今日は休み・放心状態
2004年2月2日 つぶやきホテルQでの最後の仕事を終えた私達は大荷物を背負っていた。フロントK子が「捨てる備品は持ち帰っていいわよ」と言ってくれたので、各自、花瓶や絵、沸騰ポットや掛け時計、化粧品や風呂セットなどをゴミ袋に詰めた物を背負い、サンタクロース状態だった。
トドが気を利かせて私達を自宅へ送り届けてくれる事になったが、お客さんが部屋に忘れた小銭を分けるのを忘れていた。お客さんが部屋に忘れていった5円玉や10円玉が貯まりに貯まって(実は500円玉も有ったの。ゴメンナサイ)2205円になっていた。三人でコンビニに寄り、1人700円分の弁当とデザートと飲み物を買って、Oくん宅でささやかな打ち上げをした。
トド「はあ〜。終わってもうたなぁ」
みかやん「終わったねぇ。何だかアッと言う間だった」
Oくん「本当に終わったよ。なんか脱力〜」
トド「ところで、外道は何しとったん?」
みかやん「フロントの中を片付けてから、あたしらに合流するとか言ってたけど、期待してなかったもん」
Oくん「たまにフロントから出てくりゃ、邪魔くさくて仕方なかったよ、何を聞いてもわからないし、逆に俺に”いつもどうしてたんですか?”と聞いてきやがった。いつもいつも閉店作業なんかしてねえって!」
外道の事はともかく、三人で積もる話をした。
トドが行くホテルRには、ホテルQグループで知らない人は居ないぐらい有名な、お局ベッドメイクが居る。そのお局がルールブックなので、どうでもいいような些細な事もお局のやり方でやらなければならないそうだ。お局に逆らえば辞めるように仕向けられる。トドの頼みの綱だった元同僚も、お局にいびり抜かれて辞めたそうだ。ホテルRのフロント陣もお局には逆らえず、お局一派の勢力は物凄いらしい。
私が行くホテルPには、お局直伝のベッドメイク係が2人居るが、他の3人は直接お局の指導を受けたわけではない。お局は「ホテルPのD班?あぁ、あそこは全然ダメね。ホテルQのD班?あそこは最悪よ」と、お局自身が直接指導していない者に対して、常々厳しく批判しているそうだ。ホテルPのD班もグループの中では結構肩身が狭いようだ。その上、メイクさん達と外道が冷戦状態だ。
一番無難なのがOくんが行くホテルKだ。優しいHさんは居るし、凶悪な人もいない。おまけにベッドメイク係がフロントも兼ねるので、おかしげなフロントの人に煩わされる事もない。そのOくんも、お局によるトドの調教が仕上がった時点でホテルRへ行く。はっきりと日時が決まっていない事ぐらいしか不安材料が無い。
トドもOくんも、まだ見ぬお局に必要以上に脅える事もないし、私もその後のホテルPでの外道とメイクさん達がどうなったか分からない。ま、行ってみなければ何も分からないって事で、一同納得した。
帰りの車の中でトドが「ウチ、お局に潰されるかもわからん。なんぼウチでもキッツイ思うんや。みかやんやOくんと約束してもうたけど、改装オープンの時にウチがおらんかったらごめんな」と、珍しく弱音を吐いた。「それでもさ、三人で再会を夢見て頑張ろうよ。ホテルRにはOくんも行くんだから一緒に頑張っててよ。あたしなんか独りぽっちで寂しいよ。めっちゃ心細いし不安で仕方ないよ」と私も本音が出た。
「でもなウチが辞める時は、洗いざらい社長へ報告したるわ!残るみかやんやOくんに辛い思いはさせられへん。それだけはウチに任しときや!」とトドは言うが、どうか暴走しないでくれ!と思った。
帰宅後、暫く放心状態だった。今日も夫は「ジョニー・デップ好きでしょ」とビデオを借りてきてくれた。お菓子や缶コーヒーも沢山買ってきてくれた。これは夫からの「家事はいいから暫くのんびりしてなさい」という合図だ。ありがたく甘える事にした。
トドが気を利かせて私達を自宅へ送り届けてくれる事になったが、お客さんが部屋に忘れた小銭を分けるのを忘れていた。お客さんが部屋に忘れていった5円玉や10円玉が貯まりに貯まって(実は500円玉も有ったの。ゴメンナサイ)2205円になっていた。三人でコンビニに寄り、1人700円分の弁当とデザートと飲み物を買って、Oくん宅でささやかな打ち上げをした。
トド「はあ〜。終わってもうたなぁ」
みかやん「終わったねぇ。何だかアッと言う間だった」
Oくん「本当に終わったよ。なんか脱力〜」
トド「ところで、外道は何しとったん?」
みかやん「フロントの中を片付けてから、あたしらに合流するとか言ってたけど、期待してなかったもん」
Oくん「たまにフロントから出てくりゃ、邪魔くさくて仕方なかったよ、何を聞いてもわからないし、逆に俺に”いつもどうしてたんですか?”と聞いてきやがった。いつもいつも閉店作業なんかしてねえって!」
外道の事はともかく、三人で積もる話をした。
トドが行くホテルRには、ホテルQグループで知らない人は居ないぐらい有名な、お局ベッドメイクが居る。そのお局がルールブックなので、どうでもいいような些細な事もお局のやり方でやらなければならないそうだ。お局に逆らえば辞めるように仕向けられる。トドの頼みの綱だった元同僚も、お局にいびり抜かれて辞めたそうだ。ホテルRのフロント陣もお局には逆らえず、お局一派の勢力は物凄いらしい。
私が行くホテルPには、お局直伝のベッドメイク係が2人居るが、他の3人は直接お局の指導を受けたわけではない。お局は「ホテルPのD班?あぁ、あそこは全然ダメね。ホテルQのD班?あそこは最悪よ」と、お局自身が直接指導していない者に対して、常々厳しく批判しているそうだ。ホテルPのD班もグループの中では結構肩身が狭いようだ。その上、メイクさん達と外道が冷戦状態だ。
一番無難なのがOくんが行くホテルKだ。優しいHさんは居るし、凶悪な人もいない。おまけにベッドメイク係がフロントも兼ねるので、おかしげなフロントの人に煩わされる事もない。そのOくんも、お局によるトドの調教が仕上がった時点でホテルRへ行く。はっきりと日時が決まっていない事ぐらいしか不安材料が無い。
トドもOくんも、まだ見ぬお局に必要以上に脅える事もないし、私もその後のホテルPでの外道とメイクさん達がどうなったか分からない。ま、行ってみなければ何も分からないって事で、一同納得した。
帰りの車の中でトドが「ウチ、お局に潰されるかもわからん。なんぼウチでもキッツイ思うんや。みかやんやOくんと約束してもうたけど、改装オープンの時にウチがおらんかったらごめんな」と、珍しく弱音を吐いた。「それでもさ、三人で再会を夢見て頑張ろうよ。ホテルRにはOくんも行くんだから一緒に頑張っててよ。あたしなんか独りぽっちで寂しいよ。めっちゃ心細いし不安で仕方ないよ」と私も本音が出た。
「でもなウチが辞める時は、洗いざらい社長へ報告したるわ!残るみかやんやOくんに辛い思いはさせられへん。それだけはウチに任しときや!」とトドは言うが、どうか暴走しないでくれ!と思った。
帰宅後、暫く放心状態だった。今日も夫は「ジョニー・デップ好きでしょ」とビデオを借りてきてくれた。お菓子や缶コーヒーも沢山買ってきてくれた。これは夫からの「家事はいいから暫くのんびりしてなさい」という合図だ。ありがたく甘える事にした。
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