ラブホ奮戦記350日目:今年の姫始め
2003年12月31日0:00-8:30 7部屋掃除
今日はOくんとの勤務。イカレRが休みでC班のフロントはDさんだったので、久々に意気揚々とフロントへ出勤の打刻に行った。
Dさん「216号室がデリなのよ。大晦日にデリよ!デリ屋さんも暇だったのか、呼んだらすぐに来て。もう本当にすぐ来たのよ!」
Oくん「デリヘル嬢とカウントダウンってのも、オツなものかも知れないすよ。年が明けたら”デリ始め”っすね」
Dさん「そうよねぇ。デリヘルさんと姫始めってワケにはいかないから、デリ始めね。うふふふ」
在室より空室の方が多く、掃除待ちの部屋も無かったので控え室へ戻ってOくんとカウントダウンをした。
Oくん&みかやん「明けましておめでとー!今年も宜しくー!」
Oくん「今年も俺らは仕事だってのに、客は一斉に姫始めだよ〜。なんだかねぇ。ふぅ〜」
退勤の打刻をしたC班の人達が戻ってきたので、Oくんが持ってきたボイルエビ(祝い海老)を皆でつまみながら新年の挨拶をし、C班の人達は私とOくんにケーキや菓子パンなど沢山の差し入れを置いて帰って行った。まったりしたのも束の間、初詣帰りのお客さん達が次々と来て、アッという間に満室になった。
年明けの初仕事は、デリ部屋の掃除だった。男性客もデリヘル嬢も若者だったのに、湯飲み茶碗と茶托が1セットだけ消えていた。
2部屋目は、私達が出勤した時にむやみやたらにイチャイチャしていた若いカップルが使った部屋だった。テーブルの上に見てくれ!と言わんばかりにらくがき帳が開いてあったので、見てみると。
「今日は○男と私の結婚式。ホントの結婚式は2年後の予定。だって2人とも16才なんだもーん。今日、○男から婚約指輪を貰ったのーーー!・・・」
と今時の若者の文字で書いてあって、ご丁寧にプリクラまで貼っていた。
Oくん「へええ。16才だったんだ。とてもティーンエイジャーには見えなかったね。てか、俺が16才の時は、女も知らない真面目な高校生だったけどねぇ」
みかやん「おまけに、仕事以外でラブホへ行ったこと無いし」
Oくん「そうだよ。今年25才になる俺でさえ、ラブホ行った事ないってのに!いやそーじゃなくて、その事はヒトに言わないでね。なんか俺、恥ずかしくなってきた。16才って言ったら、俺に言わせたらまだまだ全然子供じゃん!」
みかやん「そーゆーあなたも、私に言わせたら全然、子供だけどね」
Oくん「それよりも何よりも、この部屋、酷くない?」
促されて辺りを見ると、いかにも”若者の大はしゃぎの後”という感じだったのに、散らかったベッドの枕元にあるスキンだけが手つかずで綺麗に2個揃って並んでいた。なんだかねぇ。。。いいんだろうかぁ?と思った。まさに老婆心だが妙に胸が痛み、私もトシねぇと多少ブルーになりながら、控え室へ使用済みのリネン類を置きに戻った。
Fちゃん「おう!ご苦労さん!おめでとーさん!蕎麦持ってきたからよー、Oくんと食えや」
目の前にFちゃんが居てビックリした。
みかやん「ええーっ!年越し蕎麦の事、気に掛けててくれたの?もぉ〜。こんな事をして、あたしを泣かせようとして〜」
Fちゃん「お前らなんか、俺の異動より蕎麦を食えなくなる方を残念がってたべ」
いつもなら憎まれ口の一つも返すところだが、思わずFちゃんの手を握って「ありがとう!」と言うと、「いやいいんだ。なんもいいんだ。いいんだいいんだ。じゃ、Oくんに宜しく」と、テレまくって帰られてしまった。走って部屋へ戻り、Oくんに伝えた。
Oくん「やっぱりFちゃんはいいよね。俺の中でFちゃんはキングオブフロントだからね。I氏とは人間の出来が違うよ。早くまたFちゃんと一緒に働けるようになるといいね」
控え室でFちゃんに貰った蕎麦を食べながら、Oくんと暫しFちゃんの想い出を語り合った。晴れがましいような気持で今日最後の部屋へ行くと、元旦の朝だというのに血まみれだった。シーツに大きな赤い丸。
Oくん「まっ、”初日の出”って事にしておこうか。Fちゃんのお陰で気分がいいし、縁起物って事で」
みかやん「あはは。縁起物なのかい?まぁ、紅白だし。そーゆー事にしておこうか」
一年の計は元旦にありと言うが、Fちゃんのお陰で気分良く過ごせた。今年は良い年になりそう・・・かな?
