ラブホ奮戦記213日目:語るI氏
2003年6月19日※惣菜工場は休み。夫と札幌ドームで巨人vs広島を観戦。帰りに某コンビニに寄る。私が詰めたかも知れない惣菜各種が売られているのを見て、1人で勝手に照れてしまった。
0:00-6:00 14部屋掃除
今日はTさんとの勤務。トドが体調不良で休んだ為、Tさんと2人勤務になった。Tさんと2人勤務は初めてなので緊張したが、出勤時に既に掃除待ちの部屋があったので、早速掃除へ駆り出された。
腐れF「聞いたか?今日は2人だ」
みかやん「はい」
腐れFめ。いちいち話しかけないでくれ。お前がOくんへ電話して「トドが休むので出勤して貰えないか?」と言わないから2人なんだ。トドもトドだ。毎度、私の休みの日に「代わってくれ」と言うし、私が休みの日に急に休むから何度も休日返上で働いたし、今日も休むからTさんと2人じゃないか!
日曜や月曜ならともかく、今日は侮れない木曜日でリネンも有る。まだ新人で2人勤務も不慣れなTさんとは1部屋の掃除に20〜30分かかる。
午前1時からI氏がハギをしまくってくれた。今日は2人勤務なので、ベッドを組んでくれたり、リネン籠を部屋へ持って行って、使用済みのリネンを回収してくれたので大助かりだった。2人勤務の時は「3人目のベッドメイク」として手伝ってくれるような、頼もしいI氏が居なくなると思うと、本当に残念だ。
I氏が懸命に手伝ってくれたので、Tさんと2人でも1部屋20分弱で掃除ができた。I氏のハギに追いついたので、3人で部屋へ入るとなんとも血生臭かった。I氏がベッドの布団を剥がすとやはりシーツが血まみれになっていた。Tさんが洗面所から血まみれのバスローブやバスタオルを回収してきた。
Tさん「これは生理ではないような気がします」
I氏「シーツもそうですが、なんて言うか鮮血ですよね」
みかやん「妙に色鮮やかな赤ですよね」
I氏「私は生理にはならないので、わかりませんけど」
Tさん「赤過ぎると思うんですよ」
みかやん「うーん。生理だとも少し赤黒い気がしますね」
I氏「って事は何でしょう?」
Tさん「下血とか吐血とか刺されたとか?キャアーッ」
みかやん「下血も吐血もした事がないからねぇ」
しかし、部屋から連絡がなかったので、何事もなかったのだろう。
I氏「ところでTさん。部屋に箸とスプーンはあるのに、フォークやナイフが無いのは何故だか知ってましたか?」
Tさん「凶器になるとマズイからですか?」
I氏「そうです。持ち込まれたら、どうしようもないんですけどね。だから灰皿も小さくて軽めなんですよ」
Tさん「へええ。札幌でもラブホで殺人事件とか殺傷事件がありましたからね」
I氏「計画的犯行は防げなくても、急にカッときてホテルの備品で暴行なんて事はある程度、防げるようにしてるんですよ」
Tさん「へええ。知りませんでした」
I氏「私は前に殺人事件があったラブホで働いていたんですが、事件があった部屋の事は従業員にも知らせないし、知ってる従業員には固く口止めするんですよ。事件の事を知ってる従業員はそれとなく解雇になって、気が付いたら新人ばかりになってたりするんです」
Tさん「今ここで事件があったら私もクビになっちゃうじゃないですか」
I氏「ここはモニター設備や備品管理がしっかりしてるんですよ。ベッド周りを見て下さい。電気スタンドはコードも無いし棚から離れないし、灰皿はごく小さめ、カッとなってもスタンドで殴れないし、コードで首も絞められないし、灰皿で殴っても致命傷にはならないんですよ。そもそもここはベッド上の照明だけの部屋が多いんですよ。社長がうるさいらしくて」
Tさん「へえぇ」
I氏「私は他のラブホテルでも働いてましたが、この集中ロックシステムは本当に安心なんですよ。精算しないとドアは開かないし、1人が先に帰る時はフロントへ電話をしないと開きません。必ずフロントで部屋に残る方と電話で話をするので、連れを殺して逃げるなんて事はできないんですよ」
Tさん「へえぇ」
I氏「フロントたるもの、常に最悪の事態を想定して行動をとってですね。。。」
I氏は、このテの話になると話が止まらなくなる。ウンザリしながら聞いているTさんを後目に、今日も話が止まらなくなったI氏だった。こんなI氏の語りが聞けなくなるのも寂しいものだ。
0:00-6:00 14部屋掃除
今日はTさんとの勤務。トドが体調不良で休んだ為、Tさんと2人勤務になった。Tさんと2人勤務は初めてなので緊張したが、出勤時に既に掃除待ちの部屋があったので、早速掃除へ駆り出された。
腐れF「聞いたか?今日は2人だ」
みかやん「はい」
腐れFめ。いちいち話しかけないでくれ。お前がOくんへ電話して「トドが休むので出勤して貰えないか?」と言わないから2人なんだ。トドもトドだ。毎度、私の休みの日に「代わってくれ」と言うし、私が休みの日に急に休むから何度も休日返上で働いたし、今日も休むからTさんと2人じゃないか!
