11:30-18:00 本メイク4部屋+クイックメイク11部屋

今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と妖怪#さん(60代前半・元美容師)、Sさん(10代後半・初バイト)と私の勤務。

出動前のクジ引きでEさんの相方が妖怪#さんに決まった時、Eさんは露骨に「え〜 」と言ってイヤな顔をしたが、妖怪#さんはまるで周りが見えてない人だし、場の空気も全く読めない人なので、Eさんの先制攻撃は虚しく空振りに終わった。

1部屋目に入ってからSさんが大はしゃぎだった。

Sさん「聞きました?っていうか、さっき妖怪#さん”宜しくお願いしまぁす”って言いませんでしたよね?」

みかやん「うん。言わなかった」

Sさん「やたっ!遂に誰かが妖怪#さんに何か言ったんでしょうか?」

みかやん「言ったって聞く人じゃないから無駄さ。元々ボケ老人なのに5連休明けでボケボケだっただけじゃない?明日からは思い出してまた言うんだろうさ」

Sさん「え〜。そうなのかなぁ。うち、アレ聞くとホントムカつくのに…」

Sさん、ガッカリ。

ともあれ、うちらはハズレクジを引かずに済んだ勝ち組だ。サクサクとベッドメイクを進めた。

夕方、部屋を移動中にドンドンドンドン!と壁かドアを叩く音が廊下に響いた。業者さんが工事をしている気配も無ければ、何者かが悪戯している気配もない。多少の不気味さを感じながらもドンドンという音も止まったので、部屋へ入ってベッドメイクを開始した。

その部屋の玄関掃除をしていると、廊下からフロント二宮和也似君と男性客の話し声が聞こえてきた。立ち聞きするつもりはなかったが、男性客が「警察へ届けます」と言うのを聞いてしまい、コッソリ覗くと声の主は60代の男性だった。

警察だなんてただ事じゃない。さっきのドンドンという音と何か関係があるのだろうか?Sさんも私も何だか急に怖くなった。

部屋を出ると、男性客が出てきたと思われる部屋でフロント色っぽい人がセットをしていたので尋ねてみた。

色っぽい人がドアを叩く音を聞きつけ、ドア越しに「如何なさいました?」と尋ねると「ドアが開かない」という男性の声。ドアは精算するかフロントへ連絡するかしないと開かないことを伝えても、男性客はドアの向こうで興奮していてわけの分からないことを口走り要領を得ない。

社員さんと部屋の男性客で話をして貰おうと、色っぽい人はフロントへ連絡してやれやれと思ったが、すぐにフロントから色っぽい人へ連絡が入り「問題の部屋では電話の受話器が上がっているので電話が繋がらない」とのことだ。

色っぽい人は部屋の前へ戻り、またドア越しに「受話器が外れているので掛けて下さい」と伝えた。男性客はよほど興奮していたらしい。

結局、何が起こっていたかといえば、男性客が風呂から出ると、女の姿が消えていて、財布の中の10万円も消えていたそうだ(泣)。

女窃盗犯は男性客が入浴中に、まんまと財布から10万円を抜き取り、フロントへ連絡してドアを開けて貰って逃げた。慌てて受話器を掛けなかったのか、通報を遅らせる為に故意に受話器を掛けなかったのかは定かではないが…。

昼間からの飲酒で酩酊状態だったらしいが、男性は年齢的に恐らく年金受給者だ。そんな爺さんを相手に売春詐欺(?)を働いて10万円もの大金を奪うなんて、ホントに酷い話だ。爺さん、踏んだり蹴ったりだよ。

だけどやっぱり話を聞いた私達は「男ってやつは…(萎)」と思ってしまう。

ラブホQでもそうだったけど、泥酔してラブホへ連れ込まれても、全裸で置き去りとか、ヤリ逃げとか、ラブホ代踏み倒しとか、ろくなことがないようで。酒は飲んでも飲まれるな!という話です。

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