ラブホ258日目:タスキ
11:30-18:00 本メイク8部屋+クイックメイク3部屋+セット1部屋

今日は、Eさん(50代後半・高見沢俊彦似)とSさん(10代後半・初バイト)、Cさん(60代前半・元看護師)と私の勤務。早速、Cさんにも小噴火事件を話した。

Cさん「”洗ったの?ただの伏せ忘れ?”って、大ベテランがぺーぺーに言うセリフだべさ。あのバカだら口のききかた知らないもね。そんな事わちに言ってたら、わちなんか完全にキレてたわ。もうキレてわめいて暴れて血圧上がってあの世だわ。あんなバカに殺されてられないからね!」

Cさん「アンタは優しいからその程度で済んだけど、手ぬるいわ!もっとガッチリ言ってやれば良かったべさ。そうでないばあのバカは分からないわ。いいトシして口のきき方を知らないにも程があるもね!わちもいつか言ってやらないばと思ってたんだわ!」

やっぱりCさんは止まらなくなった。だけど、こんな時に「あの世」って言わなくたって…私はCさんに「あの世」と言われると、とにかく可笑しいのに笑えないじゃん。

私はこんなふうに笑いを我慢した時に限って、次々と可笑しい話を思い出して苦しくなるタチだ。先日、DさんとCさんが組んだ日、Cさんは部屋から出てきた男性客に思いっきり愛想良く「お疲れ様で〜す♪」と声を掛け、Dさんはかなり怯んだそうだ。

怯むDさんに、Cさんは「フロント二宮和也似君にソックリだったんだもの」と言い訳したけど、Dさんが見た限り男性客と二宮和也似君は全く似てなかったそうで、Dさんは「お客さんに”お疲れ様です”も、まぁ間違いではないんだよね」と苦しいフォローをしてくれていた。

1戦なり2戦なり交えて男性客は確かにお疲れなんでしょうけど、ラブホ従業員が「お疲れ様です」と言っちゃイカンでしょう。それが許されるのはCさんだけだ(笑)。

昼休み、重苦しい空気の中、テレビを見ていたCさんが口を開いた。

Cさん「ズボンにタスキした人、今テレビに出てたわ。タスキまた流行ってるの?」

みかやん「ズボンにタスキって何?知らないよ」

Cさん「昔に流行ったもんだから、アンタは知らないわ。また出るからテレビ見ててごらん」

油断していたら、Eさんが「やだねぇCさん、吊りズボンのことでしょう!」と言うので慌ててテレビを見たら、ズボンにサスペンダーをした人が映ってた。サスペンダーを「タスキ」とか「吊りズボン」とか…危うく食べてたご飯を吹き出すとこだった。

Sさんはただポカーンとしてたけど、あたしゃ可笑しくて。気分が滅入りそうな時もCさんが居れば救われる。有り難いことだ。

休憩明けに出動したら、Tさん(同い年・ホテルC出身)とA班の先輩に会ったので、ついまた小噴火の話をした。

Tさんは「私がB班に居ない間に随分偉くなったねぇ(苦笑)何様?(怒)」と怒り、先輩は「そんな女ああして、こうして、こうやってやればいいんだわ!B班の親分(Dさん)と仲良いからって調子に乗り過ぎ。今、潰しておかないと後々大変だよ」と恐ろしくて書けないことを言ってた。

夕方、露天風呂付きの部屋からハゲかかったデブのオッサン(失敬!)が出てきたのを見かけた。あーゆー人が使った部屋のセットに入ったらどうなってるんだろ?と思ってたら、今日に限って我がB班のフロントの人が居ない。

イヤな予感がしたが、フロント子持ち君から電話がきて「露天風呂付きの部屋だけセットしてからベッドメイクして貰えますか」と言われた。断われるワケがない。

渋々、ハゲかかったデブのオッサン(だから失礼だって)が使った部屋へ行ったら、部屋の中は荒れ放題で、風呂は垢だらけでお湯は入ったまま、お湯を抜いたら浴槽の壁にオッサンの短い髪が無数に垢と共に貼り付いていた。

さっき本人を見たばかりだけにキツい。

運良く若い女の子とラブホへ来ることになったんだから、最低限の身だしなみだけは整えて来ようよ。こんなんじゃ二度と相手して貰えないって。作業服着て垢だらけなのは仕方ないとして、スーツ着て来て風呂入ったら真っ黒い垢だらけって、どーゆーこと?

部屋も風呂もドロドロにして、トイレにはシッコこぼしてるんだもん。最悪。タスキして挑みたい気分ですわ。若い女の子にも失礼じゃないの!と毒も吐きたくもなりますわ。小噴火の後なんで、まだくすぶってるんですけど、言い過ぎすか?

ごめんなさい>ハゲかかったデブのオッサン。

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