定はしない・苦笑)」

Eさん「自分の店とココと頭を切り替えて貰わないと困るわ!私達はスナックYの女の子じゃないもの!スナックのママってのも潰しが利かなくて困ったもんだわ。黙ってスナックのママやってればいいのに!ココに来たら、人に頼ったり指図しないで黙って自分の仕事をして欲しいって!」

みかやん「愚鈍さんより全然いいじゃないですか。言えば”すみません”って改めてくれるし、逆ギレしたり他人を引き合いに出して切り抜けようとしたり喧嘩売られたりしませんもの」

Eさん「や、そうだけど…」

Eさんの中では、かつての天敵・BさんとYさんのキャラが被るらしい。

けどYさんは、愚鈍さんのように仕事の面で他人に迷惑をかけながらも頑固に独自のやり方を貫いたり、生ズルく相手を見て仕事のやり方を変えたり、後輩には口うるさく注意する事を先輩の前ではバカなフリをして自分はやらないということは無いもの。

実況中継や平野○ミみたいな性格云々はお互い様だし、Yさんが他人に依存したり指図したりせず、きっちりと自分の仕事をしてくれるようになればモンクは無いんだから、そうなって貰えるようにしましょうよ。

愚鈍さんは残念ながら手遅れというか手の施しようが無いけど、Yさんはまだ充分間に合うし大人だしバカじゃないもの。

わたくし、実働300日にして、好きで長く続けてる仕事だから、この仕事を通して人間として成長していきたいと思っていたことを思い出しましたわ。私も及ばずながらEさんの手足となって頑張りますので、どうかEさんも無駄にブチギレず堪えて下さいまし。

いざ!となったら、お互い棘や毒を持っているんですから(苦笑)

昼休みはSさんが「前の去年!前の去年!」と、何やらじれったそうに騒いでいた。

みかやん「前の去年って、もしかして一昨年のこと?」

Sさん「あーっ!それ!オトトシ!そー言いたかった!」

みかやん「”対人”の時は補足要らないって言ったのに。親切に名倉(タイ人系)まで出して説明したのにさ」

Sさん「”一昨年”はたまたまド忘れしたんです!もーっ!(笑)」

みかやん「一昨年を知ってる人は結露を”ロケツ”なんて言わないもん。”露尻”じゃないんだから」

Sさん「あれはたまたま言い間違ったんです!もーーっ!(笑)」

みかやん「わかりましたよ。ウシ君」

Sさん「うちはウシ君じゃないです!カエル君!」

ココは煮詰まり易い職場なので、こーゆー子も居ないと困る(笑)
11:30-18:30 クイックメイク17部屋+ベッドのみ1+リネン折り+廊下掃除

今日は、Eさん(50代後半・高見沢俊彦似)とZさん(20代後半・ZARD似)が早番、Tさん(同い年・ホテルC出身)とWさん(20代半ば・ビジネスホテル出身)、愚鈍さんと私が遅番の勤務。

愚鈍さんと二人で組むのは10月30日以来で、実に40日ぶりだ。クジ引きだから仕方ない。こんな日は、たまたま会った時のX君いぢりが救いだったりする。

掃除待ちの部屋が無くなり、階下へ降りようとしたらコンテナの上げ下ろしで業務用エレベーターが使用出来ず、ベッドメイク係一同とX君で客用エレベーターに乗った。

やっと階下へ降りたら作業室への入口がコンテナで詰まっていたので入室の順番待ちになった。後に並んでいたX君が私の前に横入りをして、私が最後尾になったらX君がズルい顔で笑いながら、無言で悪戯っ子みたいな目を私の後に向けたので見てみると…。

お客さんがこちらへ向かって来るところじゃないかっ!早く作業室へ入らなければ!

ヒソヒソ声で「(ちょ、ちょっとぉ!酷いじゃん!は、早く!)」とX君の背中を押した。私がいぢられてどーする。エレベーターの中じゃドサクサに紛れて私の足を蹴ったし…全くもう(怒)!でも可愛いから許す♪

浴室から出る時の段差にフラついたり、休憩室で立ち上がる時によろめいたり、ベッドを組みながら腰や膝の痛みを堪えていたりで、先が思いやられるほどお爺ちゃん臭いX君だけど(笑)、やっぱりやんちゃな若者なのよね。可愛いわぁ。

帰り際、Wさんのバイト最終日だったので、客用玄関で熱い抱擁をしてお別れした。ラブホの玄関先で女同士が抱き合ってたら、どう見てもビアンな二人だよね…。DさんとWさんと私の三人の飲み会は、いつか必ず実現させようね♪

-----今日はここまで-----
後はチラシの裏で充分なメモなのでスルーってことで。愚鈍さんと組んだ日はろくなことが書けないってことです。


一方、可愛くないからどうでもいい人(愚鈍さん)は、ドスドスと無駄に走り回り、風呂係になればドンドンガラガラガッシャン、部屋係になればガチャガチャズルズルドタンバタンと効果音もフル活用で激しく作業してるようなのは前回までと同じだけど・・・。

派手に走り回ったり大暴れしてる割に全然仕事が捗ってない!

ちょっとそれどーなっちゃってるの?ええ?それこそ退職直前のフロントH君みたいで怖いから勘弁して!って感じなんすけど。

暫くしてフロント渦巻き君がセット中の部屋へ入った。

渦巻き君「こないだ愚鈍さんが風呂係で私が点検をした露天風呂付きの風呂で、使用済みスキンが発見されたそうなんです。後で愚鈍さんも社員さんに注意されると思いますんで…」

愚鈍さん「分かりました」

渦巻き君「・・・・・」

「分かりました」って何でそう事務的なんだか。つーか、自分の非は認めない人だから仕方ないの?それじゃ渦巻き君一人が悪いみたいじゃん。

結局、私がコソコソと「渦巻き君、申し訳ない。みんなにも気をつけるよう言っとくから」とフォローする羽目に・・・。愚鈍さんたらまるで他人事なんだもの。その手のミスはメイク係とフロント係と一丸となって防ごうよ。全てはお客様の為だよね?その為の連携だよね?

