ラブホ奮戦記165日目:みかやん≠白子担当
2003年4月23日※我が家のテーブルの上に真空パックの食品があったので、夫が会社で貰ってきた物だろうと手にとって見てみた。「無添加 オホーツク産 さけ」と書いたシールが貼ってある。さけと書いてあるがどうも鮭には見えないし酒でもなさそうだ。これは何だろう?と裏を見てみると、
「海歌洞の自然加工品 薫製酢漬 シコシコモチモチ
鮭の白子は若返りパワー核酸の宝庫です」
「細胞の若返りの決め手
核酸を生白子の1.5倍以上含有しています」
と書いてあった。ひいいぃぃ。白子だった。
事も有ろうに夫が我が家に白子を持ち込むとは。。。エラーが出るほど哀しくなった。
0:00-6:00 6部屋掃除
今日はOくんとYくんとの勤務。暇なのでC班の遅番の人達が0時上がりをした。3人になって、とりあえず休憩した。0:45頃にはI氏が出勤してくるので、その時間に合わせて風呂掃除用のボロタオルを折りまくった。やがて出勤して来たI氏に働いているところをバッチリ見せたので、また休憩した。ふうぅ。
フロントへ行ったはずのI氏が、すぐに控え室へ走ってきた。「これを見て下さい!」と息を切らしながら1枚のメッセージカードを差し出した。部屋を掃除した時、部屋係の人が「私が責任を持って掃除をしました。○○(名前)」と書いたカードをベッドの枕元に置いて帰る。カードの裏はお客さんにメッセージを書いて貰うようになっているが、お客さんからのメッセージがある時は殆どが苦情なので、一同緊張した。
メッセージカードを見ると、Oくんの名前になっていたので私とYくんは少し安心したが、Oくんは顔が強ばった。カードの表にお客さんが「裏を見てね♪」と書いていたので、思い切って裏を見てみた。すると
「お部屋が大変きれいです。Oさ〜ん。きちんと掃除されていて綺麗ですよ〜。ありがとう」
と書いてあって、すっかり気が抜けてしまった。
みかやん「良かったぁ。クレームかと思ったよ」
Oくん「あはっ。嬉しいや。名刺は俺の名前だけど、昨日もこの3人だったから、みんながしっかり仕事してたって事だよね」
I氏「そうですよ。嬉しいじゃないですかっ!Hさんがいなくなっても、D班はちゃんと若手が育っていて、しっかり仕事をしているって事ですよ!私、感激してしまいました」
Oくん「そんな。大げさな。元々、職人とまで言われていたD班を、俺らの代で終わらせるわけにいかないんすよ。そんな事になったらHさんに申し訳ないし」
Yくん「O兄さん!カッコイイ!俺も感激しました!俺も職人目指して頑張りますよ」
I氏「明朝、フロントK子が来たら見せびらかしますよ。ふふふ」
晴れがましい気分で席を立った。気合いを入れて作業をしようと思ったが、めぼしい作業は何も残ってなかった。ガックリと控え室の椅子に座り直してしまった。
Yくん「そうそう。俺、O兄さんが休みの日に白子で酷い目に遭ったんすよ。トイレの床と洗面所の顔を洗う所に白子をまき散らしてやがる輩がいたんすよ。俺はギブアップして姉さんに始末して貰ったんすけどね」
Oくん「俺もアレは未だに苦手だよ。放置されたゴムを見ても、俺の方が恥ずかしくなるんだよな。慣れるまで今は姉さんに任せときゃいいよ」
みかやん「なんであたしが任されるの?白子担当なんてイヤだよ。家に鮭の白子の薫製があって目眩がしたよ。とても食べる気になれないから、ココに持って来ようと思ってたよ」
Yくん「なんでそんなモンが家にあるんすか?勘弁して下さい」
みかやん「夫が会社で貰ってきたんだ。商品説明を読んだら”若返りパワー”とか”シコシコモチモチ”って書いてあったよ」
Oくん「”若返り”なら、みかやんが食べた方がいいよ。俺らは充分若いし」
みかやん「なんだって?」
Yくん「シコシコモチモチなんて言われたら余計、食えないっすよ。なんでシコシコ。。。」
Oくん「ああっ。食えない食えない。絶対食えない。だから白子担当のみかやんが食べるべきなのさ」
みかやん「だからねぇ。あたしゃ白子担当じゃないんだよぉ」
Yくん「いやぁ。姉さん、カッコイイっす!日本代表ベッドメイク係で、職人で、白子担当だなんて、半端者の俺にはとても真似できないっすよ」
