Oくんから電話がきた。

Oくん「仕事、どーよ?」

みかやん「どーよもこーよも、もう最悪さぁ。とんでもないウザ男が居て、いちいちウザいのなんの。頭の良い人のイヤミって強烈でしょ。そんな感じで酷いのさ。しかもことごとく同僚の19才の女の子の事を悪く言うんだ。上司の悪口言うなら自分じゃどうにもなんない部分もあるけど、自分リーダーなのに、同僚の小娘の悪口を言う男なんて、いくら偉そうな事を言ったって、大した事のない男としか思えないよ。男なのに!」

みかやん「それと、偶然にヤンTさんが来て、一言二言、話をしたんだけど、”随分と騒々しいお友達ですね”だとさ。せめて”賑やかなお友達ですね”って言ってよ!って感じでしょ。アンタにあたしの友達の事を悪く言われる筋合いはないよ!って言ってやりたかったよ。なかなかどうして他人に言えないような辛辣な事を、ズバズバ言う奴なんだ。腹が立つというより、もう呆れ返る感じ」

Oくん「居る!居る!俺んとこにも、そのテのとんでもないウザ男が居るんだよ。女の前ではヘラヘラしてるのに、野郎だけん時は最悪さ。そこまで言う事ないだろうって事をスパッと言うんだよ。有り得ないって。俺の友達にあのテの男は居ないし、いや、同級生にも知り合いにも居なかったよ。ウザくてウザくて2人っきりになったりしたら、マジ、逃げ出したいぐらいだよ」

Oくん「もうさぁ。そのウザ男がどんな家族の中で育って、どんな環境に居たのか調べたいぐらい、イヤな奴なんだよ。普段ちゃんと出来てた事も、そのウザ男が近くに居ると萎縮するのか、ミスるんだよね。そうなると、なんだか滅入って余計なミスまでして、悪循環なんだよ。俺、この仕事、向いてないのかな?って思っても、辞めるわけにもいかないし。困ったもんだよ」

みかやん「あたしも全く同じ事を思ってたよ。どんな環境でどんな風に育てば、あんなウザ男になるのか、調べたい!と思ったよ。ホントにあたしも、ウザ男が傍にいるとミスるんだよね。1人だとちゃんと出来るのにさ。あたし、前はいろんな事、もっとちゃんと出来てたハズなのに。。。って自己嫌悪の毎日だったよ」

Oくん「俺も!俺も!俺って、こんなに仕事が出来ない奴だったっけ?前はもっとちゃんと出来てたのに。どうしてこんなに怒鳴られるほど仕事出来なくなっちゃったんだろう?って日に日に自信喪失してたよ」

みかやん「そっかー。あたしの場合は”トシなのか?”とも思ったけど、若いOくんもそうなら、お互い今はそんな時期なのかもね」

Oくん「それにお互い、前はとんでもないラブホに居て、久々のまともな職場だからね。普通の事もウザく感じてしまうのかも知れないしね。ところで、そっちのウザ男はいくつなの?」

みかやん「こっちのウザ男は28才だよ。あたしに言わせたら”フン!この若僧が!”って感じだけど、言えないし〜」

Oくん「こっちのウザ男も28才なんだよ!ウザい年頃なのかねぇ?俺にとっては仕事面でも年齢的にも先輩だから、当然モンクも言えないし言うつもりもないけどさ」

みかやん「あはは!男、28才ってウザい年頃なの?Oちゃんも3年後にはウザ男になってたりしてね」

Oくん「俺はウザ男にはならないよ!お互い、ウザ男に何も言わせないぐらい、仕事が出来るようにならないとね」

みかやん「そーゆー事だね」

Oくん「俺さ、職場とラブホが近いから、Fちゃんに仕事決まった事を伝えに行こうと思ってるんだ。それとトドの様子も心配だから、遅番の時にトドの様子も見に行こうと思ってるんだ」

みかやん「へえぇ。いいトコ有るんでしょ」

Oくん「まあね。エッヘン。職場からラブホがチャリで5分ぐらいの所だからさ。こないだも何気に平和通りからあの坂を見下ろしたよ。いつもみかやんとココを歩いてたなぁと思ってさ。みかやんとあの坂を下りる事は、もう2度とないだろうからね」

みかやん「確かに。あの坂の下には、ラブホ4軒しか無いからね。あはは!Fちゃんに会ったら、宜しく言っといてね。あと、トドの様子も知らせてよ」

Oくん「了解!ほんじゃまた!ウザ男に負けず頑張ろう!」

みかやん「ほいほい」

偶然にも同じ日に入社した我々だったが、Oくんも同じようなウザ男に同じような目に遭わされていたと知って、何だか気持ちがラクになった。明日からは独り立ちだ。頑張ろう。

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