普通であれば・・・。

渦巻き君「かくかくしかじか、社員さんに注意されると思いますんで…」

愚鈍さん「すみませんでした。私、見落としてしまいました」

渦巻き君「いえいえ、私も見落としたんで…。今度はお互い気をつけましょう!」

愚鈍さん「はいっ!」

輝く瞳…湧き上がる意欲…高まる志気…強まる連帯感…嗚呼!勤労って素晴らしい!となる思うんだけどさ。そうでもないか。

このことを境に、愚鈍さんの仕事が一段と遅くなった。こんな人に一日中、時間のことで責められたんじゃYさんもノイローゼになりそうにもなるわな。

愚鈍さん、今日も勉強になりました。ありがとうございました。
ラブホ300日目:鎌蔵
11:30-18:30 クイックメイク18部屋+リネン折り

今日は、Eさん(50代後半・高見沢俊彦似)とTさん(同い年・ホテルC出身)、Sさん(10代後半・初バイト)とZさん(20代後半・ZARD似)が早番、Wさん(20代半ば・ビジネスホテル出身)と私が遅番の勤務。

Wさんと組むのも久しぶりなんで喜んでいたのに、最上階からのスタートになった。最上階は無駄に広い部屋やら厄介な部屋が多くて、忙しい日に最上階地獄(最上階から抜け出せない状態)に陥ると、気持ちばかりが焦って空回りして、それだけで萎えてしまうことも有る。

Wさんが愛くるしい顔で微笑んでいてくれるので癒されたけど、DさんとWさんと三人でエロ話に花を咲かせていた楽しかった日々が、もう随分昔のことのように思えて、何だか物悲しくなってしまった。

一番話しの合うDさんが退職し、もうすぐWさんも退職してしまう。頼みの綱のX君はすれ違いのフロント係になってしまったし、あたしゃ寂しくて仕方ない。久々に、飲んだくれたい!泥酔して乱れたい!…いや、泥酔して眠りたい気分になった。

結局、最上階地獄に陥り、焦って部屋の中を走っていたら、足の裏に何かがチクッと刺さった(画像参照)。物知らずな私は「こんな所にミントガムなんか落としておくんじゃないわよ!」と心の中でつぶやいて、拾ってポケットに入れて作業続行。

ここは最上階。浴槽にお湯が入ったままの風呂に当たろうと、ポットにお湯が入ったままの部屋に当たろうと、新しい枕カバーが用意されてない部屋に当たろうと、モンクを言ってるヒマはない(結局、言ってる)。

休憩に入る少し前に最上階脱出に成功し、やれやれと休憩に入った。食後にベッドメイク7つ道具の入ったエプロンのポケットを整理中、さっきゴミとして拾ったミントガムが出てきたので捨てようとしたら、裏に「kamagra」と書いてあるではないか。

いかにも…な妖しい名前だ。”釜蔵”や”鎌倉”であるワケがない。

向学に燃える私は早速ケータイで調べ「カマグラはバイアグラのジェネリック版で、成分などに違いはなく、より安価でお得です」と情報をゲット!安価といっても1シート4錠で2000円前後ってことは、これ1錠で500円なのね。

へえぇ!と納得した後、一人でニヤリッとしたが深い意味は無い。

夕方、Wさんと私は再び最上階地獄に陥り、最上階のと或る部屋でWさんが「みかやん!ホラ!またアレですよ、アレ!アレ!」と壁面に取り付けられた鏡を指差した。

鏡の下には手や腕が乗せられるような台も取り付けられていて、鏡には髪や顔が擦り付けられた皮脂がついていた。「あぁ!”アレ”ねぇ!アレだよね!アレ!」。

3ヶ月ほど前にもWさんと同じ光景を目にした。この鏡がきっかけでWさんともエロ話に花を咲かせるようになったんだった。何だか無性に懐かしい。

3ヶ月前の話がコレ→ http://diarynote.jp/d/26700/20060917.html

こんなモノでも私にとっては”想い出の鏡”になるんだろうね。ヒトサマの顔や髪の皮脂を拭きとりながら「Dさん、どうしてるかなぁ?Wさん、元気かなぁ?」って思い出して、一人でショボーンとなるんだろうね。

いやいや、他人の立ちバックの跡を見て、感傷的になったり泣き崩れたりする私は、傍目にはかなり怖いっつーかイタいっつーかヤバいだろうさ。

今度この現場に遭遇する頃には、またDさんやWさんみたいな素敵な仲間に恵まれていればいいな・・・。

Wさんとの最後のペアは最上階に始まり、最上階で終わった。18時半に階下へ降りると、誰かがテーブルに突っ伏してダウンしていた。恐る恐る顔を覗き込むと18時で帰った筈のSさんだった。

「うち今日は全然ダメで、疲れて疲れて…。もうホント無理!疲れた。だって◎▲&%#¥×…(相変わらず意味不明)」と言うSさんにジュースを飲ませて保護して帰った。これからはSさんの活躍に期待特大だ。
11:30-18:00 本メイク7部屋+クイックメイク7部屋+ベッドのみ2

今日は、Cさん(60代前半・元看護師)と愚鈍さん、Sさん(10代後半・初バイト)と私の勤務。

久しぶりにCさんに会ったら相変わらず元気そうで「わち、ケータイのメーカー変えてきたんだの(機種変)。なんも簡単だったよ。9千円のケータイだけど、ポイント貯まってたから千円で済んだんだの」と、ポイントを「点数」とは言わなかった。進歩したねぇ、Cさん(感涙)。

Sさんと私は、セットに入るフロント渦巻き君と一緒に露天風呂付きの部屋へ入りクイックメイクをしてから、階を移動して本メイクをするよう社員さんに言われ、三人で部屋へ入ったら酒臭くて思わず咽せた。