みかやん「違うって!」
どんなに煽てられても、白子担当は絶対にイヤだ。
「海歌洞の自然加工品 薫製酢漬 シコシコモチモチ
鮭の白子は若返りパワー核酸の宝庫です」
「細胞の若返りの決め手
核酸を生白子の1.5倍以上含有しています」
と書いてあった。ひいいぃぃ。白子だった。
事も有ろうに夫が我が家に白子を持ち込むとは。。。エラーが出るほど哀しくなった。
0:00-6:00 6部屋掃除
今日はOくんとYくんとの勤務。暇なのでC班の遅番の人達が0時上がりをした。3人になって、とりあえず休憩した。0:45頃にはI氏が出勤してくるので、その時間に合わせて風呂掃除用のボロタオルを折りまくった。やがて出勤して来たI氏に働いているところをバッチリ見せたので、また休憩した。ふうぅ。
フロントへ行ったはずのI氏が、すぐに控え室へ走ってきた。「これを見て下さい!」と息を切らしながら1枚のメッセージカードを差し出した。部屋を掃除した時、部屋係の人が「私が責任を持って掃除をしました。○○(名前)」と書いたカードをベッドの枕元に置いて帰る。カードの裏はお客さんにメッセージを書いて貰うようになっているが、お客さんからのメッセージがある時は殆どが苦情なので、一同緊張した。
メッセージカードを見ると、Oくんの名前になっていたので私とYくんは少し安心したが、Oくんは顔が強ばった。カードの表にお客さんが「裏を見てね♪」と書いていたので、思い切って裏を見てみた。すると
「お部屋が大変きれいです。Oさ〜ん。きちんと掃除されていて綺麗ですよ〜。ありがとう」
と書いてあって、すっかり気が抜けてしまった。
みかやん「良かったぁ。クレームかと思ったよ」
Oくん「あはっ。嬉しいや。名刺は俺の名前だけど、昨日もこの3人だったから、みんながしっかり仕事してたって事だよね」
I氏「そうですよ。嬉しいじゃないですかっ!Hさんがいなくなっても、D班はちゃんと若手が育っていて、しっかり仕事をしているって事ですよ!私、感激してしまいました」
Oくん「そんな。大げさな。元々、職人とまで言われていたD班を、俺らの代で終わらせるわけにいかないんすよ。そんな事になったらHさんに申し訳ないし」
Yくん「O兄さん!カッコイイ!俺も感激しました!俺も職人目指して頑張りますよ」
I氏「明朝、フロントK子が来たら見せびらかしますよ。ふふふ」
晴れがましい気分で席を立った。気合いを入れて作業をしようと思ったが、めぼしい作業は何も残ってなかった。ガックリと控え室の椅子に座り直してしまった。
Yくん「そうそう。俺、O兄さんが休みの日に白子で酷い目に遭ったんすよ。トイレの床と洗面所の顔を洗う所に白子をまき散らしてやがる輩がいたんすよ。俺はギブアップして姉さんに始末して貰ったんすけどね」
Oくん「俺もアレは未だに苦手だよ。放置されたゴムを見ても、俺の方が恥ずかしくなるんだよな。慣れるまで今は姉さんに任せときゃいいよ」
みかやん「なんであたしが任されるの?白子担当なんてイヤだよ。家に鮭の白子の薫製があって目眩がしたよ。とても食べる気になれないから、ココに持って来ようと思ってたよ」
Yくん「なんでそんなモンが家にあるんすか?勘弁して下さい」
みかやん「夫が会社で貰ってきたんだ。商品説明を読んだら”若返りパワー”とか”シコシコモチモチ”って書いてあったよ」
Oくん「”若返り”なら、みかやんが食べた方がいいよ。俺らは充分若いし」
みかやん「なんだって?」
Yくん「シコシコモチモチなんて言われたら余計、食えないっすよ。なんでシコシコ。。。」
Oくん「ああっ。食えない食えない。絶対食えない。だから白子担当のみかやんが食べるべきなのさ」
みかやん「だからねぇ。あたしゃ白子担当じゃないんだよぉ」
Yくん「いやぁ。姉さん、カッコイイっす!日本代表ベッドメイク係で、職人で、白子担当だなんて、半端者の俺にはとても真似できないっすよ」
みかやん「違うって!」
どんなに煽てられても、白子担当は絶対にイヤだ。
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