スーパー48日目:注意する客
2004年10月21日22:17-8:38 B番
今日はEさんがA番で、MさんがC番だった。ふいにMさんが「こないだ、健康診断に行ったら、たまたまB君も来てたんですよ。思いっきり”けっ!お前も来てやがったのかよ!”って顔をしてやりましたよ。あはははは!」と言って、去っていった。
Mさんらしくない発言に驚いてしまったが、これはもしや「B君が何と言おうと私はあなたの味方だから」とか「私もB君の事は好きじゃないの」というメッセージだったのではないか?と思い直し、改めてMさんの存在を勝手に有り難く感じた。
私がB番で、MさんがC番の時は、Mさんが熱心に私の仕事を手伝ってくれるので、本当に助かる。今日も、私が休憩の間に、ビールの品出しを終えていてくれた。今の私にはビールの品出しを一時間で終える事など出来ないので、また驚いてしまった。
Mさんの大活躍で、朝方にはすっかり暇になった。弁当や惣菜の品出しを終えてしまうと、後は8時半までひたすらレジ打ちをしていれば良いだけになった。レジのお客さんが途切れた時、人柄の良さそうな70才ぐらいのお婆さんに話しかけられた。
お婆さん「しみましぇん。てっすどごですか?」
みかやん「はい。ティッシュですね?」
お婆さん「あの、バラでなくていづづぐらいまどまったやづ」
みかやん「ティッシュの5個パックでしたら、こちらです」
レジにお客さんが居なかったので、レジを出てレジからわりと近い所にあるティッシュやトイレットペーパーのコーナーへ連れて行った。
お婆さん「あぁコレコレ。なんぼ探してもバラのてっすしか無いのがと思って。しみましぇんです」
すると、レジから50がらみのオッサンが叫んできた。
オッサン「ちょっとー!レジの人、連れてかないでー!」
オッサンは私に言ってるのではなくて、お婆さんに叫んでいるようだった。慌てて「すみません。今、戻ります」と叫んでレジへ走ると、私の後ろからお婆さんも小走りで着いてきた。
オッサン「あのさぁ、オバサン!レジの人はレジを打つためにレジに居るんだよね!聞きたい事があるんなら、レジ以外の人に聞いて欲しいよ。俺もだけど、朝のお客さんはみんな出勤前で急いでるんだよ。だからレジの人を連れて行かれちゃ、みんな困っちゃうよ」
お婆さん「はぁ。しみましぇん。わだしだらなんも考えないで・・・」
みかやん「いえそんな。レジを離れたのは私ですから。申し訳ありませんでした」
オッサン「いや、アンタは悪くないよ。相手は客なんだもの聞かれたら答えるしかないさ。仕方ないよ。よりによってレジの人に物を尋ねる方が悪いんだ。周りの状況も見ないで、手当たり次第に近くの店員に聞くって良くないと思うよ」
お婆さん「はぁ。ほんとにしみましぇん。わだしほんと、なんも考えでなぐてなんのきなしに聞いでしまって」
オッサン「うん。わかったよ。朝のお客さんはみんな通勤で急いでるって事と、昼間や夕方と違って朝はお店の人も少ないって事、覚えてて。俺の親もそうなんだよ。考え無しに行動するから、周りのみんなに迷惑がかかるんだ」
お婆さん「はい。わがりました。ご迷惑おがげしました」
オッサンは婆さんがティッシュを買い終えるのを待ち、婆さんの為にドアを開けてあげて2人で店外へ出ていった。
私はどうしたら良いか分からず、ただハラハラしながら2人のやりとりを聞いていただけだった。最後は2人仲良く出て行ったから良かったものの、相手も気の強い婆さんだったら喧嘩になっていたかも知れない。あんな気弱そうで、人が良さそうな小さなお婆さんに、朝っぱらからあそこまで小言を並べなくてもいいんじゃないの?平謝りしていたお婆さんがいっそう小さく見えたし、気の毒だった。
てか、オッサン、出勤前で急いでたんじゃないのかい?