部屋中、食べ散らかしのゴミの山と缶チューハイの缶の山だった。お客さん何人で来たの?何泊したの?って感じの”たった二人で大宴会”状態だ。

「缶チューハイ、大人買いだよ」とか「こんなに飲んで出来たのかい?」と言いながら、渦巻き君のゴミ集めと空き缶集めを手伝って、ようやくベッドを組み始めたら、社員さんが来て「この部屋、どうせ売れないんだったんで、ベッド組んだら移動して本メイクを初めて下さい」との事だった。

言われるままベッドを組み終えて、その部屋を出たけどSさんと私は「何で?」と思っていた。丁度、渦巻き君も階を移動してきたので聞いてみた。

みかやん「さっきの部屋”どうせ売れない”って何?」

渦巻き君「あぁ、ガラス割られちゃって酷い事になってたんですよ」

みかやん「あんなに飲んだら、酔ってガラスも割るよね」

Sさん「うちなら歩けない!無理っ!何でこんな所であんなに飲むのか信じらんないもん!」

みかやん「お客さんも歩けなかったんだろうさ。ガラス割って怪我でもしたら笑えないからね。何しに来たんだか…」

軽く萎えながら本メイク開始。

Sさん「はあぁ。今度どんな人が入ってくるのか、うち怖くて…」

みかやん「大丈夫!愚鈍さんより怖い人なんか居ないから」

Sさん「や、そうだけど…あ!」

みかやん「みーんなに気を遣って神経擦り減らすことないからね。Sちゃんはこの際、対人関係を絞った方がいいよ。あ、対人って言うのは名倉潤みたいな人とかインドネシア人とかカンボジア人の仲間じゃなくて」

Sさん「分かりますよ!もーーっ(笑)!”対”と”人”って書くんですよね」

みかやん「その場合の”対”は”タイ”ってカタカナじゃなくてね」

Sさん「補足要りませんから!もーーっ(笑)!通じてますって!」

みかやん「この際、Eさん、Cさん、Yさん、愚鈍さん、私のオバ連に気を遣う必要ないから、愚鈍さんより後輩になる若い人に気を遣ってあげて。きっと大変だと思うから」

Sさん「や、でも・・・」

みかやん「大丈夫!オバ連は図太いし逞しいし、Sちゃんのことよく分かってるし。そんで、無理な時はちゃんと”うち無理っ!出来ませんだよ!”って言うんだよ」

Sさん「はい。分かりま…”出来ませんだよ”って言わないもん!それ日本語間違ってるし!もーーっ(笑)!」

みかやん「はいはい。じゃ頑張りましょう!牛くん!」

Sさん「うちはウシ君じゃないし!」

なんだかんだ言っても、あたしゃSさんを頼りにしてるからね。

今日、最後の風呂係はパッと見、風呂パス風だった。「やたっ!風呂ラッキーかも?」と喜んだのも束の間、浴室の隅に牛レバーのような血の塊が落ちて生乾きになっていた。ま、いいか。今日は久しぶりに気分がいい。
11:30-18:00 本メイク4部屋+クイックメイク9部屋+ベッドのみ1

今日は、Eさん(50代後半・高見沢俊彦似)とSさん(10代後半・初バイト)、Yさん(50代前半・スナックのママ)と私の勤務。早速、Yさんが愚鈍さんの話を振ってきた。

Yさん「私ね、愚鈍さんについてはCさんと全く同意見だわ」

みかやん「Cさんのどんな意見?(ゴロツキ?)」

Yさん「愚鈍さんてやっぱり、知○遅れだと思うの!みかやんは若いから知らないと思うけど、昔はあーゆーの”ハチブ”って言ったものよ」

みかやん「ハチブ?村八分のハチブ?若いから(嘘)分かんな〜い」

Yさん「村八分じゃなくて、普通の人が10に対して8だから”ちょっと足りない”って意味なの」

みかやん「へえぇ…って、最初から特別枠で入ってきて会社から”頼みます”とか言われてるんなら目もつぶるけど、普通に一般枠で入ってきた人がアレじゃ、うちらどーすりゃいいの?Cさんみたいな看護や介護の知識も無いよ」

Yさん「そーなのよ!ココはそーゆー施設じゃないし専門のスタッフも居るわけじゃないからねぇ。Cさん専属ってわけにもいかないだろうし」

みかやん「前にココに、あれ?この子、知○遅れなの?って子が居て、でもその子は統合失調症で入院歴の有る子だったの。結局どんどん様子が変になって、社員さんに話そうか、親御さんへ連絡しようかって思ってるうちに、統合失調症で再入院することになって退職したって事も有ったから」

Yさん「うわーっ!愚鈍さんもそっちだわ!普通じゃないもの!何かに取り憑かれたようにグダグダ言ってるし、どんどん見た目もアブナくなってるもんね。髪とかしてるの?って感じだし。グダグダ言ってる間は私の目を見てないの!正直言って怖い時もあったもの!」

Yさん「それでもCさんが愚鈍さんを”あの子はハチブだから”って言うから、そーかな?とも思ったけど、アレじゃ単にハチブじゃないもね!ちょっと!どーしよー!」

みかやん「滅多なことは言えないし、ココに診たてられる人も居ないし」

Yさん「言えない言えない!でも分かったわ!最初の頃より随分タチ悪くなったと思ってたけど、悪化してるんだわ!病気が進行してるんだわ!」

Yさんはまた声を嗄らして大騒ぎだった。

私は何だか萎えながら風呂掃除をしていて、窓から外のベランダへ水切りワイパーを落としてしまった。窓はスマートな人がようやく出られるぐらいしか開かないし、外へ出るのは簡単でも、中に入ってくる時が大変だ。

するとYさんが「任せて!私、こー見えて身軽なの」と、ベランダへ出てワイパーを拾ってくれた。部屋へ入る時に「どこでもつかまってね」と手を差し出したが、Yさんは「大丈夫!」と言って、どこにもつかまらずに足だけでヒョイと部屋へ入ってきた。

あまりにも華麗な技に唖然とした。それはもう軽業師か中国雑技団のようで、とても50代の身のこなしではなかった。Cさんは汚物担当、Yさんは雑技担当、うちの50代60代は頼もしい!

