ラブホ453日目:脳内図
11:00-18;00 クイックメイク21部屋+リネン折り

今日は、Sさん(10代後半・初バイト)とUさん(30代後半・悪霊憑き)が遅番、Cさん(60代前半・元看護師)と$君(10代後半・ギター少年)、Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)と私が早番の勤務。

出勤すると、坊主頭で、タンクトップから筋肉でムキムキの肩と腕と胸毛を出し、その上にベッドメイク係用のエプロンをした30歳前後の男性が居た。腕にはタトゥーが施され、インパクト大だ。朝の班に入った新人さんだが、後に我が班にも入るらしい。

休憩室に入って「見た?見た?朝の班にすんごい人が入ったの見た?」と聞いてみたが、誰も見ていなくてガッカリだよ。

Zさんと組んだ日は恋の話が多い。Zさんには最近、お気に入りの年下くんが居るそうだ。

みかやん「その後、年下の男の子とは何か進展あったのかな?」

Zさん「ぜーんぜん何も無いんですよ〜。たまに寝るぐらいで…」

みかやん「・・・・・」

Zさん「え?あれっ?たまにメールぐらいなんですけど?」

みかやん「ごめん!”たまに寝るぐらい”って聞こえて怯んじゃった」

Zさん「そんなぁ!”メール”ですよ!私”寝る”なんてサラリと言えませんよ〜」

「だよね!」と二人で大笑いした。清楚で可憐なZさんに「寝る」だなんて言葉は似合わない。途中で会ったX君にも教えて、また笑った。

その後、IKKO似のフロント女子が、偏屈王の苦情を社員さんへ申し入れたことをZさんから聞いた。元々ベッドメイク係のZさんや私は代行でフロントをする程度だが、フロント女子は偏屈王の魔の手から逃れられない。

耐え難きを耐え忍び難きを忍んでも容赦なく続く偏屈王の攻撃に、堪忍袋の緒が切れたのだろう。フロント女子があまりに不憫で、Zさんも私も胸が張り裂けそうだった。偏屈王は若いフロント女子の手に負える相手ではない。社員さんへ訴えて正解だったと思う。

みんなを代表して、勇気を出して社員さんへ苦情を入れてくれてありがとう>フロント女子

昼休みに作業室へ降りると、朝の班の皆さんがリネン折りをしていて、その中には今朝見かけた新人さんも居た。強烈な個性を放っているので黙っていても目立つ。休憩室へ入ると、待ってました!と言わんばかりに$君が私に声を掛けてきた。

$君「見ましたよ!朝の新人さん!肩幅も胸板も筋肉も物凄く立派なのに、立ち上がったら小さいんですよね。ぷっ!ふはははは!」

みかやん「小さいっつっても私よりは大きかったから160以上はあると思うよ」

Zさん「なんて言うか、噂以上に目立ちますよね。あーゆー人、普段はどんな仕事をしてるんでしょう?」

$君「ムキムキな割に物凄く色白ですよね」

みかやん「そうそう!私も気になった!あー見えて鳶やトラッカーじゃなくて事務職だったりしてね」

Zさん「あの人、いったい幾つぐらいなんでしょう?」

Zさんは新人さんを30歳と読み、X君は28歳、私は29歳と読み、賭けに勝ったのは私だった。かつて、こんなにも話題に上った新人さんが居ただろうか?みんな興味津々だ。(後にこの新人さんは我が班に入り”アニキ旋風”を巻き起こしてくれることになる)

17時からリネン折りをすることになり作業室へ下りると、朝の超ベテランさんが私服姿で残っていて「やっとみんなの分、出したから♪」と言って、みんなの分の”脳内メーカー”をプリントしてファイルして下さっていた(喜)。

私あたりは「今度の休みは、どの友達と何して遊ぼう」としか考えてないことが丸分かりだし(画像参照)、Cさんの脳内は”嘘”ばかり、痩せの大食いのEさんの脳内は”食”ばかりで、思わず大笑いした。

結局、リネン折りそっちのけでみんなの脳内メーカーを見て、妙に納得したり笑ったりして、会社には申し訳ないけど終わりよければすべてよしってことで、楽しい一日だった。

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