夫とバスで苗穂イ○ンへ行ってみた。夫のお目当ては”大きいサイズの紳士服売場”だ。行きつけの新札幌のダイ○ーやG君のお店には、多少飽きてしまったらしく、大きいサイズの紳士服売場の新規開拓をしたかったようだ。

夫用の5LやXXLサイズの服や40インチのジーンズも有ったが、夫的にはお気に召さなかったようで、「なんつーか・・・バスで来るほどの所でもなかったな」との事。なーんにも買わないで帰った。

私の場合は、服はどこでも買えるしよりどりみどりだが、夫の場合はそうはいかない。大きなサイズのショップ自体が少ないし、「コレいいかも?」と思った服はその場で買わないと二度とお目にかかれなかったりする。

それでも今でこそ、大きなサイズのショップも増えてきたが、函館に住んでいた頃は1店舗か2店舗ぐらいしかなかった。しかも当時はアイテム数もサイズも少なく割高だったし、何より”デブのオッサン用”のゴルフの時にはくようなスラックスが変に充実していたりした。

夫がまだ彼氏だった頃「タップリしたセーターを編んで欲しい」と言われた事があった。その当時は2Lかせいぜい3Lぐらいのセーターしか手に入らず、夫が着ると多少ムチムチした感じになり、「タップリとしたセーターを着たい」という願望が強かったようだ。

意を決してタップリめのセーターを編む事にしたが、5Lサイズのタップリめとなると、当時の私には想像を絶する大きさで、編んでも編んでも進まなかった。夏の終わり頃から編み始めたのに、クリスマスに間に合うのだろうか?と不安になったほどだった。

いよいよクリスマスが近付くと、私は自分の部屋にこもりっきりになった。「はたを織っている姿は絶対に見ないで下さい」の鶴の恩返し状態で、家族にも「身体を壊すよ」と心配された。クリスマスの3日前にようやく、模様編みのセーターと前開きボタン付きのニットパーカーが出来上がった。

今、思えば、もっと簡単な物にすりゃ良かったと思うし、出来上がった物はそれほど「タップリ」という印象でもなかったという事だ。

当時は私も若かったし、夫も今よりは少しスマートだったから実現したものの、今ならとても夫のセーターを編もう!とは思わないし、割と普通に5Lのセーターやパーカーが売っているので本当に助かる。

結局、次の休みの時に、いつもの新札幌ダイ○ーとG君のお店へ行く事にした。

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