スーパー19日目:警備のウザ爺
2004年8月31日22:48−9:01 C番
今日はMさんがA番でEさんがB番だった。出勤すると警備のウザ爺が事務所で課長と話しをしていた。警備のウザ爺はワイワイと私に話しかけてきてウザい上に、「傘、傘、これ、傘、傘、忘れ物!」「いいの?いいの?」「言ったよ。言ったよ」と必ず同じ事を繰り返して言う。それがウザさに拍車をかけて私はどうにも警備のウザ爺が苦手だ。
サービスカウンターに用が有ったので、お客さんが引いたら行こうと思っていた。しかし、サービスカウンターの前には警備のウザ爺が立っている。実際に忙しいが、尚も忙しいフリをして走ってサービスカウンターへ向かわなければ、警備のウザ爺につけこまれる。警備のウザ爺に捕まったら最後、話が長くて仕事にならない。
決死の覚悟でサービスカウンターへ走り、ファイルを開いた。するとそのファイルに挟まっていた用紙がパラパラと落ちて、それを拾うハメになった。「ヤバイ。ウザ爺が来るぞ」と思った時には既に遅く、ウザ爺はここぞとばかりに用紙を拾いながら私に近づいてきた。
ウザ爺「さっき課長に聞いたんだけど、この店、どーのこーのあーだこーだ、で、大変なんだってね」
みかやん「そうなんですか」
ウザ爺「そうそう。だってさっき課長が言ってたもの。で、どーのこーのあーだこーだ、で、ここの店だけらしいよ」
みかやん「あ!失礼します〜」
丁度、レジにお客さんが来たので走って逃げた。わざわざ早く出勤して事務所で何をやってたのかと思ってたら、課長に課長クラスでしか知り得ない情報を聞いていたようだった。「そんな事を警備員のあなたが知ってどうするんですか?」と言いたい。
お偉方に取り入って、お偉方クラスしか知り得ない情報を仕入れて、得意気に披露して情報通を気取るあたり、PTAにソックリだ。ウザさもさることながら、こんな所までラブホ時代のPTAに良く似ていてウンザリした。全く、男版、いやオヤジ版、もとい爺版PTAだ。
レジに来たのは若い男性2人組だった。
男性「領収証をお願いします。宛名は数字で○○と書いて下さい」
みかやん「はい。かしこまりました。あ、南郷通りの・・・」
男性「はい。南郷通で店をやってます。ご存じでしたら是非いらして下さい」
みかやん「はい。ありがとうございます。以前から気になっていたお店でしたので、お邪魔させて下さい」
男性「お待ちしております」
この会話の最中、警備のウザ爺は傍に寄ってきて興味津々に聞き耳をたてていたのが、私の目の隅っこに映っていた。ドサクサに紛れて警備のウザ爺が会話に入ってこないように、私はウザ爺に思いっきり背中を向けて話をしていたのだった。お客さんが帰るとウザ爺は「ありがとうございました〜」と挨拶するや否や、私の方へ走ってきた。
ウザ爺「今のお客さん。若い奴には珍しく俺が”ありがとうございました”って言ったら、向こうも”ありがとうございました”って俺に頭を下げて帰ってったぞ。今時の若い奴には珍しいな」
みかやん「南郷通りでお店をやっている方でしたよ」
ウザ爺「そっか。どおりで!店やってるような人なら腰が低いからな。なるほど今時、感心な若者だと思ったよ。店をやってるんだ。店をやってるんなら、ああなんだろうな。店を・・・」
みかやん「・・・(てか、アンタ、聞いてたでしょ?)」
私達の話の一部始終に聞き耳をたてていたのに、さも知らないようなふうに。こーゆーイヤラシイ話の振り方が、もう何ともおぞましい。何が「そっか。どおりで!」だ。あー寒い。本気でPTAの生き別れた父親なのではないか?と思った。マジで。マジで。
これ以上このウザ爺に喋られたら仕事にならない。ウザ爺に付け入る隙を見せないよう走り回って菓子の品出しをした。するとアッサリ、菓子の品出しが終わってしまった。続いて米も玉子もバックヤードの菓子の在庫も品出しを終えてしまい、仕事がなくなった。かと言ってレジに居ようものなら、ウザ爺の恰好の餌食になる事は目に見えている。
仕方ないのでレジ周りの酒や飲料の品出しや前出しをした。本来なら今日のEさんの仕事だが、たまには私もヒトサマのお手伝いを!と張り切ってやり遂げた。帰りにEさんに「手伝って頂いて助かりました。ありがとうございました」と頭を下げられ非常に照れた。
珍しくヒトサマの分の仕事も出来たのは、他でもない警備のウザ爺のお陰だが、敢えて感謝はしたくない。かな?
