ラブホ奮戦記199日目:大慌ての客
2003年6月3日※親友Y子さん宅へ遊びに行った。私が以前、何気なく話した事を覚えていて「あの時は何も役に立てなくてごめんね。今になって後悔しているの」と懸命に詫び始めたので驚いた。私自身が忘れていた話だった。彼女は高校時代からずっと全力で私を支え続けてくれている。私が何気なく話した事も気に掛けてくれたり、胸を痛めたりしてくれている。有り難くて胸がいっぱいになった。今日も、変わらぬ友情に感謝しながら彼女の家を後にした。
0:00-9:00. 16部屋掃除
今日はOくんとTさんとの勤務。出勤するとC班の人達がキレていた。「掃除待ちが沢山あるのにFにハギしろと言われたよ。自分でやれって」「リネンがあるのに本送しろ!ってさ。D班も何もしなくていいよ」「早く部屋を出るとFに”本送したのか”と言われるよ」と、全員鼻息が荒かった。
本送というのは朝のA班やB班がする徹底的な掃除の事だ。風呂のカビ取り、蛍光灯拭き、窓拭き、電話機やカラオケマイクの消毒、トイレ&洗面所のクレンザーがけ等らしい。それに対してC班や私達D班は仮送と言って、部屋を空けるのを優先して基本的なベッドメイクをしている。
フロントへ行くとFに「本送と言っても拭ける所を丁寧に拭くだけでいい」と言われたが三人とも無言で立ち去った。Oくんがドアに向かって「それなら本送って言うなよ!腐れおやじ」と言った。全くだ。
いつもは8〜11分で部屋を出るC班が22分も部屋に居た。それに習って私達も11〜13分で掃除を終えて25分位まで部屋の中でうだうだと休んでいた。お陰で掃除ははかどらないし、たリネンも手つかずだ。
午前1時になってC班とFが帰り、I氏が控え室へ走ってきた。
I氏「あのおやじ、フロントK子に”日曜はC班は2〜3時間休んでたし、D班は控え室から出て来なかった”と報告したんですよ」
みかやん「とんでもない。日曜はC班は28部屋も掃除して休む暇なかったです。私達は腐れおやじにアピールするように、ゴミ袋やボロを折ってましたよ」
Oくん「明日、C班の人達に告げ口してやる!覚えてろ、汚れおやじ」
一気にOくんの頭に血がのぼった。カンカンに怒って、宥め賺しても効き目無しだった。部屋へ掃除へ行くと、Oくんはテーブルの上に女性用のハイソックスがあるのを発見して、フロントへ届けに行った。補充品を控え室へ取りに戻ったり、フロントへ忘れ物を届けに行くのは部屋係の仕事だ。Oくんが靴下を届けて戻って来た時、私は洗面所にピアスがあるのを発見したので、申し訳ないが再度フロントへ届けに行って貰った。
やれやれとOくんが部屋へ戻って来ると、今度は風呂係のTさんが「すみません。髪留めがあるのを今、見つけてしまいました」と言うので、またOくんがフロントへ届けに行った。三度目ともなるとOくんは無言だった。ようやく部屋へ戻って自分の仕事を始めたら、ベッドの横にネックレスと指輪があるのを発見して、またフロントへ届けに行った。元々汚れおやじの一件で怒っていたがついにブチ切れた。
Oくん「この女、馬鹿じゃねえのか!靴下にピアスに髪留めにネックレスに指輪、全部忘れてやがる!」
ベッドの布団を剥がしながら誰に言うともなく怒鳴ったOくんだったが、布団の中からストッキングが出てきて、あまりの事に布団を持ったままベッドに座り込んでしまった。お客さんの忘れ物はフロントで手渡しする決まりなので、何をおいても速やかにフロントへ届けなければならない。お客さんが取りに来た時に部屋に忘れ物があってはならないそうだ。Oくんは凄い勢いでフロントへ行った。5回目だった。
Oくん「最近、ろくな目に遭わないと思ったら、いつもあの腐れ汚れおやじのせいでムカついてるからなのかもね。イライラして部屋へ入るとろくな目に遭わないってジンクスは本当だよね。けどあのおやじがいる限りムカつかずにはいられないよ。早くまた飛ばされるかクビになるかすればいいのに。にしてもこの客、どんな馬鹿面か顔を見てやりたいよ」
みかやん「そんな風に言っちゃダメ。何か不測の事態で大慌てだったんじゃないの?」
Oくん「大慌てにも程があるよ。馬鹿か酔っぱらいに決まってる」
