スーパー5日目:ヤンTさん来る
2004年8月7日22:20-8:44 B番
3回目のB番という事で、ほぼ何もかも1人でする事になった。今日までは私とB君が2人セットで4人居るが、明日は私が休みで、明後日からは完全に私が独り立ちで3人体制になるそうだ。
休憩時間に恐る恐るB君に尋ねてみた。
みかやん「S君も、たった5回の勤務で独り立ちしたんですか?」
B君「S君の場合は1ヶ月の猶予が有りましたが、あなたはデパートやコンビニでの経験が有るという事を店長が見込んで入って来られた方なので、5回で充分でしょう。何か異存は有りますか?」
みかやん「それにしても、あれだけの仕事量です。とても不安です」
B君「1年半働いてきた僕やMさんやEさんが必死でやってギリギリ間に合う仕事量です。たった5日しか働いていないあなたに出来るとは思ってませんので、もちろんフォローはしますよ。しかし前述のとおり、各自必死でやってギリギリですから、あなたのフォローに時間をとられると各自がかなり辛い事になるので、その辺を加味して、しっかりやって貰わないと困りますし、フォローをあてにするなんて事は論外ですから」
「はい。わかりました」と返事はしたが、内心は「あーはいはい。わかりましたよ」って感じだ。あぁウザいウザい。
とは言っても、私が飲料の品出しをしていると、陰で秘かに酒の品出しをしてくれたし、山ほどあったダンボールのゴミをこっそり片付けてくれたりするので、モンクも言えないのが逆に辛い。
有り難い事に日曜の朝は、おにぎりや弁当の納品が少なく、品出しがとてもラクだったので、早めのレジ締め準備や予行練習をしていた。
そんな時に限って、お客さんがレジに並び始める。不思議な事に、レジを離れている時は、お客さんもウロウロしているのに、1時間毎のレジの点検レポートを出したり、レジを開けてみたりして、レジが「ピッ」と鳴ったとたんに、お客さんが続々とレジへ集まってくる。
レジの最後尾にカップルが並ぶのが見えた。カップルの後にはお客さんが並ばず、取り敢えずこのお客さんで一区切りだと思った。
いつもどおり「98円です」などと読み上げをしていると、物凄い大きな声でカップルの女性が「えーっ!なんでココにいるのー?」と叫んだ。お客さん同士で話をしてるのだろうと思ったら、「えーっ!カラオケ猫目に居るんじゃなかったの?」と言われ、初めて私の事だと気づき、お客さんを見るとヤンTさんだった。
みかやん「うわぁ!ビックリしたーっ!てか、いらっしゃいませ〜」
ヤンTさん「いつからココに居るの?私は毎日ココに来てるのに気付かなかったよ〜」
カラオケ猫目で働き始めた時も、コンビニで働き始めた時も、ヤンTさんにはメールをしていたが、このスーパーで働いてからはトドとOくんぐらいにしか知らせてなかった。
みかやん「ごめんごめん。2日から働いてたんだけど、毎日毎日こてんぱんに叱られてたから、とても”ココに居る”って連絡出来なかったんだ。もっと慣れて、叱られなくなってからじゃなきゃ、とても恥ずかしくてヒト様に知らせられなくてさ。ホントにこてんぱんだから」
ヤンTさんの連れの男性に「ココのナイトさんに新しい人が入ったんだぁと思ってたら、まさかヤンTさんの知り合いとはね。凄い偶然。俺もほぼ毎日来てますよ」と言われて改めて顔を見ると、本当に毎日来店されていた常連さんの顔で、いつも私を見守るようにニコニコしている感じの良いお客さんだった。その感じの良い男性とヤンTさんが知り合いだったという事も偶然だ。
「また来るから〜。頑張ってね〜!」「俺もまた来ます」と言って、2人は帰って行った。ふと振り返るとB君が鬼の形相で立っていた。「毎日毎日こてんぱんに叱られてたから」と言うのを聞いていたに違いない。背中に変な汗を背負った。
B君「随分と騒々しいお友達ですね。お友達が来ても、こちらは仕事中なんですから、私語は慎んで下さい。基本ですから。例え相手が話し込んだりしても、早く切り上げる術を身に付けて下さい。基本ですよ」
みかやん「はい。わかりました。すみませんでした」
「基本です」「基本的に」と言うのがB君の口癖だが、基本も知らなくて悪かったわよ!と開き直りたくなるぐらい、言い方が酷い。「基本」の他に「論理的に」と「物理的に」というのもあり、本当にB君の話は長くて聞き苦しくて、ウザい。
ともあれ明後日からは伸び伸び働けそうだ。
