スーパー18日目:外人さん
2004年8月30日22:17-8:45 B番
今日はA番がEさんでC番がS君だった。私がB番の時に、S君がC番に入るのは初めての事だった。Mさんも、何だかんだ言って私の仕事を手伝ってくれるB君も休みなので心細かったが、いつまでも甘えてはいられない。とにかく急いで、早め早めに行動しようと思いながらレジに入った。
すると今日は、この店のカードを提示すれば5%引きになる日で、店内はお客さんでごった返していた。カードを持っていないお客さんも「混んでるけど何か安いのかな?」と集まってきて、レジが大混乱だった。お陰でレジ補助であるC番のS君がレジに入りっぱなしで、C番の仕事が出来ずにいた。
S君に申し訳ない気持ちで懸命にレジ打ちをしていると、次のお客さんは外国人男性だった。白い肌に黒髪で何人(ナンニンじゃなくてナニジン)なんだろう?と思いながら、「○○円頂戴します」と言うと、クレジットカードを差し出された。
そう言えば先日、S君とMさんのこんな会話を耳にした。
S君「クレジットカードでお支払いだったんですけど、外人さんだったんですよね。こんなサインを貰ったんですが、いいんでしょうか?」
Mさん「何?このサイン。読めないって。でも仕方ないんじゃない?外人さんなんだもの。何か言われたら”外人さんでした”って言えばいいよ」
との事だった。クレジット伝票のサインについては、朝番の人達も本部もとてもうるさいので、生真面目なS君は念の為にMさんに確認したのだろう。2人の会話を聞いた時、何気なく「どんなサインなんだろ?」と思った。そんな事を思い出しながら目の前の外国人男性からクレジット伝票を受け取った。
「----":___..」
クレジット伝票のサインは↑こんなので、まるで読めなかった。アラビア文字らしい。「こんなサインを貰った日にゃあ、そりゃS君も不安になるだろうさ」と、ちょっぴり笑えてしまって満面の笑みでクレジット伝票の控えを渡すと、外国人男性も会心の笑みで受け取ってくれた。
その後もレジ大忙しで私がレジに入ってから3時間で、昨日1日の売上(22時〜翌9時)を達成し、恐るべし給料日後のカードデーだった。ふと我に返ると、自分の仕事を何にもしていない事に気が付いた。各レジ台へのレジ袋や箸の補充、惣菜のラベラー貼り、仕事は山ほどあるのに何かしようとするとレジにお客さんが来て何も出来ない。
レジに来たのは、たまに見かける私より小柄な男性だった。おにぎりとサラダをお買上だったので「割り箸をお付けしますか?」と尋ねると「スイマセン?」と言われた。その「スイマセン?」は我々日本人のイントネーションとは明らかに違っていて、”もう1度言って下さい”というようなニュアンスだった。それにオーバーな表情のオマケ付きだ。
「は?」
この小柄な男性をよく見ると、眼鏡の奥にオッサンながらも(失敬)クルンクルンの長くてフサフサの睫毛、割れた顎に高い鼻。心の中で「ちっちゃいオッサン」と思っていたこの男性は、よく見りゃ外人さんだった。いつも恥ずかしそうに俯いている人だったので、顔をよく見た事は無かったし、さっきの目ん玉をひんむいたようなすっとんきょうな表情など、日本のオッサンに出来る芸当ではない。
そう言えば、以前は韓国の女性が来店されたし、インド系の方もお見えになった。この店は意外とインターナショナルな店だったようだ。
レジが忙しくてすっかり出遅れたS君と私だったが、出遅れながらもS君は懸命に酒の品出しを手伝ってくれたので助かった。S君は24才〜25才でOくんと同世代だが、Oくんと比べるとかなりしっかり者で真面目だ。私が何かを尋ねると、キューピーちゃんみたいな顔でニコッと笑ってくれるので、この殺伐とした職場の中でS君の存在はとても有り難い。
今後はS君と組む日が増えますように・・・。
