ラブホ奮戦記170日目:最悪の子連れ客
2003年4月30日※夜、カウンター復活。めでたし。めでたし。
0:00-9:00. 13部屋掃除
今日はOくんとYくんとの勤務。ゴールデンウィークの谷間の平日なので暇かと思ったら、出勤時に既に満室だった。しかも常に待合室にお客さんがいて大忙しだった。お客さんの出入りが止まった午前3時。部屋が空いたのでスタンバイして、控え室のカーテンの陰から帰るお客さんの姿を見送った。通路へ出ると、ラブホでは滅多に聞かない子供の声が聞こえた。
子供の声「ママ!ママ」
慌ててカーテンの陰に隠れたが、子供の声に対する返事が無いので、また通路へ出た。
子供の声「ママ、ママ」
子供の声だけが響いて通路も待合室も静まりかえっていた。
Yくん「ゲッ。なんか気持ち悪くないすか?」
Oくん「俺だけに聞こえる幻聴だったらどうしようかと思ったよ」
みかやん「怖い事言わないで。みんな聞こえてるよ」
通路を進むと、待合室から4〜5才位の女の子が出てきたので、飛び上がって驚いた。待合室の中を見ると子供の親と思われる若い男女が、衝立の陰でいちゃついていた。呆れながら待合室を通り越して、空いた部屋の掃除に行った。
Yくん「あの親はなんすか?子供そっちのけっすよ!」
Oくん「部屋の枕元にはスキンがあるし、自販機にはローターやバイブが入ってるし、テレビを点けたらエロビだし、教育上よろしくないじゃん。ゴールデンウイークなんだし、リゾートホテルとかビジネスホテルへ行きゃあいいのに」
Yくん「子供と同室でもやっちゃったりするんすかね?」
みかやん「眠るだけだから、こーゆー所でもいいや!と思ったんじゃないの?」
掃除が終わると子連れの若夫婦は早速、空き部屋へ入った。平日なので午前6時に帰れるだろうと思っていたのに、いっこうにお客さんが帰らず空き部屋が無いので朝9時迄勤務が確定した。今日ココへ来ている人達は明日も休みなのだろう。
午前7時半にモニターからお客さんが精算を始めた音が聞こえてきた。例の子連れ客が入った218号室だったので急いでスタンバイした。カーテンの陰から覗くと若夫婦は本当に若くてOくんやYくんくらいの年頃だ。両親のどちらかが手を引く事もなく、女の子は両親の後を着いて歩いていた。しきりに「ママ、赤いの何?」「赤いの何?」と聞いているが両親は終始無言だった。
部屋へ入って愕然とした。部屋係のOくんは床でグラスが木っ端微塵に割れているのを発見し、風呂係のYくんは天井まで水しぶきが上がってるのを見て、洗面係の私は洗面台の下が水浸しになっているのを見てしまった。部屋の入口付近でグラスが割れていたので、急いで掃除機を取りに控え室へ戻って掃除機をかけまくった。更に絨毯の上も粘着ローラーをかけまくって、ようやく部屋へ入る事が出来た。
やれやれと思ったところでベッドの布団を剥がしたOくんが叫んだ。
Oくん「やっちゃってるよ。日の丸だもの。生理だよ」
Yくん「ええええっ。子供の目の前でっすか?」
Oくん「さっき”赤いの何?”って言ってたよな」
Yくん「なんてオープンな親子なんすかねぇ」
Oくん「あんな小さな子が朝の3時や7時に起きてるなんておかしいよ。子供が何と言っても返事一つしないし。手ぐらい繋いで歩いたらいいじゃん」
Yくん「俺らと同じくらいのトシすよね。これじゃ”今の若い親は”と言われても仕方ないすよ。風呂なんか子供がダイブしたような水しぶきが上がってて、シャワーの水が天井まではねてるんすよ。最悪っす」
みかやん「トイレも悲惨だよ。ウン○して水を流してないし、何故か便器の横の壁紙がベチャベチャだし、洗面台の下の水たまりはオシッコだったよ。トイレの前で子供がオモラシしたんじゃない?最悪」
Oくん「お客さんだから文句は言えないけど本当に”やりたい放題”だよね。実際親は、やっちゃってるし」
もう一度、掃除機と粘着ローラーをかけて部屋を出た。1時間20分経っていて帰る時間になっていた。I氏の代行のフロントM氏が心配してくれていた。
M氏「何かあったのっほっほ?随分時間かかったねっへっへ」
Yくん「お客さんだから文句は言えないすけど、かくかくしかじかで最悪っした」
M氏「そんな客は二度と来るな!塩をまけ!塩を!」
普段は温厚で笑い上戸で、笑いながら話しをするM氏が猛然と怒り出した。M氏は私達に詳細を尋ねるが、私達にはM氏の問いに答える気力が残っていなかった。クタクタだった。
