11:00-18:00 クイックメイク19部屋

今日は、EさんとTさんとUさんと$君が早番で、Sさんと私が遅番の勤務のハズだった。出勤するとフロント早口君に「Sさんとみかやん、どちらかフロントをして下さい」と言われ、前回Sさんに抜け駆けされた分を取り戻すべく「じゃ私はメイクで」と即答した。

みかやん「誰かフロントの人が休んだんですか?」

早口君「いえ、Tさん(同い年・ホテルC出身)が退職したんです」

Sさん&みかやん「えええええーーーっ!」

ココを退職する人はいつも突然だ。

というわけで今日は、Sさん(10代後半・初バイト)がフロント、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とUさん(30代後半・悪霊憑き)、$君(10代後半・ギター少年)と私の勤務になった。

$君の話によれば、$君と組んだ時の#さんは相変わらず命令口調で「アレ足りない、取ってきて」「コレ持ってきて」と言って#さん自身は何もしないそうだ。#さんはそれを”的確な指示”と勘違いしているようだが、$君は#さんの手下でもなければ孫でもない。

また猛然とキレそうになるが、$君が健気に耐えているので私も耐えなければ。私には忍耐が足りない。堪え性が無い。

心優しい$君に、一昨日の#さんの奇行をつい愚痴ってしまった。

$君「あのババア、ホントに頭おかしいですね!」

みかやん「私も…いよいよボケたのかと思ったんだけど…」

$君「いったい何様ですか!みかやんにそんな口をきくなんて!」

みかやん「や…”#様”なんじゃないの?偉そうに振る舞っててもあの仕事ぶりじゃ、みんなに馬鹿にされるだけなのにね。アレだけミスしといて更に一日に同じミスを何度もするんだ。私の言うことを全く聞いてないのかボケてるのか。もうよく分かんないや」

$君「俺が同じミスを何度もしたら、その時は殴って下さいね。俺は出来が悪いんですが、ミスしないように頑張りますんで。こんな時に俺まで出来が悪くて申し訳ないです。俺はホントに出来が悪いんで…」

みかやん「そんなことないよ!$君は一生懸命やってるもん!どっかのイカレババアと違って馬鹿みたいな言い訳したりしないし!そもそも、あんな腐れババアの戯言なんざ聞いちゃいねーつーのな!あ…」

$君は凹む私に、一生懸命いろんな話をして和ませてくれた。幼い$君に気を遣わせてしまって面目ない。

夕方、部屋の床拭きをしていたら、どこからともなく「アン!アン!」という甲高い犬の鳴き声のようなものが聞こえていた。続いて玄関掃除に行ったら、隣の部屋から思いっきり、女性の「アン!アン!アアン!アアン!アアン!アアン!」という喘ぎ声が聞こえてきた。

これは…!と風呂に向かって「$君!大変!隣の部屋から凄い声が聞こえる!」と叫んだら、$君が風呂から凄い勢いで走って玄関へ来た。

せっかくなので$君を玄関に一人きりにさせてあげたが、$君が駆けつけた時は終盤だったのか「アン!アン!アアン!アアン!アアン!アアン!」の「アアン!アアン!」の部分しか聞こえなかったそうだ。

$君がすごすごと風呂へ戻ったので私も玄関掃除の続きを始めたら、再び「アン!アン!アアン!アアン!アアン!アアン!」と聞こえてきたので、「$君!また始まったよ!」と知らせたら、さっきよりも速く走ってきた(笑)。

またしても$君には「アアン!アアン!」の部分しか聞こえなかったそうだが、それでも$君は「いやぁ凄い大きな声ですね!あんなに聞こえるもんですかね」と興奮していた。

みかやん「部屋のドアが開いてるからだよ。部屋のドアが閉まってたら隣の部屋の声なんか聞こえないもん。わざと部屋のドアを開けてたのかも知れないけど」

$君「ははぁ。男の見栄ってやつですか?」

みかやん「そうそう!男ってやつは…ねぇ?(笑)」

$君「はた迷惑ですよね(笑)」

みかやん「でも凄い勢いで走ってきた人、居た(笑)」

$君&みかやん「あはははは!」

今日は、$君の優しさと無邪気さに救われた。

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