ラブホ奮戦記348日目:血と汗
2003年12月29日0:00-8:00 20部屋掃除
今日はトドとの勤務。満室で殆どの部屋が休憩だというのに、イカレRはC班全員を残さず、残ったのはC班のA氏1人だった。A氏は41歳独身で、一目見て若い頃は走り屋だったというのが分かる。とてもじゃないが昼間に真っ当な仕事をしている人には見えず、かなり恐い。今までA氏が日記に登場しなかったのは、A氏が新人であるという事と、私もトドもA氏は顔が怖くて無愛想で苦手だったからだ。
「おはようございます」「お疲れ様でした」と挨拶しかした事のないA氏と一緒に仕事をする事になった。「イカレRの奴、このクソ忙しい時に、よりにもよって新人1人しか残さないとは何事だ!」と思うが、A氏の手前、怖くてとても口には出せなかった。仕方なく無言で黙々と掃除を続けた。珍しくイカレRがハギをしているので、良しとしようと思っていたら部屋の電話が鳴った。
イカレR「あんた達が前の部屋の冷蔵庫の鍵をしてないから、フロントのパネルに冷蔵庫異常が出てる。すぐ行って鍵をかってきてくれ」
みかやん「は?あなたがハギに入って鍵をかけ忘れたんじゃないですか?」
イカレR「フン、俺は鍵を持って歩いてない」
みかやん「あなた以外のフロントの人は全員、鍵を持っていて、ハギをした時に冷蔵庫の補充があれば鍵をかけてますよ」
イカレR「あんた達が冷蔵庫の中を拭かないから、俺はわざと鍵をかけないんだ」
みかやん「フロントの人が鍵をかけてると信じてサッと拭いてますよ。冷蔵庫の鍵をわざとかけないフロントなんて、あなたが初めてですから。取り敢えず今はその部屋しか空いてないので、お客さんが入る前に行って鍵をかけてきて貰えませんか?私達は掃除待ちの部屋を上げるのに必死ですから」
イカレR「あんた達が鍵をしてないんだ。あんた達が行け!」
「ブチッ」と電話を切られ、私もブチッとキレた。前の部屋で部屋係だったのはトドだ。部屋係が冷蔵庫の鍵をチェックして中を拭く事になっている。トドに電話の内容を伝えるとトドもキレた。
トド「アホちゃうか?冷蔵庫異常はどこのホテルでもフロントが直してるんやで!部屋1つしか空いてへんのに、客が入ってもうたらどないすんねんな。イカレRが行ったらええんや。放っておき」
みかやん「”わざと鍵をかけない”とか”鍵を持ってない”って大いばりだよ。馬鹿丸出し!」
トド&みかやん「ふざけんなーーー!クソオヤジーーー!」
逆に強面のA氏が私達を見て脅えていた。部屋掃除を再開するとまた電話が鳴った。今度はトドが出て、仕方なく前の部屋へ鍵をかけに行った。
トド「”客が入る前に早く行け”やて。そんなんこっちのセリフやんか。部屋係はウチやったから行ってきたわ。イカレRの奴、またハギ入らんようになってもうたし、こんなんやったら年末、身体がもたんわ」
午前1時になり、A氏が帰ってフロントはI氏になった。やれやれと思ったが今度はI氏が「ピッチが壊れた」と言ってハギに入らない。掃除をしても掃除をしても満室になり、気の休まる暇が無かった。待合室でお客さんが待っているが、ゴミだらけだったり、血まみれだったりで、掃除に時間がかかる部屋ばかりだ。
控え室から一番遠い213号室が血まみれだった。シーツやバスタオルが血まみれだけならまぁ良いが、シーツについた血がおねしょマットまで貫通していると厄介だ(どうしても見てみたい方はこちら→http://www.asp.to/pic1/7999_200401062131271.jpg)。待合室のお客さんに「まだですか?」と声をかけられながら、通路を走りリネン室で新しいおねしょマットを持って、また走る。全く勘弁して欲しい。
後半は血まみれの部屋ばかりだった。またトドがキレた。
トド「この年末に何で寄ってたかって生理の人が来るんや!生理やったら、おとなしく家で年越しの準備や大掃除でもしてたらええんちゃうんか?スキモノばっかでイヤんなるわ!」
みかやん「もう大掃除が済んで、自分の部屋が汚れるのがイヤなんじゃないの?それにココは、そーゆー所だもの。淡白な人ばかりだったら、ラブホも儲からないからね」
トド「それにしても血が多過ぎや!」
結局20部屋の掃除をした。その内4部屋はA氏と三人で掃除をしたが、残り16部屋の殆どはハギ無しの部屋だったので、さすがに疲れ果てた。部屋は血まみれ、私達は汗まみれだった。
