※I氏から電話がきた。

「昨日、Tさんを借りるのにホテルQへ電話したら、腐れFが”1人でいいのか?2人貸せるぞ”と言ったんです。いくら何でも1人メイクは辛いでしょう!と言ったら、腐れFの野郎”大丈夫だ!俺が部屋に入るから”って言ったんですよ。身の程知らずが。あんな奴が部屋に入って何の役に立つと言うんでしょう。呆れました」

「こっちのメイクさんは3人で、1人はかん高い声でよく喋るおばさんみたいな20代の男の子で、30代の女の人はとんでもない大デブで、40代の女の人は薄気味悪いんですよ。年齢的にはOくんみかやんトドと同じなんですけど、全然そそらないんですよ。勝負パンツ買って損しました」

「新人ばかりなので1部屋の掃除に30分以上かかるんです。常務が”ベテラン呼ぶか?”とか”深夜も2班体制にしないとヤバイ”と言ってるので、みかやんやOくんにも声がかかるかも知れません。そっちで腐れFといるなら、こっちに来た方がいいですよ」

「すみませんねぇ。私ばかり喋って。もしこっちから手伝い要請があったらすぐ来て下さいね」

との事だった。

0:00-9:00. 9部屋掃除 
今日はOくんとTさんとの勤務。早速Tさんに聞いてみた。

みかやん「今朝I氏から電話が来て、ホテルPのメイクさん達をどうこう言ってたよ」

Tさん「きゃーはっはっは。そのとおりです。男の子はおばさんみたいだし、30代は100kg超の物凄いデブで、40代の人は何か薄気味悪いんですよ。I氏ったら的を得た発言です」

みかやん「一部屋に30分以上かかるんだって?」

Tさん「”時間より丁寧さ”と思ってて、ゆっくり眠たくなるような掃除でした。お客さんが待ってても全く慌てないんです。こっちなら、お客さんが待ってたら10分位で部屋を空けるじゃないですか。これでいいんだろうか?と思います」

静かに部屋のドアが空いたので、一同身構えた。腐れFだと思ったらI氏だった。工場の仕事が早く終わったので、出勤前に私達の顔を見に来てくれたそうだ。有り難い事だ。

みかやん「わーっ!I氏〜。丁度今ホテルPの話をしてたんですよ」
Tさん「私もうホテルPへ行きたくないですよ。陰気で面白くないです」

I氏「ココを中心に考えるとヨソは面白くないですよ。こんな笑える姉弟メイクは他には居ないです。この2人が居ないだけでこんなに寂しいとは思いませんでした。私だってこれから出勤だけど行きたくないですよ」

Oくん「なんすか?笑える姉弟メイクって。こんなクソ真面目な俺らをつかまえて」

みかやん「喜んでいいのか何なのかわかんないよね。Oちゃんはともかく私はお笑いキャラじゃないし」

20分程、4人で話をしてからI氏は泣く泣くホテルPへ出勤した。

Tさん「みかやんやOくんより、I氏の方がよっぽど寂しそうで痛々しいですね」

Oくん「俺らはこれから腐れFと戦っていかなきゃなんないんだよ。寂しがってなんかいられないよ」

一気に6部屋掃除して在室がたったの4部屋になった。他のフロントの人なら、貯まったリネンを片付けてくれているが、腐れFの場合はリネンが貯まったままだ。1部屋空いたが空き部屋が15部屋もあるので三人でリネンを片付けたり、各自の作業バックの補充をしていた。

Oくん「今、腐れFが来て”部屋入れよ(掃除しろよ)。部屋を空けるのを最優先しろ”だってさ」

みかやん「満室で客待ちしてるならともかく、こんなに空き部屋があるのに。”他のフロントならリネンを片付けてくれてるのに、お前は何もしないから片付けてる”って言えば良かったでしょ」

Oくん「とっさに思いつかなかったよ。ごめんなさい」

みかやん「あたしなら”だからメイクの間でアンタは状況判断の出来ない男で有名だよ”ぐらい言ってやったのに」

Tさん「みかやんや私に言ったら反撃されると思って、Oくんに言うんじゃないですか?」

Oくん「俺、腐れFになめられてるのかな」

みかやん「このまま部屋に入ったら、腐れFに屈服するみたいでイヤだねえ」

Tさん「ムカつきます。”黙ってても部屋には入るよ。いちいち指図するから嫌われるんだ”と言ってやりたかったですよね」

Oくん「だからとっさに思いつかなくて。ごめんなさい」

「俺らはこれから腐れFと戦っていかなきゃなんないんだよ」と言いながら、腐れFの言いなりになっているOくんが不甲斐なかった。このままでは腐れFの思うツボだ。

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