11:00-18:00 クイックメイク16部屋+ゴミ袋折り+リネン折り

今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と中国さん(20代前半・福建省出身)が遅番、Cさん(60代前半・元看護師)とSさん(20代前半・初バイト)、Uさん(30代後半・悪霊憑き)と私が早番の勤務。酪農君(20代前半・超マイペース)と爆笑君(20代前半・陽気な筧利夫)がフロントだった。

出動してすぐにベッドメイクをする部屋が無くなったので、みんなでモニターをみながらゴミ袋折りをしていたら、××2号室が精算を開始したので、Uさんと出動した。

エレベーターホールへ着くと、先に到着していた酪農君が××2号室のお客様の退室待ちをしていた。お客様が退室したのを確認してから廊下へ出て、酪農君が「セットバッグ持って行きます」と言うのを聞いて、Uさんと二人で先に部屋へ入ってセットを始めた。

すぐに酪農君がセットバッグを持って現れて、Uさんと二人でベッドを剥がしていたので、私はゴミ集めをしていると、ベッドを剥がし終えた酪農君が来た。

ゴミ袋を渡そうとしたら、後ろ姿が本当に爆笑君とソックリだ。横顔まで似てる…と思いながらゴミ袋を渡すと「ありがとうございます!」と言ったのは爆笑君だった。

みかやん「えーっ?いつ酪農君と入れ替わったの?ずっと酪農君だと思ってた」

爆笑君「は?この部屋に入って来た時からずっと自分っすけど?」

Uさん「えーっ!私もずっと酪農君だと思ってた」

みかやん「信じらんない!Uさんてば向かい合わせでベッド剥がしてたのに気付かなかったの?」

Uさん「私、多分、酪農君の残像が見えてたんだと思う」

みかやん「あはは!残像て。有り得ない。向かい合ってベッド剥がしてたのに」

物凄いイリュージョンだ。

後で酪農君に聞いたら、酪農君がセットバッグを取りに行くと、既に爆笑君が非常階段でセットバッグを持ってスタンバっていて「××2号室のセットは自分が行きます」と言ったので任せたそうだ。お陰で暫く笑いが止まらなかった。

私達が作業室へ戻ると、Cさんチームも玄関のモップがけから戻ったところで、また部屋が空いた。この場合はずっと座ってゴミ袋を折っていたEさんチームが出動する番なのに、相変わらずEさんが出動する気配が無い。

S「またEさん行かないし!うちらモップがけしてきたのに!」
み「じゃあ、うちらが行くよ」
S「みかやん達だって今、メイクして戻ってきたばかりだし」
C「いいわ、わちら行くわ。Eさんが行かないもんだもの仕方ないべさ!」
U「や、でも…」
C「いい!わちら行くから!下っ端が行けばいいんだべさ!」

Eさんに聞こえないようヒソヒソと話し合ったけど、CさんもSさんもブチギレながら出動していった。

当のEさんはA班の方々との話に夢中だったが、社員の二宮和也似氏転勤の話を聞いても「へえ〜。そうなんだ。ふ〜ん」という返事で済ませていた。SさんもUさんもCさんも私も、二宮和也似氏転勤の話を聞いた日はショックで仕事にならなかったのに。

夕方、酪農君がセット中の部屋へ入ると、テーブルの上に空砲スキンが2つ有った。中身(白子)が入っていないとはいえ使用済みスキンだ。それなのに酪農君は、Cさんと同様に果敢にも素手で拾っていたではないか。

みかやん「や、ちょっと!素手って…ええ〜!」

酪農君「あぁこんなのは別に…。後で手を洗えばいいんだし…」

Uさん&みかやん「えーーーっ!」

Cさんを見てると、こういうことに無頓着な人って、汚物に素手でアタックしたことを忘れて、平気でその手で顔を掻いたり目を擦ったりしているものだ(怖)。酪農君が、その手で鼻をほじったり口を拭ったりしないよう祈るばかりだ。

いつもと同様に夕方から恐ろしく忙しくなったが、強運の私は風呂ラッキーを3つ引き当て、Uさんも1つ引き当て、サクサクとベッドメイクを進められた。
仕事を終えて、爆笑君と話をしながら帰り道の途中まで歩いた。「今日みたいなイリュージョンはもう勘弁してよね〜(笑)じゃあね〜」と言いながら、爆笑君と別れて角を曲がったら、私の前を酪農君が歩いていた。

これもちょっとしたイリュージョンで、彼等が制服通勤をしていたなら「今わかれて右折して帰ったはずの爆笑君が、左折した私の前を歩いてる!」と驚いたかも知れないが、さすがに私服だと容易に見分けがつく。

今夜は、うちの夫が飲み会で留守なので、晩ご飯は作らずに、また銀だこのタコ焼きか皆招楼の肉まんを買って帰ろうと思っていたところだった。

酪農君「晩ご飯なのに、タコ焼きか肉まんだけで足りるんですか?」

みかやん「そう言われると不安になるよね。私、大飯食らいだし…」

酪農君「じゃ一緒に何か食べて帰ります?それとも飲み行きます?」

ってことで、たまたま近くにあった酪農君行きつけの居酒屋さんへ連れてって貰った。わたくし、こう見えて絶対にヒトサマをご飯に誘ったり出来ないタチだし、親しくなっても自分からはメアドすら聞けないタチなので、誘って貰えると有り難い。

ついこないだ、酪農君とこんな話をしていた↓

酪農君「俺、真面目に見られるんですよね」

みかやん「気のせいだよ(笑)遊んでるでしょ。同じ遊び人の匂いがするもん」

というか、たまに遊ぶ女の子には物凄く優しくても、彼女に対しては薄情そう…という感じを受けた。

みかやん「酪農君て…自分の彼女には冷たそう」

酪農君「よく言われるんですよ。今の彼女が3番目か4番目に好きだった子だからかな?」

みかやん「う〜わ〜。酷〜い。彼女が可哀相〜」

そんなことを思い出していたら、続々と酒や料理が運ばれてきて、酪農君はそれらを私の皿に切り分けてくれたり取り分けてくれたり、店員さんとの応対もスマートで何事もスムーズで「ほら!やっぱり遊び慣れてる」「ほら!彼女以外だとオバサンにさえ優しいじゃん!」と思った(笑)。

お陰で、私の友人・天下の遊び人M君と一緒に居る時のように楽ちんだった。

先日、酪農君も私も梅酒好きであることが判明したばかりだが、ここは梅酒だけでも結構な種類がある有り難いお店で、酪農君が梅酒についての蘊蓄を語ってくれた。

私にはとても興味深く面白い話だったが、とても大学生とは思えない程の酒の知識で、ふと見るといつの間にか酒の肴がイカの沖漬やマグロのカマとか、いかにもな酒飲み用に変わっていて、何だかオッサンと飲んでるような気分になった←良い意味で(笑)。

酪農君が大酒飲みであることを思い出し、潰されないうちに22時前に解散した。

洒落たお店で、美味しい料理や梅酒をいただき、面白い話を沢山聞いて、幸せなひとときだった。

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