3回目のB番という事で、ほぼ何もかも1人でする事になった。今日までは私とB君が2人セットで4人居るが、明日は私が休みで、明後日からは完全に私が独り立ちで3人体制になるそうだ。
休憩時間に恐る恐るB君に尋ねてみた。
みかやん「S君も、たった5回の勤務で独り立ちしたんですか?」
B君「S君の場合は1ヶ月の猶予が有りましたが、あなたはデパートやコンビニでの経験が有るという事を店長が見込んで入って来られた方なので、5回で充分でしょう。何か異存は有りますか?」
みかやん「それにしても、あれだけの仕事量です。とても不安です」
B君「1年半働いてきた僕やMさんやEさんが必死でやってギリギリ間に合う仕事量です。たった5日しか働いていないあなたに出来るとは思ってませんので、もちろんフォローはしますよ。しかし前述のとおり、各自必死でやってギリギリですから、あなたのフォローに時間をとられると各自がかなり辛い事になるので、その辺を加味して、しっかりやって貰わないと困りますし、フォローをあてにするなんて事は論外ですから」
「はい。わかりました」と返事はしたが、内心は「あーはいはい。わかりましたよ」って感じだ。あぁウザいウザい。
とは言っても、私が飲料の品出しをしていると、陰で秘かに酒の品出しをしてくれたし、山ほどあったダンボールのゴミをこっそり片付けてくれたりするので、モンクも言えないのが逆に辛い。
有り難い事に日曜の朝は、おにぎりや弁当の納品が少なく、品出しがとてもラクだったので、早めのレジ締め準備や予行練習をしていた。
そんな時に限って、お客さんがレジに並び始める。不思議な事に、レジを離れている時は、お客さんもウロウロしているのに、1時間毎のレジの点検レポートを出したり、レジを開けてみたりして、レジが「ピッ」と鳴ったとたんに、お客さんが続々とレジへ集まってくる。
レジの最後尾にカップルが並ぶのが見えた。カップルの後にはお客さんが並ばず、取り敢えずこのお客さんで一区切りだと思った。
いつもどおり「98円です」などと読み上げをしていると、物凄い大きな声でカップルの女性が「えーっ!なんでココにいるのー?」と叫んだ。お客さん同士で話をしてるのだろうと思ったら、「えーっ!カラオケ猫目に居るんじゃなかったの?」と言われ、初めて私の事だと気づき、お客さんを見るとヤンTさんだった。
みかやん「うわぁ!ビックリしたーっ!てか、いらっしゃいませ〜」
ヤンTさん「いつからココに居るの?私は毎日ココに来てるのに気付かなかったよ〜」
カラオケ猫目で働き始めた時も、コンビニで働き始めた時も、ヤンTさんにはメールをしていたが、このスーパーで働いてからはトドとOくんぐらいにしか知らせてなかった。
みかやん「ごめんごめん。2日から働いてたんだけど、毎日毎日こてんぱんに叱られてたから、とても”ココに居る”って連絡出来なかったんだ。もっと慣れて、叱られなくなってからじゃなきゃ、とても恥ずかしくてヒト様に知らせられなくてさ。ホントにこてんぱんだから」
ヤンTさんの連れの男性に「ココのナイトさんに新しい人が入ったんだぁと思ってたら、まさかヤンTさんの知り合いとはね。凄い偶然。俺もほぼ毎日来てますよ」と言われて改めて顔を見ると、本当に毎日来店されていた常連さんの顔で、いつも私を見守るようにニコニコしている感じの良いお客さんだった。その感じの良い男性とヤンTさんが知り合いだったという事も偶然だ。
「また来るから〜。頑張ってね〜!」「俺もまた来ます」と言って、2人は帰って行った。ふと振り返るとB君が鬼の形相で立っていた。「毎日毎日こてんぱんに叱られてたから」と言うのを聞いていたに違いない。背中に変な汗を背負った。
B君「随分と騒々しいお友達ですね。お友達が来ても、こちらは仕事中なんですから、私語は慎んで下さい。基本ですから。例え相手が話し込んだりしても、早く切り上げる術を身に付けて下さい。基本ですよ」
みかやん「はい。わかりました。すみませんでした」
「基本です」「基本的に」と言うのがB君の口癖だが、基本も知らなくて悪かったわよ!と開き直りたくなるぐらい、言い方が酷い。「基本」の他に「論理的に」と「物理的に」というのもあり、本当にB君の話は長くて聞き苦しくて、ウザい。
ともあれ明後日からは伸び伸び働けそうだ。
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