今日はトドとの勤務。満室で殆どの部屋が休憩だというのに、イカレRはC班全員を残さず、残ったのはC班のA氏1人だった。A氏は41歳独身で、一目見て若い頃は走り屋だったというのが分かる。とてもじゃないが昼間に真っ当な仕事をしている人には見えず、かなり恐い。今までA氏が日記に登場しなかったのは、A氏が新人であるという事と、私もトドもA氏は顔が怖くて無愛想で苦手だったからだ。
「おはようございます」「お疲れ様でした」と挨拶しかした事のないA氏と一緒に仕事をする事になった。「イカレRの奴、このクソ忙しい時に、よりにもよって新人1人しか残さないとは何事だ!」と思うが、A氏の手前、怖くてとても口には出せなかった。仕方なく無言で黙々と掃除を続けた。珍しくイカレRがハギをしているので、良しとしようと思っていたら部屋の電話が鳴った。
イカレR「あんた達が前の部屋の冷蔵庫の鍵をしてないから、フロントのパネルに冷蔵庫異常が出てる。すぐ行って鍵をかってきてくれ」
みかやん「は?あなたがハギに入って鍵をかけ忘れたんじゃないですか?」
イカレR「フン、俺は鍵を持って歩いてない」
みかやん「あなた以外のフロントの人は全員、鍵を持っていて、ハギをした時に冷蔵庫の補充があれば鍵をかけてますよ」
イカレR「あんた達が冷蔵庫の中を拭かないから、俺はわざと鍵をかけないんだ」
みかやん「フロントの人が鍵をかけてると信じてサッと拭いてますよ。冷蔵庫の鍵をわざとかけないフロントなんて、あなたが初めてですから。取り敢えず今はその部屋しか空いてないので、お客さんが入る前に行って鍵をかけてきて貰えませんか?私達は掃除待ちの部屋を上げるのに必死ですから」
イカレR「あんた達が鍵をしてないんだ。あんた達が行け!」
「ブチッ」と電話を切られ、私もブチッとキレた。前の部屋で部屋係だったのはトドだ。部屋係が冷蔵庫の鍵をチェックして中を拭く事になっている。トドに電話の内容を伝えるとトドもキレた。
トド「アホちゃうか?冷蔵庫異常はどこのホテルでもフロントが直してるんやで!部屋1つしか空いてへんのに、客が入ってもうたらどないすんねんな。イカレRが行ったらええんや。放っておき」
みかやん「”わざと鍵をかけない”とか”鍵を持ってない”って大いばりだよ。馬鹿丸出し!」
トド&みかやん「ふざけんなーーー!クソオヤジーーー!」
逆に強面のA氏が私達を見て脅えていた。部屋掃除を再開するとまた電話が鳴った。今度はトドが出て、仕方なく前の部屋へ鍵をかけに行った。
トド「”客が入る前に早く行け”やて。そんなんこっちのセリフやんか。部屋係はウチやったから行ってきたわ。イカレRの奴、またハギ入らんようになってもうたし、こんなんやったら年末、身体がもたんわ」
午前1時になり、A氏が帰ってフロントはI氏になった。やれやれと思ったが今度はI氏が「ピッチが壊れた」と言ってハギに入らない。掃除をしても掃除をしても満室になり、気の休まる暇が無かった。待合室でお客さんが待っているが、ゴミだらけだったり、血まみれだったりで、掃除に時間がかかる部屋ばかりだ。
控え室から一番遠い213号室が血まみれだった。シーツやバスタオルが血まみれだけならまぁ良いが、シーツについた血がおねしょマットまで貫通していると厄介だ(どうしても見てみたい方はこちら→http://www.asp.to/pic1/7999_200401062131271.jpg)。待合室のお客さんに「まだですか?」と声をかけられながら、通路を走りリネン室で新しいおねしょマットを持って、また走る。全く勘弁して欲しい。
後半は血まみれの部屋ばかりだった。またトドがキレた。
トド「この年末に何で寄ってたかって生理の人が来るんや!生理やったら、おとなしく家で年越しの準備や大掃除でもしてたらええんちゃうんか?スキモノばっかでイヤんなるわ!」
みかやん「もう大掃除が済んで、自分の部屋が汚れるのがイヤなんじゃないの?それにココは、そーゆー所だもの。淡白な人ばかりだったら、ラブホも儲からないからね」
トド「それにしても血が多過ぎや!」
結局20部屋の掃除をした。その内4部屋はA氏と三人で掃除をしたが、残り16部屋の殆どはハギ無しの部屋だったので、さすがに疲れ果てた。部屋は血まみれ、私達は汗まみれだった。
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