今日はA番がEさんでC番がS君だった。私がB番の時に、S君がC番に入るのは初めての事だった。Mさんも、何だかんだ言って私の仕事を手伝ってくれるB君も休みなので心細かったが、いつまでも甘えてはいられない。とにかく急いで、早め早めに行動しようと思いながらレジに入った。
すると今日は、この店のカードを提示すれば5%引きになる日で、店内はお客さんでごった返していた。カードを持っていないお客さんも「混んでるけど何か安いのかな?」と集まってきて、レジが大混乱だった。お陰でレジ補助であるC番のS君がレジに入りっぱなしで、C番の仕事が出来ずにいた。
S君に申し訳ない気持ちで懸命にレジ打ちをしていると、次のお客さんは外国人男性だった。白い肌に黒髪で何人(ナンニンじゃなくてナニジン)なんだろう?と思いながら、「○○円頂戴します」と言うと、クレジットカードを差し出された。
そう言えば先日、S君とMさんのこんな会話を耳にした。
S君「クレジットカードでお支払いだったんですけど、外人さんだったんですよね。こんなサインを貰ったんですが、いいんでしょうか?」
Mさん「何?このサイン。読めないって。でも仕方ないんじゃない?外人さんなんだもの。何か言われたら”外人さんでした”って言えばいいよ」
との事だった。クレジット伝票のサインについては、朝番の人達も本部もとてもうるさいので、生真面目なS君は念の為にMさんに確認したのだろう。2人の会話を聞いた時、何気なく「どんなサインなんだろ?」と思った。そんな事を思い出しながら目の前の外国人男性からクレジット伝票を受け取った。
「----":___..」
クレジット伝票のサインは↑こんなので、まるで読めなかった。アラビア文字らしい。「こんなサインを貰った日にゃあ、そりゃS君も不安になるだろうさ」と、ちょっぴり笑えてしまって満面の笑みでクレジット伝票の控えを渡すと、外国人男性も会心の笑みで受け取ってくれた。
その後もレジ大忙しで私がレジに入ってから3時間で、昨日1日の売上(22時〜翌9時)を達成し、恐るべし給料日後のカードデーだった。ふと我に返ると、自分の仕事を何にもしていない事に気が付いた。各レジ台へのレジ袋や箸の補充、惣菜のラベラー貼り、仕事は山ほどあるのに何かしようとするとレジにお客さんが来て何も出来ない。
レジに来たのは、たまに見かける私より小柄な男性だった。おにぎりとサラダをお買上だったので「割り箸をお付けしますか?」と尋ねると「スイマセン?」と言われた。その「スイマセン?」は我々日本人のイントネーションとは明らかに違っていて、”もう1度言って下さい”というようなニュアンスだった。それにオーバーな表情のオマケ付きだ。
「は?」
この小柄な男性をよく見ると、眼鏡の奥にオッサンながらも(失敬)クルンクルンの長くてフサフサの睫毛、割れた顎に高い鼻。心の中で「ちっちゃいオッサン」と思っていたこの男性は、よく見りゃ外人さんだった。いつも恥ずかしそうに俯いている人だったので、顔をよく見た事は無かったし、さっきの目ん玉をひんむいたようなすっとんきょうな表情など、日本のオッサンに出来る芸当ではない。
そう言えば、以前は韓国の女性が来店されたし、インド系の方もお見えになった。この店は意外とインターナショナルな店だったようだ。
レジが忙しくてすっかり出遅れたS君と私だったが、出遅れながらもS君は懸命に酒の品出しを手伝ってくれたので助かった。S君は24才〜25才でOくんと同世代だが、Oくんと比べるとかなりしっかり者で真面目だ。私が何かを尋ねると、キューピーちゃんみたいな顔でニコッと笑ってくれるので、この殺伐とした職場の中でS君の存在はとても有り難い。
今後はS君と組む日が増えますように・・・。
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