今日はOくんとの勤務。イカレRが休みでC班のフロントはDさんだったので、久々に意気揚々とフロントへ出勤の打刻に行った。
Dさん「216号室がデリなのよ。大晦日にデリよ!デリ屋さんも暇だったのか、呼んだらすぐに来て。もう本当にすぐ来たのよ!」
Oくん「デリヘル嬢とカウントダウンってのも、オツなものかも知れないすよ。年が明けたら”デリ始め”っすね」
Dさん「そうよねぇ。デリヘルさんと姫始めってワケにはいかないから、デリ始めね。うふふふ」
在室より空室の方が多く、掃除待ちの部屋も無かったので控え室へ戻ってOくんとカウントダウンをした。
Oくん&みかやん「明けましておめでとー!今年も宜しくー!」
Oくん「今年も俺らは仕事だってのに、客は一斉に姫始めだよ〜。なんだかねぇ。ふぅ〜」
退勤の打刻をしたC班の人達が戻ってきたので、Oくんが持ってきたボイルエビ(祝い海老)を皆でつまみながら新年の挨拶をし、C班の人達は私とOくんにケーキや菓子パンなど沢山の差し入れを置いて帰って行った。まったりしたのも束の間、初詣帰りのお客さん達が次々と来て、アッという間に満室になった。
年明けの初仕事は、デリ部屋の掃除だった。男性客もデリヘル嬢も若者だったのに、湯飲み茶碗と茶托が1セットだけ消えていた。
2部屋目は、私達が出勤した時にむやみやたらにイチャイチャしていた若いカップルが使った部屋だった。テーブルの上に見てくれ!と言わんばかりにらくがき帳が開いてあったので、見てみると。
「今日は○男と私の結婚式。ホントの結婚式は2年後の予定。だって2人とも16才なんだもーん。今日、○男から婚約指輪を貰ったのーーー!・・・」
と今時の若者の文字で書いてあって、ご丁寧にプリクラまで貼っていた。
Oくん「へええ。16才だったんだ。とてもティーンエイジャーには見えなかったね。てか、俺が16才の時は、女も知らない真面目な高校生だったけどねぇ」
みかやん「おまけに、仕事以外でラブホへ行ったこと無いし」
Oくん「そうだよ。今年25才になる俺でさえ、ラブホ行った事ないってのに!いやそーじゃなくて、その事はヒトに言わないでね。なんか俺、恥ずかしくなってきた。16才って言ったら、俺に言わせたらまだまだ全然子供じゃん!」
みかやん「そーゆーあなたも、私に言わせたら全然、子供だけどね」
Oくん「それよりも何よりも、この部屋、酷くない?」
促されて辺りを見ると、いかにも”若者の大はしゃぎの後”という感じだったのに、散らかったベッドの枕元にあるスキンだけが手つかずで綺麗に2個揃って並んでいた。なんだかねぇ。。。いいんだろうかぁ?と思った。まさに老婆心だが妙に胸が痛み、私もトシねぇと多少ブルーになりながら、控え室へ使用済みのリネン類を置きに戻った。
Fちゃん「おう!ご苦労さん!おめでとーさん!蕎麦持ってきたからよー、Oくんと食えや」
目の前にFちゃんが居てビックリした。
みかやん「ええーっ!年越し蕎麦の事、気に掛けててくれたの?もぉ〜。こんな事をして、あたしを泣かせようとして〜」
Fちゃん「お前らなんか、俺の異動より蕎麦を食えなくなる方を残念がってたべ」
いつもなら憎まれ口の一つも返すところだが、思わずFちゃんの手を握って「ありがとう!」と言うと、「いやいいんだ。なんもいいんだ。いいんだいいんだ。じゃ、Oくんに宜しく」と、テレまくって帰られてしまった。走って部屋へ戻り、Oくんに伝えた。
Oくん「やっぱりFちゃんはいいよね。俺の中でFちゃんはキングオブフロントだからね。I氏とは人間の出来が違うよ。早くまたFちゃんと一緒に働けるようになるといいね」
控え室でFちゃんに貰った蕎麦を食べながら、Oくんと暫しFちゃんの想い出を語り合った。晴れがましいような気持で今日最後の部屋へ行くと、元旦の朝だというのに血まみれだった。シーツに大きな赤い丸。
Oくん「まっ、”初日の出”って事にしておこうか。Fちゃんのお陰で気分がいいし、縁起物って事で」
みかやん「あはは。縁起物なのかい?まぁ、紅白だし。そーゆー事にしておこうか」
一年の計は元旦にありと言うが、Fちゃんのお陰で気分良く過ごせた。今年は良い年になりそう・・・かな?
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