その後、8時過ぎの本物の通勤ラッシュを迎え大忙しになったが、お婆さんの訛りっぷりに故郷の函館を思い出した。
今日はEさんがA番で、MさんがC番だった。ふいにMさんが「こないだ、健康診断に行ったら、たまたまB君も来てたんですよ。思いっきり”けっ!お前も来てやがったのかよ!”って顔をしてやりましたよ。あはははは!」と言って、去っていった。
Mさんらしくない発言に驚いてしまったが、これはもしや「B君が何と言おうと私はあなたの味方だから」とか「私もB君の事は好きじゃないの」というメッセージだったのではないか?と思い直し、改めてMさんの存在を勝手に有り難く感じた。
私がB番で、MさんがC番の時は、Mさんが熱心に私の仕事を手伝ってくれるので、本当に助かる。今日も、私が休憩の間に、ビールの品出しを終えていてくれた。今の私にはビールの品出しを一時間で終える事など出来ないので、また驚いてしまった。
Mさんの大活躍で、朝方にはすっかり暇になった。弁当や惣菜の品出しを終えてしまうと、後は8時半までひたすらレジ打ちをしていれば良いだけになった。レジのお客さんが途切れた時、人柄の良さそうな70才ぐらいのお婆さんに話しかけられた。
お婆さん「しみましぇん。てっすどごですか?」
みかやん「はい。ティッシュですね?」
お婆さん「あの、バラでなくていづづぐらいまどまったやづ」
みかやん「ティッシュの5個パックでしたら、こちらです」
レジにお客さんが居なかったので、レジを出てレジからわりと近い所にあるティッシュやトイレットペーパーのコーナーへ連れて行った。
お婆さん「あぁコレコレ。なんぼ探してもバラのてっすしか無いのがと思って。しみましぇんです」
すると、レジから50がらみのオッサンが叫んできた。
オッサン「ちょっとー!レジの人、連れてかないでー!」
オッサンは私に言ってるのではなくて、お婆さんに叫んでいるようだった。慌てて「すみません。今、戻ります」と叫んでレジへ走ると、私の後ろからお婆さんも小走りで着いてきた。
オッサン「あのさぁ、オバサン!レジの人はレジを打つためにレジに居るんだよね!聞きたい事があるんなら、レジ以外の人に聞いて欲しいよ。俺もだけど、朝のお客さんはみんな出勤前で急いでるんだよ。だからレジの人を連れて行かれちゃ、みんな困っちゃうよ」
お婆さん「はぁ。しみましぇん。わだしだらなんも考えないで・・・」
みかやん「いえそんな。レジを離れたのは私ですから。申し訳ありませんでした」
オッサン「いや、アンタは悪くないよ。相手は客なんだもの聞かれたら答えるしかないさ。仕方ないよ。よりによってレジの人に物を尋ねる方が悪いんだ。周りの状況も見ないで、手当たり次第に近くの店員に聞くって良くないと思うよ」
お婆さん「はぁ。ほんとにしみましぇん。わだしほんと、なんも考えでなぐてなんのきなしに聞いでしまって」
オッサン「うん。わかったよ。朝のお客さんはみんな通勤で急いでるって事と、昼間や夕方と違って朝はお店の人も少ないって事、覚えてて。俺の親もそうなんだよ。考え無しに行動するから、周りのみんなに迷惑がかかるんだ」
お婆さん「はい。わがりました。ご迷惑おがげしました」
オッサンは婆さんがティッシュを買い終えるのを待ち、婆さんの為にドアを開けてあげて2人で店外へ出ていった。
私はどうしたら良いか分からず、ただハラハラしながら2人のやりとりを聞いていただけだった。最後は2人仲良く出て行ったから良かったものの、相手も気の強い婆さんだったら喧嘩になっていたかも知れない。あんな気弱そうで、人が良さそうな小さなお婆さんに、朝っぱらからあそこまで小言を並べなくてもいいんじゃないの?平謝りしていたお婆さんがいっそう小さく見えたし、気の毒だった。
てか、オッサン、出勤前で急いでたんじゃないのかい?
その後、8時過ぎの本物の通勤ラッシュを迎え大忙しになったが、お婆さんの訛りっぷりに故郷の函館を思い出した。
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