仕事の帰り、AさんとCさんが先に帰ったので、Bさんと一服してるとC班の新人が「○○と申します。宜しくお願いします。ホテル○Cから来ました」と、挨拶に来た。ヲイヲイ、いきなり言うなよ。

Bさん「ホテル○CってAさんが居た所だよね?」

C班新人「Aさんが居るんですかっ?あの人、頭おかしいですよね?仕事は全然出来ないし、頭悪いし。よくココに入れましたね」

Bさん「そうでしょう!普通じゃないの!ホテル○Cでもそうだったの?」

C班新人「はい。仕事出来なくて頭悪くて有名な人でしたよ。Aさんが、ホテル○Cの働かなくて有名な男と付き合ったものですから、一段と有名になりました」

Bさん「やっぱりねぇ」

Bさんと公園のベンチへ移動して話をした。

Bさん「今日、何部屋やったの?」

みかやん「15部屋です」

Bさん「Aさんの仕事が遅くて苛ついたでしょ?」

みかやん「自分なりに一生懸命やってても、新人の私のせいで時間がかかってると思われると悲しいです」

Bさん「フロントもメイクの面々もみんな分かってるから、気にするんじゃない。C班の新人さんが言ってたとおり、Aさんて異常なの。そのうち宗教の勧誘をされると思うから、イヤならハッキリ断った方がいいよ」

みかやん「あ、それはもうキッパリと断りました」

Bさん「”この宗教をしてこんなに幸せになりました”って、幸せで裕福な人に言われるんならともかく、Aさんみたいな貧乏で哀れでだらしない女に誘われたって、そんな宗教をやってみたいなんて思わないわ。何だかの光だか、何だかの家だか。しかもAさんの言動は病的よ」

みかやん「はぁ」

Bさん「前に新人と辞めた男の子とAさんと3人で組んでた時、フロントに”そんなにダラダラやってんなら帰れ!”って怒鳴られた事があったの。そしたらAさんが”わーっ!”って大声で泣き出して気持ち悪かったわ。だからフロント陣もAさんの事は分かってるの」

Bさん「バツイチで生活は大変だと思うけど、日の丸弁当一つ作ってきて、みんなからおかず貰っててね。みんなAさんに対しては同情してるの。仕事の掛け持ちもしてるけど、何の仕事か言わないの。多分ソープとかソープ関係の何かだと思うの」

Bさん「毎日同じ服で通勤してきて惨めったらしいから、みんなでAさんにTシャツやらスニーカーやらセーターを買ってプレゼントしたんだけど、会社には身につけてこないの。売ったんじゃないかしら」

Bさん「お金貸しちゃダメよ。毎度毎度給料前になると3千円貸してとか言ってくるのよ。掛け持ちしててもそんなに貧乏なのって、噂の働かない男に貢いでるんじゃない?そうでもしないとAさんには男を繋ぎ止めておくような魅力がないもの」

Bさん「Aさんたらだらしなくて。制服もろくに洗濯しないでドロドロのを着てるし、おかずを作ってタッパに入れて渡してもタッパが戻ってこないのよ。靴下だって見てると3日も同じのをはいてるの」

Bさん「そして口を開けば、チン○だマン○だキンタ○だって下品な話か、信仰だカンだ仏教だって余計なお世話な話でしょ。個人的に付き合わなきゃいいやと思っても、同僚なんだもの。仕事は遅いし、お喋りして手が止まるし、仕事してても見てたら本当に頭の悪いやり方なのよ。もうウンザリしてきたの」

Bさん「みかやんみたいな、まともな新人が入ってきたら余計にAさんが目立ってね。みかやんなんかココに入って3日目で、他人の仕事をいっさい手伝わないDさんと組んで20部屋やってるんだもの。3日でだなんて今迄そんな新人なんか居なかったわよ」

Bさん「みんなみかやんの事は認めてるのよ。即戦力になってくれて喜んでるわ。それに比べてAさんたらって、みんなで言ってるの。メイクに時間が掛かってもフロント陣も”またAが喋ってる”と思ってるわよ。だから悲しんだりしないで。この仕事がイヤになって辞めたりしないでね」

みかやん「はい。辞めません」

やー。長かった。Bさんたら、Aさんの話になると止まらないんだもの。

こないだAさんに「今迄人一倍とんでもない人間と出会ってきたべさ?命根性の汚い人間は、奇麗な命の人間にすがるもんだ。助けてくれ!って。これからもみかやんは、人一倍とんでもない人間どもに出会うけど、それも勉強だ。運命だ。この世で徳、積め」と言われた。

そのとんでもない人間どもの中にはAさんも入っているのではないか?と思った。

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