0:00-9:00. 13部屋掃除
今日はOくんとYくんとの勤務。ゴールデンウィークの谷間の平日なので暇かと思ったら、出勤時に既に満室だった。しかも常に待合室にお客さんがいて大忙しだった。お客さんの出入りが止まった午前3時。部屋が空いたのでスタンバイして、控え室のカーテンの陰から帰るお客さんの姿を見送った。通路へ出ると、ラブホでは滅多に聞かない子供の声が聞こえた。
子供の声「ママ!ママ」
慌ててカーテンの陰に隠れたが、子供の声に対する返事が無いので、また通路へ出た。
子供の声「ママ、ママ」
子供の声だけが響いて通路も待合室も静まりかえっていた。
Yくん「ゲッ。なんか気持ち悪くないすか?」
Oくん「俺だけに聞こえる幻聴だったらどうしようかと思ったよ」
みかやん「怖い事言わないで。みんな聞こえてるよ」
通路を進むと、待合室から4〜5才位の女の子が出てきたので、飛び上がって驚いた。待合室の中を見ると子供の親と思われる若い男女が、衝立の陰でいちゃついていた。呆れながら待合室を通り越して、空いた部屋の掃除に行った。
Yくん「あの親はなんすか?子供そっちのけっすよ!」
Oくん「部屋の枕元にはスキンがあるし、自販機にはローターやバイブが入ってるし、テレビを点けたらエロビだし、教育上よろしくないじゃん。ゴールデンウイークなんだし、リゾートホテルとかビジネスホテルへ行きゃあいいのに」
Yくん「子供と同室でもやっちゃったりするんすかね?」
みかやん「眠るだけだから、こーゆー所でもいいや!と思ったんじゃないの?」
掃除が終わると子連れの若夫婦は早速、空き部屋へ入った。平日なので午前6時に帰れるだろうと思っていたのに、いっこうにお客さんが帰らず空き部屋が無いので朝9時迄勤務が確定した。今日ココへ来ている人達は明日も休みなのだろう。
午前7時半にモニターからお客さんが精算を始めた音が聞こえてきた。例の子連れ客が入った218号室だったので急いでスタンバイした。カーテンの陰から覗くと若夫婦は本当に若くてOくんやYくんくらいの年頃だ。両親のどちらかが手を引く事もなく、女の子は両親の後を着いて歩いていた。しきりに「ママ、赤いの何?」「赤いの何?」と聞いているが両親は終始無言だった。
部屋へ入って愕然とした。部屋係のOくんは床でグラスが木っ端微塵に割れているのを発見し、風呂係のYくんは天井まで水しぶきが上がってるのを見て、洗面係の私は洗面台の下が水浸しになっているのを見てしまった。部屋の入口付近でグラスが割れていたので、急いで掃除機を取りに控え室へ戻って掃除機をかけまくった。更に絨毯の上も粘着ローラーをかけまくって、ようやく部屋へ入る事が出来た。
やれやれと思ったところでベッドの布団を剥がしたOくんが叫んだ。
Oくん「やっちゃってるよ。日の丸だもの。生理だよ」
Yくん「ええええっ。子供の目の前でっすか?」
Oくん「さっき”赤いの何?”って言ってたよな」
Yくん「なんてオープンな親子なんすかねぇ」
Oくん「あんな小さな子が朝の3時や7時に起きてるなんておかしいよ。子供が何と言っても返事一つしないし。手ぐらい繋いで歩いたらいいじゃん」
Yくん「俺らと同じくらいのトシすよね。これじゃ”今の若い親は”と言われても仕方ないすよ。風呂なんか子供がダイブしたような水しぶきが上がってて、シャワーの水が天井まではねてるんすよ。最悪っす」
みかやん「トイレも悲惨だよ。ウン○して水を流してないし、何故か便器の横の壁紙がベチャベチャだし、洗面台の下の水たまりはオシッコだったよ。トイレの前で子供がオモラシしたんじゃない?最悪」
Oくん「お客さんだから文句は言えないけど本当に”やりたい放題”だよね。実際親は、やっちゃってるし」
もう一度、掃除機と粘着ローラーをかけて部屋を出た。1時間20分経っていて帰る時間になっていた。I氏の代行のフロントM氏が心配してくれていた。
M氏「何かあったのっほっほ?随分時間かかったねっへっへ」
Yくん「お客さんだから文句は言えないすけど、かくかくしかじかで最悪っした」
M氏「そんな客は二度と来るな!塩をまけ!塩を!」
普段は温厚で笑い上戸で、笑いながら話しをするM氏が猛然と怒り出した。M氏は私達に詳細を尋ねるが、私達にはM氏の問いに答える気力が残っていなかった。クタクタだった。
コメント