11:00-18:00 クイックメイク14部屋+ベッドのみ1+セット+点検+ダスター上げ+リネン折り

今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とUさん(30代後半・悪霊憑き)が早番、Cさん(60代前半・元看護師)と女将さん(20代後半・寿司屋)、Sさん(10代後半・初バイト)と私が遅番の勤務。

フロントのトド山さんが今日も欠勤したので、Sさんと私が30分早出をして1時間ほどセットと点検をすることになった。

走り回っていると、昨日私ごときを褒めて下さった心優しいA班のお姉様が、今日も「私達が(ベッドメイクで)ミスとか変なことをしてたら遠慮なく言ってね。じゃないと点検、大変だからね」と暖かい言葉をかけて下さった。

そんなことを言って私を泣かせようとして…。ホントにホントに有り難い(泣)。トド山め、覚えておきやがれ!などと思わず頑張ろう。頑張っていればいつか誰かが認めてくれる。こんな私を労って下さる方が居て幸せだ…と忙しい中で喜びをかみしめた。

ベッドメイクを開始して、隣の部屋へ移動したら部屋の中にX君が居た。

みかやん「あれ?この部屋、随分前にセット終わってたんじゃないの?」

X君「グラスが割れてたんで、後で拾いに来ようと思ってたから…コレちょっと大変だし…」

みかやん「さすがだねぇ。私なら”後でやろう”なんて思ったら、何号室だったかもグラスの存在も忘れちゃうよ」

以前と変わらない笑顔を見せてガラスの破片を拾うX君に「怪我しないでね」と声を掛けた。物凄く久しぶりにX君と話をした気がした。

前回の花風呂事件の時も、X君はセットに入って見て見ぬフリをしたんじゃなくて、今回のように「これじゃメイクさんが大変だ。後で始末しよう」と思っていたに違いない。それでもX君は花風呂事件の後に各方面の方々から責められながらも、言い訳はしなかったそうだ。X君たら漢(男)らしい。

昼休みに女将さんから「こないだ非常階段にダスターを取りに行ったら、非常階段で偏屈王が安座してるのを目撃してしまって、見なかったことにしてドアを閉めた」という話を聞き、そんな不届き者が居るからX君が大変な目に遭うのよ!と自分のことのように腹が立った。

夕方、ダスター上げをしていると、いつもどおりX君がニコニコと手伝いに来てくれた。嬉しくて何か話したくて仕方ないはずなのに、私の口からは「ありがとうございます」とよそよそしい言葉が出てしまって…うわあぁぁん、何でこうなるの〜(泣)と思うがどうしようもない。

X君と仲良くする→トド山に忌まわしいほどイヤミを言われる→暗示にかかったように老け込む…ということが続き、繰り返し加害されたことによる慢性の心理的外傷が思いのほか深くて、これを世間じゃ心的外傷後ストレス障害というのでは?と自分で自分が心配になった。

30分早帰りになったので、帰る前にX君のセットバッグ作りを手伝った。「すみません」と言うX君に「いえ。ガラス拾って貰ったりダスター上げ手伝って貰ったんで…」と言えたが、やっぱりよそよそしい言い方になった(哀)。

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