今日はMさんがA番でEさんがB番だった。出勤すると警備のウザ爺が事務所で課長と話しをしていた。警備のウザ爺はワイワイと私に話しかけてきてウザい上に、「傘、傘、これ、傘、傘、忘れ物!」「いいの?いいの?」「言ったよ。言ったよ」と必ず同じ事を繰り返して言う。それがウザさに拍車をかけて私はどうにも警備のウザ爺が苦手だ。
サービスカウンターに用が有ったので、お客さんが引いたら行こうと思っていた。しかし、サービスカウンターの前には警備のウザ爺が立っている。実際に忙しいが、尚も忙しいフリをして走ってサービスカウンターへ向かわなければ、警備のウザ爺につけこまれる。警備のウザ爺に捕まったら最後、話が長くて仕事にならない。
決死の覚悟でサービスカウンターへ走り、ファイルを開いた。するとそのファイルに挟まっていた用紙がパラパラと落ちて、それを拾うハメになった。「ヤバイ。ウザ爺が来るぞ」と思った時には既に遅く、ウザ爺はここぞとばかりに用紙を拾いながら私に近づいてきた。
ウザ爺「さっき課長に聞いたんだけど、この店、どーのこーのあーだこーだ、で、大変なんだってね」
みかやん「そうなんですか」
ウザ爺「そうそう。だってさっき課長が言ってたもの。で、どーのこーのあーだこーだ、で、ここの店だけらしいよ」
みかやん「あ!失礼します〜」
丁度、レジにお客さんが来たので走って逃げた。わざわざ早く出勤して事務所で何をやってたのかと思ってたら、課長に課長クラスでしか知り得ない情報を聞いていたようだった。「そんな事を警備員のあなたが知ってどうするんですか?」と言いたい。
お偉方に取り入って、お偉方クラスしか知り得ない情報を仕入れて、得意気に披露して情報通を気取るあたり、PTAにソックリだ。ウザさもさることながら、こんな所までラブホ時代のPTAに良く似ていてウンザリした。全く、男版、いやオヤジ版、もとい爺版PTAだ。
レジに来たのは若い男性2人組だった。
男性「領収証をお願いします。宛名は数字で○○と書いて下さい」
みかやん「はい。かしこまりました。あ、南郷通りの・・・」
男性「はい。南郷通で店をやってます。ご存じでしたら是非いらして下さい」
みかやん「はい。ありがとうございます。以前から気になっていたお店でしたので、お邪魔させて下さい」
男性「お待ちしております」
この会話の最中、警備のウザ爺は傍に寄ってきて興味津々に聞き耳をたてていたのが、私の目の隅っこに映っていた。ドサクサに紛れて警備のウザ爺が会話に入ってこないように、私はウザ爺に思いっきり背中を向けて話をしていたのだった。お客さんが帰るとウザ爺は「ありがとうございました〜」と挨拶するや否や、私の方へ走ってきた。
ウザ爺「今のお客さん。若い奴には珍しく俺が”ありがとうございました”って言ったら、向こうも”ありがとうございました”って俺に頭を下げて帰ってったぞ。今時の若い奴には珍しいな」
みかやん「南郷通りでお店をやっている方でしたよ」
ウザ爺「そっか。どおりで!店やってるような人なら腰が低いからな。なるほど今時、感心な若者だと思ったよ。店をやってるんだ。店をやってるんなら、ああなんだろうな。店を・・・」
みかやん「・・・(てか、アンタ、聞いてたでしょ?)」
私達の話の一部始終に聞き耳をたてていたのに、さも知らないようなふうに。こーゆーイヤラシイ話の振り方が、もう何ともおぞましい。何が「そっか。どおりで!」だ。あー寒い。本気でPTAの生き別れた父親なのではないか?と思った。マジで。マジで。
これ以上このウザ爺に喋られたら仕事にならない。ウザ爺に付け入る隙を見せないよう走り回って菓子の品出しをした。するとアッサリ、菓子の品出しが終わってしまった。続いて米も玉子もバックヤードの菓子の在庫も品出しを終えてしまい、仕事がなくなった。かと言ってレジに居ようものなら、ウザ爺の恰好の餌食になる事は目に見えている。
仕方ないのでレジ周りの酒や飲料の品出しや前出しをした。本来なら今日のEさんの仕事だが、たまには私もヒトサマのお手伝いを!と張り切ってやり遂げた。帰りにEさんに「手伝って頂いて助かりました。ありがとうございました」と頭を下げられ非常に照れた。
珍しくヒトサマの分の仕事も出来たのは、他でもない警備のウザ爺のお陰だが、敢えて感謝はしたくない。かな?
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