前半の超スローペースがたたって掃除待ちの部屋をなかなか片付けられず、結局はリネンに手を付けられなかった。A班には申し訳ないが2部屋残して帰る事にした。火曜なのに異常に忙しかった。
0:00-9:00. 16部屋掃除
今日はOくんとTさんとの勤務。出勤するとC班の人達がキレていた。「掃除待ちが沢山あるのにFにハギしろと言われたよ。自分でやれって」「リネンがあるのに本送しろ!ってさ。D班も何もしなくていいよ」「早く部屋を出るとFに”本送したのか”と言われるよ」と、全員鼻息が荒かった。
本送というのは朝のA班やB班がする徹底的な掃除の事だ。風呂のカビ取り、蛍光灯拭き、窓拭き、電話機やカラオケマイクの消毒、トイレ&洗面所のクレンザーがけ等らしい。それに対してC班や私達D班は仮送と言って、部屋を空けるのを優先して基本的なベッドメイクをしている。
フロントへ行くとFに「本送と言っても拭ける所を丁寧に拭くだけでいい」と言われたが三人とも無言で立ち去った。Oくんがドアに向かって「それなら本送って言うなよ!腐れおやじ」と言った。全くだ。
いつもは8〜11分で部屋を出るC班が22分も部屋に居た。それに習って私達も11〜13分で掃除を終えて25分位まで部屋の中でうだうだと休んでいた。お陰で掃除ははかどらないし、たリネンも手つかずだ。
午前1時になってC班とFが帰り、I氏が控え室へ走ってきた。
I氏「あのおやじ、フロントK子に”日曜はC班は2〜3時間休んでたし、D班は控え室から出て来なかった”と報告したんですよ」
みかやん「とんでもない。日曜はC班は28部屋も掃除して休む暇なかったです。私達は腐れおやじにアピールするように、ゴミ袋やボロを折ってましたよ」
Oくん「明日、C班の人達に告げ口してやる!覚えてろ、汚れおやじ」
一気にOくんの頭に血がのぼった。カンカンに怒って、宥め賺しても効き目無しだった。部屋へ掃除へ行くと、Oくんはテーブルの上に女性用のハイソックスがあるのを発見して、フロントへ届けに行った。補充品を控え室へ取りに戻ったり、フロントへ忘れ物を届けに行くのは部屋係の仕事だ。Oくんが靴下を届けて戻って来た時、私は洗面所にピアスがあるのを発見したので、申し訳ないが再度フロントへ届けに行って貰った。
やれやれとOくんが部屋へ戻って来ると、今度は風呂係のTさんが「すみません。髪留めがあるのを今、見つけてしまいました」と言うので、またOくんがフロントへ届けに行った。三度目ともなるとOくんは無言だった。ようやく部屋へ戻って自分の仕事を始めたら、ベッドの横にネックレスと指輪があるのを発見して、またフロントへ届けに行った。元々汚れおやじの一件で怒っていたがついにブチ切れた。
Oくん「この女、馬鹿じゃねえのか!靴下にピアスに髪留めにネックレスに指輪、全部忘れてやがる!」
ベッドの布団を剥がしながら誰に言うともなく怒鳴ったOくんだったが、布団の中からストッキングが出てきて、あまりの事に布団を持ったままベッドに座り込んでしまった。お客さんの忘れ物はフロントで手渡しする決まりなので、何をおいても速やかにフロントへ届けなければならない。お客さんが取りに来た時に部屋に忘れ物があってはならないそうだ。Oくんは凄い勢いでフロントへ行った。5回目だった。
Oくん「最近、ろくな目に遭わないと思ったら、いつもあの腐れ汚れおやじのせいでムカついてるからなのかもね。イライラして部屋へ入るとろくな目に遭わないってジンクスは本当だよね。けどあのおやじがいる限りムカつかずにはいられないよ。早くまた飛ばされるかクビになるかすればいいのに。にしてもこの客、どんな馬鹿面か顔を見てやりたいよ」
みかやん「そんな風に言っちゃダメ。何か不測の事態で大慌てだったんじゃないの?」
Oくん「大慌てにも程があるよ。馬鹿か酔っぱらいに決まってる」
前半の超スローペースがたたって掃除待ちの部屋をなかなか片付けられず、結局はリネンに手を付けられなかった。A班には申し訳ないが2部屋残して帰る事にした。火曜なのに異常に忙しかった。
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