日曜や月曜ならともかく、今日は侮れない木曜日でリネンも有る。まだ新人で2人勤務も不慣れなTさんとは1部屋の掃除に20〜30分かかる。
午前1時からI氏がハギをしまくってくれた。今日は2人勤務なので、ベッドを組んでくれたり、リネン籠を部屋へ持って行って、使用済みのリネンを回収してくれたので大助かりだった。2人勤務の時は「3人目のベッドメイク」として手伝ってくれるような、頼もしいI氏が居なくなると思うと、本当に残念だ。
I氏が懸命に手伝ってくれたので、Tさんと2人でも1部屋20分弱で掃除ができた。I氏のハギに追いついたので、3人で部屋へ入るとなんとも血生臭かった。I氏がベッドの布団を剥がすとやはりシーツが血まみれになっていた。Tさんが洗面所から血まみれのバスローブやバスタオルを回収してきた。
Tさん「これは生理ではないような気がします」
I氏「シーツもそうですが、なんて言うか鮮血ですよね」
みかやん「妙に色鮮やかな赤ですよね」
I氏「私は生理にはならないので、わかりませんけど」
Tさん「赤過ぎると思うんですよ」
みかやん「うーん。生理だとも少し赤黒い気がしますね」
I氏「って事は何でしょう?」
Tさん「下血とか吐血とか刺されたとか?キャアーッ」
みかやん「下血も吐血もした事がないからねぇ」
しかし、部屋から連絡がなかったので、何事もなかったのだろう。
I氏「ところでTさん。部屋に箸とスプーンはあるのに、フォークやナイフが無いのは何故だか知ってましたか?」
Tさん「凶器になるとマズイからですか?」
I氏「そうです。持ち込まれたら、どうしようもないんですけどね。だから灰皿も小さくて軽めなんですよ」
Tさん「へええ。札幌でもラブホで殺人事件とか殺傷事件がありましたからね」
I氏「計画的犯行は防げなくても、急にカッときてホテルの備品で暴行なんて事はある程度、防げるようにしてるんですよ」
Tさん「へええ。知りませんでした」
I氏「私は前に殺人事件があったラブホで働いていたんですが、事件があった部屋の事は従業員にも知らせないし、知ってる従業員には固く口止めするんですよ。事件の事を知ってる従業員はそれとなく解雇になって、気が付いたら新人ばかりになってたりするんです」
Tさん「今ここで事件があったら私もクビになっちゃうじゃないですか」
I氏「ここはモニター設備や備品管理がしっかりしてるんですよ。ベッド周りを見て下さい。電気スタンドはコードも無いし棚から離れないし、灰皿はごく小さめ、カッとなってもスタンドで殴れないし、コードで首も絞められないし、灰皿で殴っても致命傷にはならないんですよ。そもそもここはベッド上の照明だけの部屋が多いんですよ。社長がうるさいらしくて」
Tさん「へえぇ」
I氏「私は他のラブホテルでも働いてましたが、この集中ロックシステムは本当に安心なんですよ。精算しないとドアは開かないし、1人が先に帰る時はフロントへ電話をしないと開きません。必ずフロントで部屋に残る方と電話で話をするので、連れを殺して逃げるなんて事はできないんですよ」
Tさん「へえぇ」
I氏「フロントたるもの、常に最悪の事態を想定して行動をとってですね。。。」
I氏は、このテの話になると話が止まらなくなる。ウンザリしながら聞いているTさんを後目に、今日も話が止まらなくなったI氏だった。こんなI氏の語りが聞けなくなるのも寂しいものだ。
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