21:46-8:16 A番

今日はB君がC番でMさんがB番だった。A番の時は全然お客さんと縁が無くてちょっと寂しかったりするか、ボケ爺さんやボケ婆さんにワケの分からない事を尋ねられて困惑するかどっちかだが、今日は常連さんファイル・その7のヤンパパさんに話しかけられた。

ヤンパパ「煮込みハンバーグのソースって有りますか?」

みかやん「はい。有りますよ。こちらです♪」

相手はイケメン君だ。いそいそと、しかもにこやかに焼肉のタレやしゃぶしゃぶのタレの売場へご案内した。

みかやん「はい。こちらに・・・あれっ?」

自信満々でご案内してきたのに、タレの売場には煮込みハンバーグソースは無かった。気を取り直して裏側のパスタやパスタソースの売場へご案内した。

みかやん「失礼しました。こちらで・・・ええっ?」

そこに有ったのは煮込みハンバーグソースではなくて、単なるデミグラスソースだった。内心はかなり焦っていたが、冷静なフリをして「すみません。探してきますので少々お待ち下さい」と言って、今度は1人でソース類の売場へ走った。

「そうだそうだ。煮込みハンバーグのソースなんだもの。最初からソースの売場へ来れば良かったのよ。やーねー私ったら。。。あっれーー?無い!」もう背中にタップリとイヤな汗をかいた。それにしてもおかしい。確かに煮込みハンバーグソースが売っているのを見て「今度、買ってみよう」と思っていた。あれは夢だったのだろうか?いや、いくらなんでもまだそこまではボケてないハズだ。

試しに缶詰やピン詰めの売場も見たが、やはり煮込みハンバーグソースは無いし、海苔やかんぴょうに紛れてるとも思えないし、ましてラーメンのコーナーに有るとも思えない。完全にパニくった。イケメンのヤンパパさんには何と答えて良いか分からない。

みかやん「お客様、申し訳ありません!煮込みハンバーグソースは確かに取り扱っておりましたが・・・それが・・・何と申しますか・・・」

ヤンパパ「いえいえ。いいですよ。いいですよ」

みかやん「大変申し訳ありません!」

ヤンパパ「いいですいいです。大丈夫です」

ヤンパパさんは物凄い笑顔を見せてくれたが、笑顔の口元を見ると前歯4本が全部見事なみそっ歯だった。思わずハッ!と息を呑みつつ深々と頭を下げた。そう言えばヤンパパさんはトビのズボンをはいて来た時があった。トビって事は「シンナーですか?」と聞きたいが聞けるワケもなく、「ヤンパパさん、そりゃないよ〜。イケメンなのに勿体ないよ〜」と思いながら、ヤンパパさんを見送った。

それにしてもヤンパパさんは毎日ご来店される。もしかしたら上のマンションに住んでいるのかも知れない。前までは「でも奥さん野○ですから!残念!」と思っていたが、「でも前歯が全部みそっ歯ですから!残念!イケメンヤンパパ斬り!」みたいな感じだ。あーあー。

ヤンパパさんは私の慌てぶりを見て可笑しかったようだ。前にB君にも「パニくってるのが一目見て分かる。実に分かり易い!あはは!」と笑われた事があった。もういいだけ大人なんだから、いざという時も冷静沈着で居たいものだ。

今日はB君と全然、縁がなかった。遠くでB君と警備さんが談笑しているのが見えたり、遠くでB君がMさんと話をしていて大声で笑っているのが見えたり聞こえたり。最近、少しだけB君との距離が縮まったかな?と思っていたのに、また遠くへ離れてしまったような気がした。

普通にB君に挨拶したら、久しぶりに丸無視された。私の事は無視しておいて、Mさんや警備さんにはB君から積極的に話しかけて大声で笑っている・・・という姿を私に見せつけたいみたいだ。何度も言うが、その手の心理のメカニズムを私はどう解釈して良いか分からないし、そんな遠回しなひねくれたようなやり方を理解したいとも思わない。

B君の事を理解したいと思ったし、何度も思い直してB君を悪く思わないようにしていたのに、手に負えない。それとも私の被害妄想で、私の方がひねくれてるんだろうか?

はあぁ。面倒臭い男。

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