さすがのYさんも17時を過ぎるとお疲れのようで、一段と声は嗄れ、私の話にも「なぁ!」と相づちを打ったりして「オッサン来た!」と言って笑ってた。

そしてまた風呂から「いやああぁんっ!」というYさんの野太い声。「ちょっとぉ!またスキン有ったのぉ!」とボヤいてたけど、前回と同様に「いやああぁんっ!」がゲイのオッサン風だったから、笑えて仕方なかった。

使用済みスキンを発見する度に「いやああぁんっ!」と叫ぶYさんはとても可愛らしいんだけど、声が…ね(笑)。

ゴロツキ語録

2006年12月4日 らぶほ2
Cさんから電話がきた。内容は他でもない愚鈍さんのことだ。休みの日にまで愚鈍さんの話は聞きたくないが、Cさんとは11月20日に会ったきり7日まで会えないし、7日は愚鈍さんも出番なので仕方ないといえば仕方ない。

Cさん「愚鈍さんに”アンタ、Dさんとモメたんだってね”って聞いたら、何て答えたと思う?”まだ言ってんの?”だとさ!Dさんを怒らせておいて、あのバカだらどーもなんないわ!」

みかやん「つーか、さすがだね」

Cさん「そして”Dさんを怒らせちゃったけど、喧嘩したわけじゃないから”だとさ。わちも意味分かんないもね!どーゆーの?」

みかやん「わちも精神科医じゃないから分かんないわ」

Cさん「愚鈍さんだら、取っ組み合いの喧嘩になって怪我でも負わせない限り、怒らせても謝らなくていいって腹だのかい?それだらただのゴロツキだべさ」

みかやん「ゴロツキって(笑)。順番に全員を怒らせて何が楽しいんだか。今はYさんに順番が回ってるみたいだよ。愚鈍さんはもう誰にも止められないわ」

Cさん「したら今日の帰り、愚鈍さんがわちを追いかけてきて”そこまで一緒に帰ろう”だとさ。ほれ、最近だらSさんにも避けられてるから、わちの所に来たんだべさ。今日はわちとSさんと愚鈍さんの三人勤務だもの。何の用かと思ったら”私も辞めようかと思って”だとさ」

Cさん「ひゃははは!こないだみんなで”本当に辞める人は黙って辞めるよね”って言ってたって話を聞いたばかりだったから、わちも可笑しくてさ。止めて欲しかったんだろうけど、わちは”アンタが辞めたいなら辞めればいいべさ”って言ったんだの。辞める気も無いくせによく言うわ!」

みかやん「愚鈍さんはEさんにも”辞めようかと思って”って言ったんだって。Eさんも無駄に引き止めなかったってさ」

Cさん「何か企んでるんだろうかね?気味悪いねぇ。アンタも気ぃつけた方がいいよ。相手はゴロツキだからね。にゃはははは!そしたら、7日ね〜」

気をつけるも何も、あたしゃビビリだからゴロツキなんかに怖くて近づけないって。CさんやEさんこそ、愚鈍さんからしたら、怒らせても怒らせてもまた怒ってくれる上得意様なんだから、ゴロつかれないよう気をつけてた方がいいと思う。

最近の愚鈍さんを見ていると、日に日に様子がおかしくなって統合失調症で入院の為に退職した某バイト君を思い出さずには居られない。大丈夫なんだろうか?
11:30-18:30 クイックメイク18部屋+ベッドのみ1+リネン折り

今日は、Eさん(50代後半・高見沢俊彦似)とZさん(20代後半・ZARD似)が早番、Sさん(10代後半・初バイト)とWさん(20代半ば・ビジネスホテル出身)、Yさん(50代前半・スナックのママ)と私が遅番の勤務。

部屋へ入るなり、Yさんは凄い勢いで一昨日の話を語り出した。一昨日は私が休みで、CさんとYさんと愚鈍さんの三人勤務だったそうだ。

「もうね、愚鈍さんが教えたがりで教えたがりでね、煩くて仕事にならなかったの!それも、ココに入ったら初日に習うようなことを今更言ってて、私がやってないならまだしも、普通にやってるのに!”聞きました””知ってます””私、その通りにやってますよね?”って言っても、語って語って止まらないの!」

「そうかと思えば、愚鈍さんが”三人勤務なのに時間が掛かり過ぎてる”って、朝から晩まで、時間のことをグチャグチャグチャグチャ言っててね、愚鈍さん本人のせいで遅くなった時は相変わらず何も言わないんだけど、Cさんが風呂係になったとたんにグチャグチャ言うんだから!」

「Cさんの方が愚鈍さんより先輩でしょ?Cさんが言うなら分かるよ!Cさんに聞こえない所で、私の後をついて歩いてグチャグチャモンクばかり言って、私もなんもノイローゼになりそうだったの!そんなのCさんに対しても失礼でしょ!Cさんが何も言わないのにしゃしゃり出て!」

「同じ班の中でも特別仕事が早い先輩達に言われるなら分かるよ!何で愚鈍さんなんんかに時間のことを一日中言われなきゃなんないのか意味分からないもの!グダグダグダグダ言われ続けて、もうね、愚鈍さんと組むのは耐えられないわ!Sさんじゃないけど”ホント無理っ!最悪!”だわ」

Yさんは、私が合いの手も入れられない程の早口で鼻息を荒くして語ってくれたけど、私はいつも以上に頭が働かず、即答出来なかった。というか私に答えが出せるかどうかも分からない。力不足で申し訳ない。

