11:00-18:00 点検15+セット+コンテナ+ルームサービス他

今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とロザンナさん(同い年・イタリア美女風)、Cさん(60代前半・元看護師)と女将さん(20代後半・寿司屋)が早番、Sさん(20代前半・初バイト)とUさん(30代後半・悪霊憑き)が遅番の勤務。

新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)と関取さん(10代後半・80キロ超)と私がフロントだった。

朝から売り部屋が無く大忙しで、久々に吐きそうなほど走り、ひたすらセットをした。関取さんはまだセットへ向かうのもセットをするもの遅いが、セットが間に合わなければすぐにメイクさん達から苦情が寄せられる。こんな時は自分がセットに走るしかない。

お陰で昼休みに入る頃にはヘトヘトだったけど、それも関取さんが一人前になるまでの辛抱だ。ところが昼休みに、関取さんが自慢げに「私まだココに入って全力を出し切ったことない。いつもまだ走れる状態」と言ってのけたのを聞いてしまって、大ショックだった。

Sさんも私も助っ人とはいえ、死力を尽くしてフロントをやってきたのに、当の本職フロントの人が「全力を出し切ったことない」って何事?新人ばかりで、太り過ぎて動けないフロントも居るからと思えばこそ、Sさんも私も吐きそうなほど走りまくってたのに、あんまりだ(泣)。

私までみんなと一緒になって関取さんの批判をしたら、あんな者をココへ引き入れてしまった新卒君が不憫だと思うから、みんなの前では庇ったり大目に見たりしてたけど、もう無理だ。知らん!んなもん庇いきれるか!

昼休み明けにセットやら点検やらを終えて作業室へ降りると、関取さんが先に降りてモニターの前でゴミ袋折りをしていた。ふと見ると、台所に食器が山積みになっていたので、座ってゴミ袋折る前に食器洗ってよね!とも思ったが、モニターの真ん前を陣取ってセットへ行く気満々なんだろうと思い直した。

そこへフロント大型さんも降りてきたところで部屋が空いた。食器を洗っていてよく聞こえなかったが、大型さんと関取さんでモメてる様子なので耳をすますと、大型さんの「セット行かないの?新卒君ならすぐ行ってくれるけどね」という嫌味に、関取さんは「や、私は行かない」と答えていた。

幾ら何でも聞き違いだろうと思ったが、実際にセットへ向かったのは大型さんだった。

で、関取さんは社員さんに「コスプレお願いします」とか「ルームサービスお願いします」と言われると、喜んで席を立っていた。そういや関取さんは”接客が好き”と言ってたけど先輩をセットへ追いやって、自分は食器も洗わずさっさと座って社員さんの指示待ちって何様すか?

やっぱり何事もラクな方へ楽な方へと流され続けた結果が、あの図体ってことで間違いない。関取さんに四股名をつけるとしたら”不動山”だ。

たいがいどこの職場でも職場に10人居れば、意欲的で物凄く仕事のデキる人が2人、普通の人が6人、残りの2人は呆れるほど無能な人で、当然、外で働く限り必ず無能な人と出会ってしまうそうだ。

我がB班も新卒君とホスト君と関取さんを入れれば10人で、ダントツに無能な人間は関取さんしか居ないが、関取さんの場合は優に1人で2人分の肉塊だ。トド山さんと偏屈王が居なくなった分がドーンと来たということで、出会うべくして出会ってしまったということか…。

私がこないだ読んだ本には「無能な人間の突拍子もない言動や、最悪な仕事ぶりを見て怒りを募らせるのではなく、無能な人間との出会いは避けられないという事実を受け入れ、慌てず騒がず無能な人間を頼りにしないこと」と書いてあったのを思い出した。

また別の本には「無能な人間との付き合いは大きなストレスを生むが、こちらが冷静さを失っても何の得にもならない。無能な人間に煩わされるよりサラリと受け流す術を身に付けた方が賢明」と書いてあったことも思い出した。

そうは言われても、あたしゃそこまで人間が出来てないので、その後は悲しくなったりムカついたりと思いっきり煩わされた。

フロントの時はいつも「このクッソ忙しい時に私一人しか居ない。アレもコレも私がやらなきゃ!」という心構えで臨んできた。関取さんなどアテにせず、私は頑張って”意欲的で物凄く仕事の出来る2人”のうちの一人になろう!

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索