22:20-9:12 C番

今日は2回目のC番で、今日からは1人でレジ作業をする事になった。ウザいB君が離れてホッとするが、混んでくるとレジに入ってサッカー係やスキャン係をしてくれた。今日もB君が作ってくれたチェックシートを見ながら、自力で仕事を進めた。

1・菓子棚上品出し
2・菓子品出し
3・菓子前出し
4・家庭用品棚上品出し
5・家庭用品前出し
6・ペットフード棚上品出し
7・ペットフード前出し
8・中通路エンド前出し
9・酒、飲料の準備
10・米品出し
11・玉子品出し
12・バックヤードの菓子品出し
13・パン品出し
14・コンテナ運び
15・ピッキングの肉運び
16・洋日配ピッキング
17・洋日配品出し

1人レジは慣れないとなかなか大変だ。お金の事なので間違うわけにはいかないし、過不足を出すわけにもいかない。昼間はオンラインなので、クレジットカードの支払いもカードスキャン「ピッ」なのでラクチンだが、深夜〜早朝はオフラインなので、クレジットカードを出されると驚くほど手間暇がかかる。ベテランのB君がレジをしていてもクレジットのお客さんが来ると、行列になるそうだ。

昨日までは普通に出来ていたレジ作業も、お客さんが並び始めるとパニくって出来なくなったり、慌ててお釣りを落としたりして、粗相が多く自分でもウンザリした。パニくり始めるとB君が来てくれて助かったが、「パニくってるのが分かり易くて助かります」と言われ、より一層ウンザリした。

おまけに「自分で判断しないで、分からない事があったらすぐに聞いて下さい」と言うので、遠慮なく尋ねるというより確認するように「コレはこうして、こうするんでしたよね?」と聞くと、「それはもう2回言いましたよ」との返事。それじゃ分からない事があっても聞けないじゃないか!

デパートでもラブホでも他の所でも、先輩には「同じ事を何回でも言うから、何回でも聞いてね」と指導されてきたので、私も後輩には同じように言って仕事を教えたが、「もう2回言いました」「3回言う前に覚えて下さい」「3回目ですよ!」だなんて言う先輩は初めてだ。分からない事があったら、B君以外の人に尋ねるしかない!と思った。

朝になり、洋日配の品出しをしていると、ぼちぼち早起き婆さん部隊が現れた。私の思い過ごしではなく「近くに店員が居たら、何か話しかけないと悪い」と思っているフシが有り、今朝も早起き婆さん部隊からの洗礼を受けた。なんだかんだと話しかけられながら品出しをしていると、手強い婆さんが現れた。

婆さん「すみませんが、パッと放すだけのみそ汁はどこですか?」

みかやん「はい。こちらです」

と、品出ししていた棚から一番遠い即席みそ汁のコーナーへ連れて行って逃げた。品出しを続けていると、背後から同じ声の婆さんに「お忙しいところ、すみませんが」と声をかけられた。

婆さん「すみませんが、すり胡麻はどこですか?」

みかやn「はい。こちらです」

と、品出ししていた棚から2番目に遠いすり胡麻のコーナーへご案内して、ニッコリ笑って速やかに立ち去った。

三たび品出しを続けていると、またも同じ婆さんに「あなた、お忙しい中、申し訳ないんですが」と声をかけられた。もう朝番の人達も出勤してきているので、店員は私だけではないのに、わざわざ遠くから私だけを目掛けてくるのは何故だ?と怖くなった。「この婆さんは欲しい物を一つ一つ私に案内させて買うつもりなのだろうか?」と観念してニッコリ笑って振り返ると・・・。

婆さん「あの。私。パッと放すだけのみそ汁が欲しいんですが」

婆さんの買物籠の中には、さっき入れたばかりの即席みそ汁が入っていた。

みかやん「こ、こちらの即席みそ汁ではない物が宜しいですか?」

婆さん「えっ?あらまぁ!私ったら、いつの間に買ってたんでしょう。まぁ不思議!ちょっとビックリしました。すみません。忙しいのに」

ビックリしたのは私の方だ。「ボケとるんかい?」とは笑えない、まさに本物のマジボケさんだ。私に案内されてみそ汁コーナーへ行って「あぁコレ!いつも使ってるのコレです」と言って、買物カゴへ入れたのをまるで覚えてらっしゃらない。しかも、どこにあるか分からないみそ汁が籠の中に入っているのは、無意識にしても快挙だ!と興奮してらっしゃる。あまりの事に返す言葉が見つからなかった。

独居老人ではありませんように、と祈るような気持ちで見送った。

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