Dさんは居ない、しっかりしなきゃ!>自分

私の心配を他所に、Yさんは喋り倒してスッキリしたご様子。一気に喋ったせいか、すっかり嗄れ声になってた。ベッドを組んでいたら、Yさんの「いやああぁん!」という、嗄れた声。見ると、敷き布団の下に使用済みスキンが有った。

みかやん「ふっ!ふはははは!」

Yさん「イヤだ。私、今、オヤジ入ってなかった?店でも声が嗄れてきたら”ママ、オヤジ入ってたよ。どこのオッサンかと思った”って言われるの」

みかやん「ゲイのオッサンかと思ったもん」

Yさん「あら、そんなに可愛かった?」

みかやん「や、怖かったから」

Yさん「あーはははははは!(豪快な笑い)」

みかやん「やめて〜。怖いから、その声で笑わないで〜!」

暫くは、ニューハーフとはちょっと違う、ゲイのオッサン的なネットリとした「いやああぁん!」が耳に残って大変だった。

(ゲイのオッサンがネットリと「いやああぁん」と言うのを聞いたことが有るわけじゃないけど、Yさんの言い方にはニューハーフのような軽さや可愛らしさやセクシーさが全く無くて勇ましかったんだもの・怖)

今日はタイミング良くX君に仕事を手伝って貰えた。X君のセットと一緒に部屋へ入って、他にセット部屋や点検の部屋が無ければ、そのまま手伝ってくれるので助かった。X君はベッドメイク係とフロント補助係との完全なバイセクシャルなんで重宝する。

ん?バイセクシャルじゃなくて両刀使いね。あぁもう全然、頭が働かなかったり飛躍し過ぎたり。ダメだ…あたしゃ疲れてる。

そのX君も昨日はかなりオッサン化していた。元々同世代の子より大人っぽく見えるのに、昨日はお疲れのようで地味〜になってたし、喋ったら嗄れ声で完全にオッサンだった、つーかお爺ちゃんだから(笑)。

X君は一昨日、「先輩」という名のオネエチェン達とカラオケではじけていたようだ。若いっていいねぇ!でもX君たら、その翌日はオッサンだからね。「”先輩達”はELLEGARDENの新譜をかましてましたよ」と言われて思い出した!

そうだった!12月1日から、カラオケハイパーJOY・V2でエルレ新アルバム・Eleven Fire Crackersの曲が全曲配信になるんだった。なんてこった!出遅れた!家で練習しなきゃ、ゲイのオッサン声にならない程度に・・・。
11:00-18:00 クイックメイク18部屋+ベッドのみ1+リネン折り

今日はSさん(10代後半・初バイト)とZさん(20代後半・ZARD似)、Eさん(50代後半・高見沢俊彦似)と私の勤務。Zさんのような若い女の子にはめっちゃ人見知りするのと、Dさんが居ない寂しさとでテンションが上がらないまま出動した。

Eさん「どーしたの?X君に冷たくされた?」

みかやん「いえ、Dさんが…」

Eさん「辞めた人のことまで考えるんじゃない!もっとサラッと受け止めた方がいいよ!みかやんはいつも他人の心配ばかりだもの!他人の身になって考え過ぎるんだわ!そんなことしても自分が疲れるだけだよ!」

みかやん「え?」

Eさん「悩んでる本人より、みかやんの方が辛そうな時の方が多いもの!頭が良いのは分かってるから、サラッといきなさい!サラッと!考えても心配しても悲しんでもDさんはもう、ココには戻って来ないよ!」

それはそうなんだけど・・・。

私自身、話したい時に聞いてくれる人が居た事で随分と救われてきたし、ヒトサマが話したい気分の時に私がその場に居合わせられたら、そん時は真剣に耳を傾けたいと思ってきたわけで、私が解決しよう!なんておこがましい気持ちは無くて、聞くことしか出来ないけど、私のように話すことでラクになれるなら、相手にもラクになって欲しいと思うべさ。

お節介にはなりたくないけど、私のような者でも役に立てるなら、そん時に私が出来ることをしたい!そう思える相手が私にとってはDさんであり、Sさんなんだけど、そーゆー私の気持ちの中に既に傲りのようなモノが有るんだべが?

Eさんはそんな私を嗜めたのか、Cさんの早退事件を私に口止めしたのは私に対するEさんの優しさなのか。今の私には判断出来ないし、根が下町人情派なせいか、Eさんのように合理的にドライに割り切ることは今の私には出来ないけど、どっちにしろEさんは私に「大人になりなさい」と言ってるんだべねぇ。

そんなことを考えていて夕方になった。

セットに入るフロント黒髪君と同時に部屋へ入ったら、車やら家やらの鍵がジャラジャラついたキーホルダーの忘れ物を発見。フロントへ連絡すると「お客様はすぐ戻られると思うので渡して下さい」との事なので、その役を黒髪君にお願いした。

その直後に私はコンビニ袋に入った使用済みバイブを発見した。

みかやん「Eさん!コレはゴミでしょうか?忘れ物でしょうか?」

Eさん「ゴミ箱じゃなくて、わざわざコンビニ袋に入れたんだから持って帰ろうと思ったんじゃない?黒髪君!”こちらはどうしますか?”ってお客さんに聞いてみて!私達は恥ずかしくて聞けないから」

黒髪君が照れながら風呂やトイレのセットへ行ったとたん、若い男女が「鍵の忘れ物…」と戻ってきた。黒髪君は風呂の奥へ行ったし、Eさんは右手に鍵、左手にバイブを持っていた。私はカップルの正面に立ったまま身動きが取れず。

