休み・涙の別れ
2005年1月12日朝、ぶっさんが来た。退職したというのに、A番のみっちがやり忘れていた仕事をちゃっちゃと片付けてくれたり、みんなの品出しを手伝ってくれたりで頭が下がった。ぶっさんが来たのは、朝番レジの大親分に挨拶する為だった。ちなみに3悪(感じ・性格・顔)のAさんは偉そうだが大親分ではない。
義理堅いぶっさんは、惣菜・鮮魚・青果・精肉・加工・レジ・事務の各部門に菓子折を用意していた。
ぶっさん「みかやんは、六花亭へ行く事ある?」
みかやん「私、マルセイバターサンドが大好きで時々買いますよ」
ぶっさん「じゃあコレあげるよ」
と、六花亭のポイントカードをくれた。
ぶっさん「みかやんが吸ってる煙草ってコレだったよね」
みかやん「はい。ソレです」
ぶっさん「はい。煙草を吸う人には煙草をあげる」
みかやん「ひゃぁ〜。こないだはお弁当を頂いて、今日はポイントカードやら煙草やら、貰いっぱなしですみません」
私がレジ締めをしている間に、ぶっさんは朝番の大親分に挨拶をしていた。レジを締め終えると、カウンターにぶっさんが居たので、今だ!今しかない!と声をかけた。
みかやん「ぶっさん!本当にお世話になりました。あり、あり、ありが・・・えーん」
ぶっさん「また、そんな。あはは!」
みかやん「すみましぇん」
ぶっさん「うわっ!ホントに泣いてるよ。マジーッ!えーっ!お、俺が説教してるみたいだよ〜。そんなぁ。いや、ど〜〜〜しよ!あ、タイムカードきってきた方がいいよ」
ぶっさんに促されてタイムカードをきってから、またカウンターへ戻った。
みかやん「ぶっさ〜〜ん!」
ぶっさん「すぐ16日に会えるんだからさ。みっちが16日に3人で飲みたいって言ってたよ」
みかやん「わかりました〜。16日に。じゃ、お先に失礼します〜」
ヨロヨロとロッカーへ行って、暫くボーっとしてから帰り支度をして店内へ出た。するとぶっさんが居て「送るよ。車、そこにとめてあるから」と、声を掛けてくれた。
たわいない事を話しているうちに、すぐ我が家に到着してしまい、ちゃんと「ありがとうございました」と言ってない事に気付いた。
みかやん「実は昨日までは、短い時間じゃ語り尽くせないほどのお礼の言葉やお詫びの言葉を考えていたんですが、いざとなると何も言えません。すみません」
ぶっさん「あはは!そ、そんなぁ」
みかやん「ぶっさんには一方ならぬお世話になりまして、厳しく育てて頂いた事にも感謝していますし・・・本当にありがとうございました・・・えーん」
ぶっさん「またかい?」
みかやん「だってぇ・・・」
ぶっさん「あぁ俺もダメだ。サングラスしよ」
感極まって気が付いたら、ぶっさんの手をガッチリと握りしめていた。車から降りて泣き笑いの顔で、ぶっさんに手を振った。
一番最初にぶっさんが退職すると聞いた時は「S君じゃなくて良かった」だなんて思ったのに、ぶっさんとの別れがこんなに辛いものになるなんて。辛い時期を耐え抜いて良かった。前にOくんが言った「頑張った頑張った、みかやんは本当によく頑張った・・・さぁ泣きなさい」という言葉を思い出して、また泣けた。
涙でドロドロの顔の私に手を握られて、ぶっさんも怖かっただろうと、ちょっと反省した。
義理堅いぶっさんは、惣菜・鮮魚・青果・精肉・加工・レジ・事務の各部門に菓子折を用意していた。
ぶっさん「みかやんは、六花亭へ行く事ある?」
みかやん「私、マルセイバターサンドが大好きで時々買いますよ」
ぶっさん「じゃあコレあげるよ」
と、六花亭のポイントカードをくれた。
ぶっさん「みかやんが吸ってる煙草ってコレだったよね」
みかやん「はい。ソレです」
ぶっさん「はい。煙草を吸う人には煙草をあげる」
みかやん「ひゃぁ〜。こないだはお弁当を頂いて、今日はポイントカードやら煙草やら、貰いっぱなしですみません」
私がレジ締めをしている間に、ぶっさんは朝番の大親分に挨拶をしていた。レジを締め終えると、カウンターにぶっさんが居たので、今だ!今しかない!と声をかけた。
みかやん「ぶっさん!本当にお世話になりました。あり、あり、ありが・・・えーん」
ぶっさん「また、そんな。あはは!」
みかやん「すみましぇん」
ぶっさん「うわっ!ホントに泣いてるよ。マジーッ!えーっ!お、俺が説教してるみたいだよ〜。そんなぁ。いや、ど〜〜〜しよ!あ、タイムカードきってきた方がいいよ」
ぶっさんに促されてタイムカードをきってから、またカウンターへ戻った。
みかやん「ぶっさ〜〜ん!」
ぶっさん「すぐ16日に会えるんだからさ。みっちが16日に3人で飲みたいって言ってたよ」
みかやん「わかりました〜。16日に。じゃ、お先に失礼します〜」
ヨロヨロとロッカーへ行って、暫くボーっとしてから帰り支度をして店内へ出た。するとぶっさんが居て「送るよ。車、そこにとめてあるから」と、声を掛けてくれた。
たわいない事を話しているうちに、すぐ我が家に到着してしまい、ちゃんと「ありがとうございました」と言ってない事に気付いた。
みかやん「実は昨日までは、短い時間じゃ語り尽くせないほどのお礼の言葉やお詫びの言葉を考えていたんですが、いざとなると何も言えません。すみません」
ぶっさん「あはは!そ、そんなぁ」
みかやん「ぶっさんには一方ならぬお世話になりまして、厳しく育てて頂いた事にも感謝していますし・・・本当にありがとうございました・・・えーん」
ぶっさん「またかい?」
みかやん「だってぇ・・・」
ぶっさん「あぁ俺もダメだ。サングラスしよ」
感極まって気が付いたら、ぶっさんの手をガッチリと握りしめていた。車から降りて泣き笑いの顔で、ぶっさんに手を振った。
一番最初にぶっさんが退職すると聞いた時は「S君じゃなくて良かった」だなんて思ったのに、ぶっさんとの別れがこんなに辛いものになるなんて。辛い時期を耐え抜いて良かった。前にOくんが言った「頑張った頑張った、みかやんは本当によく頑張った・・・さぁ泣きなさい」という言葉を思い出して、また泣けた。
涙でドロドロの顔の私に手を握られて、ぶっさんも怖かっただろうと、ちょっと反省した。
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