ラブホ489日目:転倒
11:00-18:00 点検24+セット+ルームサービス+回収他

今日は、Sさん(10代後半・初バイト)と#さん(60代前半・元美容師)と萌えさん(10代後半・超美形)が早番、Uさん(30代後半・悪霊憑き)とアニキ(20代後半・ゲイ風マッチョ)が遅番の勤務。トド山さんが転んで欠勤して、私がフロントになった。転んで欠勤て…。

どうせ場末のスナックで働いた後、うだつの上がらないオッサンと飲みに行って転んだんだろうさ。あんな巨体でフラつかれたら誰も助けられないもんね。分厚い肉や脂肪がクッションになって怪我とは無縁そうだけど、身体が重い分ダメージも大きいんだろうさ。あそこまで太った経験が無いから分かんないけどね。

そんな酔っぱらいの代わりにフロントだなんて冗談じゃないわよ!と思いながら、急いでセットをしていたら、ふいに身体が宙に浮いた後、床に叩き付けられるように落下した。

足の裏に泡がついたまま浴室入口の段差を下りたところで、思いっきり滑って転倒した。咄嗟に頭をかばい、右手首と肘の中間点を浴室の段差にイヤというほど打ち付け、見る見る間に青く腫れ上がってきた。

心の中でトド山さんを口汚く罵ったのが災いしたのだろう。右半身全部痛い。フロントへ行ったが湿布は無く、社員の二宮和也似氏に冷えピタを渡され、それを腕に貼った。

昼休みに$君にメールしたら「気をつけて下さい、それはトド山の祟りか呪いですよ。俺も23日はアニキの呪いで40度の熱が出て欠勤しましたから(笑)」とのことだ。トド山さんには気をつけよう…祟られる(汗)。

$君のお気に入りだったA班の萌えさんが今日からB班に加わり、退職した$君とは擦れ違いになってしまって残念だ。茶化そうと思ってたのに。

16時から物凄く忙しくなったが、フロントはX君と私だけ。私は右半身が痛くて思うように働けずに焦っていたら、天の助け!社員になった特大氏がセットや点検をして下さった。いつも、もう無理!と思った時に救世主のように現れて助けてくれるので本当に有り難い(感涙)。

特大氏やX君に老体を労られ、今日も何とか勤め上げることが出来た。帰ろうとした時にC班の金髪お姉様に呼び止められた。

「おたくの班に新しいフロントの人、入ったの?」と聞かれ、「いえ」と答えるや否や「先週の土日、酷い目に遭ったわ!モニターは点いてない、風呂のお湯は抜けてない、ポットにお湯は入ったまま、クソ忙しい土日に酷い目に遭ったわ!」と苦情を捲し立てられた。

金髪お姉様は自分の怒鳴り声に興奮するタイプなのか、更に「モニターつけてないって、おたくの班じゃ節電のためにモニターつけないの?うちの班は困るんだわ!」とギャーギャーで、みんな遠巻きに私達を見てる。

同じことをワイワイと言われ、私は飽きてきた(爆)。怒鳴られてはいるが、先週の土日は私はフロントをしていないので、どこか他人事のようにノラリクラリとかわすことが出来たが、この話いつ終わるんだろ?と思ったその時、C班のトシは若いがベテランメイクさんが駆けつけて下さった。

若いベテランさんは、金髪お姉様に「Bフロントに髪の毛クルクルの桑マンみたいなオッサン居るでしょ?あのオッサンが出番の時、そーゆーこと多いよ」と言って下さり、その一言で金髪お姉様も納得されたようなので、その隙に逃げ帰った。

C班の若いベテランさんは、いつも愛想が良く、とても謙虚で素敵な方だとは思っていたが、思いがけず助けていただいて感激した。偏屈王は確かに桑マン風ではあるけど(特に髪型)、あの偏屈王に似てると言われちゃ桑マンがちょっとお気の毒な気が…。

帰りのロッカーでは、Uさんが「これ肌色で気持ち悪い湿布なんですけど、良かったら使って下さい」と湿布一袋をくれた。

アクシデントは有ったものの、みんなに助けられて良い一日だった。

で、帰りに大変なことに気付いた。先週の土日といえば、Uさんが夕方からセットをしていたではないか。誰の仕業?と思ったらUさんだ(萎)。
Y君のバンドのライブが有るので、仕事の帰りにVINNIE’S BARへ。

夫、退職した$君、YUYAの元カノちゃん、Y君の元同僚ちゃんと酒を飲みながらライブを楽しんだ。

先日、トド山さんに「バンドの追っかけも20代までだよねぇ」とイヤミを言われたけど、私にはバンドをやってる友人が多いだけで、別に追っかけではないし、マキシマムザホルモンやELLEGARDENは大好きだけど、特に追っかけてもいない。バンド好き=追っかけという短絡的な発想はやめてほしいものだ。

しかも、今回は$君が「今日は演歌の人のライブもあるんですか?(笑)」と言うぐらい客の年齢層が高く、ディープパープルのコピーバンドが出演したせいか、50代〜60代のお洒落で若々しく素敵なオジサマ&オバサマもチラホラ居た。音楽に年齢は関係ないと思うんですよ>トド山さん。

嗚呼それなのに、そん時のトド山さんは「スマップとか氷川きよしの追っかけのオバチャンてホントみっともない」と言いやがって、自分もオバでありながら全国のオバ連を敵に回しやがったよ。知〜らないっと。

そんなことを考えていたら、$君に「それがトド山の祟りですね!」と腕を掴まれた。痛いから(笑)。

そういう$君も退職前の23日の早朝5時に「熱が40度あります。死にそうです。今日は最後にアニキとペアだったのに出勤できそうもありません。アニキの祟りです」とメールをくれて、その日は欠勤した。その風邪が治っていないのか酷い咳をしていた。

初対面のY君の元同僚ちゃんは、Y君と一緒に”CIA”という会社に勤めていたそうで、「あのホワイトハウス直属のアメリカ中央情報局にお勤めだなんて!」とか「いつもY君のライブは盗聴してたんでしょ?」とか「実は今も諜報活動中なんでしょ」などと言って茶化してしまった。

違う違う。今日は、ちゃんと$君にお礼とお別れを言おう!と思ってたんだった。酔わないうちに、しっかりと$君の手を握り「$ちゃん、言葉にならないぐらいいっぱい…ありがとね!いつも一番の私の味方で居てくれて嬉しかったよ。東京でも頑張ってね!」と言った。

危うく泣きそうだった。

$君は「俺の方こそお世話になりっぱなしで…。育てて貰って感謝してます。何にも出来ませんでしたけど…なんか食って下さい(笑)」とタコライスをご馳走してくれた。いやいやいや、奢られてどうするよ私。全く面目ない。

YUYAの元カノちゃんは、我が家の近所に引っ越してきたそうで「今度ゆっくり遊ぼうね」と固い約束を交わした。Y君のバンドの出番まで時間があったので、いろんな人といろんな話が出来て良かった。

Y君のバンドは前回で最年少ギタリストが抜けて5人編成になり、コーラスの迫力は欠いたものの、トリにふさわしいクールなバンドになっていて、我が友人のバンドながら圧巻という感じだった。

帰りは、$君とYUYAの元カノちゃんと夫と4人でタクシーに乗り込み、途中まで$君を送った。$君とはホントにこれでお別れで寂し〜くなった。

お気に入り日記の更新

日記内を検索