Eさん「はい。こちら鍵です。あの…こちらは?どうなさいますか?(おずおずとコンビニ袋に入ったバイブを男性に見せる)」

男性客「(げっ!バイブも忘れたのかよ!という顔で女性客を見ながら)道具も忘れたぞ。ダメじゃん!」

みかやん「(”道具”って…照)」

女性客「え?道具って?(げっ!バイブだ!)キャーッ!(恥ずかしそうにドアの陰に隠れる)」

Eさん「あの…どうなさいますか?」

男性客「い、要ります!」

バイブ入りコンビニ袋を受け取って、カップルは恥ずかしそうに去って行った。私達三人は照れてフニャフニャだが、まだカップルが近くに居そうなので騒ぐに騒げない。声を出せずに悶絶した。

時の流れを物凄く遅く感じたけど、幾ら何でもカップルは駐車場の車へ辿り着いた頃だ。

Eさん&みかやん「きゃーーっ!恥ずかしーーっ!」

Eさん「肝心な時に黒髪君が居ないんだもん!気付いたら私が鍵もバイブも持ってたし」

みかやん「後ろで見てて可笑しくて死にそうでしたよ!けどカップルの正面じゃ笑うに笑えませんし、苦しくて」

Eさん「”道具も忘れたぞ”ってさ、顔が赤くなったんだよね」

Eさん&みかやん「”道具”だってー!きゃーははは!ひいぃぃ(笑い泣き)」

Eさん「私も恥ずかしかったけど、向こうも恥ずかしかったろうさ!黒髪君たら酷いわ!こんな恥ずかしいことを私に言わせるんだから!」

笑っちゃイケナイと思いながらも、可笑しいやら恥ずかしいやら暫く大笑いした。
11:30-18:00 本メイク7部屋+クイックメイク11部屋+消防対策

今日は、Sさん(10代後半・初バイト)と愚鈍さんと私の三人勤務。Dさんは今日も欠勤した。結局、昨日は早帰りになったものの、Dさんに何と言葉をかけて良いか、メールに何から書いて良いか分からず、悶々としたまま眠りについた。

いつもより早く出勤して、社員さんに尋ねたところ「実はDさんは今シフトいっぱいで退職することが決まってました」という返事。「私とWさんと三人で飲みに行こ♪」と誘われた時点で、Dさんの中では想い出作りの段階に入ってたんだ…と妙に納得した。

結局はフロント黒髪君も、一度は退職を撤回したWさんも今シフトで退職してしまうことになり、朝から手痛いトリプルパンチをくらった。

愚鈍さんより先にSさんが出勤してきたので手短に伝えると、普段より1オクターブ高く大きな声で「えーーーっ!有り得ない!イヤだ!信じらんない!うち無理っ!」とマキシマムザホルモン級のギャーギャーになったが、愚鈍さんが出勤してきたらピタリと止まった。

Sさんと私はドンヨリ、愚鈍さんは元々ウスボンヤリなので、三人でドヨーンと出動したが、今日はベッドメイクの前に消防対策を命ぜられた。ま、シャッター周りや非常階段に物を置かないという絡みの仕事の後始末(苦笑)に追われ、慣れない仕事に疲れて更にドヨン。

ようやくベッドメイクを開始したら、愚鈍さんが洗って拭いて運んできた食器が「洗ったんかい?」ってぐらいドロドロで、ドッヨーンとなりそうなのを堪え、一応私が先輩だし、仕事だしってことで愚鈍さんに食器をお返しした。

みかやん「申し訳ないんですが、この食器、もう一度洗って貰えませんか?」

愚鈍さん「・・・すみません!」

みかやん「いえいえ!私の方こそ仕事を増やしてすみません」

と言って逃げた。やがて愚鈍さんが食器をガチャガチャ鳴らしながら部屋へ運んできて、食器棚にガチャッ!と乗せた。

愚鈍さん「・・・すみません!食器!見て下さい!」

みかやん「あ!はい!OKです。お疲れ様です」

Sさんも居る前で愚鈍さんがタチの悪い報復行為に出るとも思えないけど、このぐらい下手(したて)に出ておかないと、二人で組んだ時にどんな気分の悪い仕返しをされるか分かったもんじゃないからね。

だけどやっぱり気分を害したのか、報復行為に出られないのが悔しいのか、この後すっかり愚鈍さんが気配を消してしまわれたので、休憩室でも部屋の中でもSさんと私の声だけが響いた。

はあぁ。くわばらくわばら(←お年寄りナイズ)。

夕方、トイレ掃除に入ったら便器の水に油が浮いてるのを見てギクッ!とした。恐る恐る便座を上げてみると、便座の裏と蝶番(?)の部分に大量のネギのみじん切りと何らかの液体が付着して乾いていた。

愚鈍さんが声を発しないので、私も一人で心の中で大騒ぎした。

みかやん「(うわーっ!ゲ、ゲ□ネギ?)」

みかやん「(何このネギの山!酷い!最悪!無理っ!うちもう見てられない!)←一人虚しくSさんの物真似」

みかやん「(シュッって洗剤かけたらバラバラになりそう!しかも、これだけの量だと酷い匂いが漂ってきそう。どうするよ?)」

みかやん「(や、三人勤務だから急がなきゃ!こうしちゃいられないって!)」

-----シュッシュッシュッ(洗剤をかける音)

みかやん「(ぎゃーーーっ!臭っ!誰か助けてぇ・泣)」

全く。何なのさ?ネギだけ食べて痩せるネギダイエットなんて聞いたこと無いし、ネギを大量に食べなきゃなんない罰ゲームかい?お陰でこのトイレ掃除を終えた頃にはフラフラのヨロヨロだった。

ネギ産地の皆様スミマセン。だけど暫くネギは食べられそうもない(泣)。

帰りは、愚鈍さんがとっととお帰りになったので、Sさんと少し話をして帰った。Sさんも「Dさん、どうしちゃったんだろ?」と肩を落としていた。Sさんと二人、交互にため息をつきながら帰り道をトボトボと歩いた。
11:30-17:00 本メイク3部屋+クイックメイク8部屋

今日は、Eさん(50代後半・高見沢俊彦似)とYさん(50代前半・スナックのママ)、Sさん(10代後半・初バイト)私の勤務。

どうも1部屋目からツイてなかった。

1部屋目の風呂係では、浴槽の横や床に赤い血飛沫みたいな乾いて付着していて、シャワーで簡単に流せるものだと思いきや、ソレはマニキュアのようなモノだったので、結構な力で擦らねばならず、時間はかかるは腕はだるくなるわで酷い目に遭った。

2部屋目の部屋係では、また床や絨毯の上にコーヒーがぶちまけられていて、見かねたフロント可愛い人が掃除機を持ってきてくれたぐらいだ。ホント、ドトールさん、勘弁してってば!( http://diarynote.jp/d/26700/20061030.html )

3部屋目の風呂係では、浴槽が真っ黒い垢だらけ。ボディースポンジもボディーソープも有るんですから、身体を洗ってから浴槽に入って頂きたいものですわ。つーか、コトに及ぶのであれば多少身ぎれいにして臨むのが相手に対しての礼儀じゃないの?

4部屋目の部屋係では、ベッドの枕元やら床がローションでヌルヌル。テーブルや食器棚もローション付きの指紋で、拭いても拭いてもヌチャヌチャだっちゅうの!ローションだらけの手を洗うなり拭うなりしてから、コーヒーなりお茶なり飲んだらどうよ!

とまぁ至らない私は仕事とはいえ、イライラしてきたわけで…だって、こんな日に限って本メイクじゃなくてクイックメイクスタートなんだもの。6部屋目の部屋係から、ようやく普通に使って頂いた部屋に当たり、それまでの必死のベッドメイクのペースで挑んだら7〜8分でクイックメイク終了。

すかさずSさんに「うわーっ!キターッ!みかやん、早過ぎ!勘弁して下さい!」と泣きつかれたけど、泣きたかったのは私の方だから。

手強い部屋にばかり当たり、グッタリして昼休みを迎えた。明日、Dさんは出番だけど出勤してくるだろうか?と思いながら、何気にココの掲示板を見たら、Dさん御本人が「お世話になりました」って書き込みしてるのを発見した。

遂に漠然と胸の中に有った嫌な予感が的中してしまった。ちょっと待ってよ、Dさん!「お世話になりました」だなんて言われたら、辞められるみたいで悲しいわよ。つーかホントに涙が出てきて「うわ!ラーメンスープが目に入ったよ。ドライアイなのに!」とか言いながら泣いちゃったよ。

えええ!?・・・Dさん・・・マジ勘弁して・・・(泣)。

この1年半、Dさんとは人一倍濃い〜お付き合いをさせて頂いてきたつもりだ。居酒屋や焼き鳥屋へ行ったのも良い想い出だし、職場では決して見せない、Dさんの多感な少女のような面、可愛らしい女の子な面、無邪気に笑う反面、普通に暗い部分や重い部分があることも知った。

様々なシーンでのDさんの姿が目に浮かんできて、切なくなった。Dさんは決して強いだけの人じゃなかった。弱冠2×歳にして我が班のリーダーで、虚勢を張らざるを得なかったのも有るんだろう。

私は頼るばかりで、Dさんに対してサポート的なことは何も出来なかった。というかDさんには頼れる相手が居なかったんじゃないか?そんなことを考えていて、休憩明けは仕事にならなかった。

早く帰ってDさんにメールしたい!その願いが届いたのか17時で早帰りになり、最後の部屋を4人で本メイクすることになった。相変わらずYさんがSさんを専属の助手のようにこき使っていたのを見て、思わずYさんに「凄いね。私なら言えない」とキツいイヤミをぶちかましてしまった。

あーあーあーあー。言っちゃったよ、私ったら・・・。
自己嫌悪。ドーーーーン。

いやぁもう泣きたいワ。
つーか、も〜っ、も〜っ、この時は頭の中が真っ白だった。
11:30-18:00 本メイク4部屋+クイックメイク8部屋+ベッドのみ1部屋

今日はYさん(50代前半・スナックのママ)と愚鈍さん、Eさん(50代後半・高見沢俊彦似)と私の勤務。

愚鈍さんは出勤するとすぐに私の所へ来て「先日はスミマセンでした」と欠勤したことを詫び、頭を下げてきた。私も「私も申し遅れておりましたが、先日、お菓子を頂きました。ご馳走様でした」と頭を下げた。

はい。それっきりです。

そんなことより、Dさんが土曜からずっと欠勤していることの方が気になった。Eさんも「風邪らしい」ということしか知らないが、私は漠然と…且つ、何かただならない気配を感じていた。

ついこないだ、Dさんに「今シフト中に(12月15日まで)、私とWさんと三人で飲みに行こ♪」って誘われて、それが実現するのを楽しみにしてたのに…。女三人のエロかしましい話や、Wさんからの秘技の伝授は、Dさんの回復を待ってからって事で。

ふと9月末の事件を思い出した。Eさんがモニターを見誤ったことから非の無いCさんを叱責してしまい、いわれの無いことで怒鳴られたCさんは血圧が上がって早退したという事件だ。

その後、Eさんは対外的には「Cさんはココで1年経つのに進歩が無い」、社員さんには「Cさんが今更モニターの見方が分からないと言った」と、事実とは異なる報告をし、Eさんがモニターを見誤ったせいだという事実は誰にも語られなかった。

…にも関わらず、その日の帰りには何故かEさんが愚鈍さんを伴って、ご機嫌伺い&詫びにCさん宅を訪問していた・・・と、事件の全貌は知ってはいたが、Eさん本人が口にしなので私もEさんには何も言わなかった。

ところが数日後、EさんがCさんに「例の話、みかやんは知ってるの?」と尋ね、「わち別に話してないよ」とトボケたCさんに、Eさんは「みかやんには言わない方がいいよ」と口止めをしたそうだ。

ずっと知らないフリをしてるけど、向かい側でベッドを組んでるEさんの顔を見ながら時々、色んな意味で「なんでなん?」と切なくなる。それでますますEさんとは世間話程度しか話せなくなったんだけど…。

そんなこんなでEさんと組んだ日はネタ的な事件が無いと私もキツい。

すると、浴槽の排水溝と洗い場の排水溝に不発弾(中身がカラのスキン)が計3つ有るのを発見した(喜)。

みかやん「Eさん!見て下さいよ〜!風呂がスキンだらけなんですよ。どれも中身は入ってないんですよね」

Eさん「普通にベッドの上でしてたら出せたものを(白子のことネ)お風呂じゃ気が散って出るモノも出なかったんじゃないの?だって、身体のあちこち痛いだろうし、狭いっしょ?他人ごとだから何回やってもいいけど、それじゃ男の人も面白くなかったべさ?」

みかやん「せめてマットの有るお風呂じゃないとキツいと思います」

Eさん「お金払って、こーゆーホテルに来て、3回も頑張ったのに不発じゃ、男の人が気の毒になるよね」

みかやん「はい。不発払い戻しとか有るわけじゃないですから(有ったら大変よね・笑)。あ!凄く奥ゆかしい男の人で、中身を洗い流してから捨てたってことも無いですよね?」

Eさん「あはは!スキンの中身を見られたら恥ずかしいからってかい?無い無い!そこまで考える男なんか居ないって!むしろ、男ってそーゆーの見せたいって言うか、見せつけたいもんじゃないの?」

みかやん「ですよねぇ…」

Eさん&みかやん「あはははは!」

いろいろと思うとこは有るけど、こうして笑っていれば平和は保たれる。
11:30-18:00 クイックメイク30部屋+ベッドのみ2部屋

今日は、Eさん(50代後半・高見沢俊彦似)とWさん(20代半ば・ビジネスホテル出身)、Tさん(同い年・ホテルC出身)とYさん(50代前半・スナックのママ)と私の三人勤務。本当は私とDさんがペアで遅番だったのに、Dさんが欠勤した。

社員さんも「Dさんと連絡がとれない」と心配していたが、Dさんは無断欠勤を許すような人ではないし、実はDさんは、いつどうなるか分からない難病を抱えて独り暮らしなので、「倒れてるのでは?」「ベッドから出られないのでは?」と、みんな心配でたまらない。

私としても、一昨日の帰りにDさんが何か言いたそうだったのも気がかりだったけど「明後日はDさんと遅番ペアだから、続きはその時に…」と思って別れたので、今日、Dさんと話せないのは凄く残念だし、Dさんがいないとやっぱり寂しい。

私は社員さんに「最上階の4P部屋へ直行して下さい」と言われ、Tさん&Yさんの早番チームと合流した。

Tさんが「Dさんはきっと遅れて出勤してくるんじゃない?みかやんはそれまで、補助的な仕事をして待ってた方がいいよ」と言ってくれたので、それもそうだと私は洗面&トイレ係専属+部屋係と風呂係の補助をして回ることになった。

けどまぁ…トイレ係専属というのもそれはそれで結構キツかったりして…土曜の昼間のラブホは金曜の夜からの泊まり客が使った部屋が多いわけで、変な話、休憩のお客さんと違って泊まり客はラブホで何か食べて、ウン○してお帰りになるわけで・・・(涙目)。

そうなるともう、ウン○まみれ、ゲーリーまみれのトイレを一手に引き受けなければならない上、フロント補助係が回収忘れをした汚物入れの血まみれナプキンや、時間が経って激臭ナプキンと化した(ナンプラー化とも言う)ナプキンの始末にも追われるわけで・・・(泣)。

(※前のラブホの後輩O君と多国籍料理を食べに行った時、ナンプラーがかかった料理が出てきたら、O君は「腐ったナプキンと同じ匂いがして食べられない」と私に涙目で訴えてきました。それ以来、私もナンプラーは苦手です)

これから昼食だってのに、あたしゃウン○臭くないかい?醗酵臭が漂ってないかい?と哀しくなる。

いやいやいや、それでもDさんが出てきてくれりゃそれでいいのよ!と自分を何とか奮い立たせるものの、結局そのまま昼休みを迎えた。

休憩明けは普通に、部屋係→風呂係→洗面&トイレ係と三人ローテーションになり、トイレ専属から解放されてやれやれだった。3部屋に1回しかトイレ係が回ってこないと、危険なトイレに当たる確率もグッと低くなるので、それだけで気持ち的にかなりラク。

朝のA班仕込みのTさんは仕事が早いし、私も仕事は遅い方じゃない。夕方になって必死に私達についてきていたYさんに疲れが見えてきた。

Yさんが部屋係になった時、電気ポットにお湯が入っていることに気付いた。本来はポットのお湯はフロント補助係が先に捨てておいてくれるものだが、この忙しさで忘れたのだろう。

Yさんがポットを抱えてトイレにお湯を捨てに行こうとしたその時、ポットの蓋が外れて熱湯がザッパーンとこぼれた。すぐにYさんと床を目がけてダスターを放ったTさんと私。ワンテンポ遅れて「ちょっと!タオル!」と叫んだYさん。

三人で大慌てで床やソファーを拭いた。ポットはフロント補助係任せなせいか、我々ベッドメイク係はお湯入りポットの扱いに慣れてないので、私もポットの蓋を便器に落としそうになって滝のように汗をかいた事がある。

幸いYさんは火傷などはしなかったし、TさんはYさんに合わせていつもよりゆっくり目のベッドメイクにダレてきていた頃だったし、私はDさんの事で頭がいっぱいだったので、目が覚めた気がした。

そうそう、いろんな意味で油断ならない仕事だったんだよ。気をつけよう。

遅番だったので本当は18時半までの勤務だが、相方のDさんは居ないし、今日は我が家の結婚記念日なので18時にみんなと一緒に帰らせて頂くことにした。結局、Dさんには連絡がつかなかったそうだ。

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