秘密のつづき有ります

今日はOくんの24才のお誕生日だ。夕方からのバイトの前にモーニングコールがてら電話をした。
みかやん「おはよ!お誕生日おめでとー!」
Oくん「あふ。どーも。8月のみかやんの誕生日までトシの差が1つ縮まってるね」
みかやん「一気に10才ぐらい縮まるといいんだけどね」
Oくん「大丈夫。みかやんは10才くらい若く見えるから」
みかやん「無理っ!」

0:00-6:00 12部屋掃除 
今日はトドとの2人勤務。トドもトドなりに私達を気遣ってくれるし、今トドに辞められても困るので仲良く仕事をする事にした。I氏も同じように思っていて、I氏も何かとトドに話しかけたりしてくれた。ずっとトドと2人でいると、すっかり大阪弁がうつってしまうがなんだか楽しい。

トド「次、何番の部屋へ行きまひょか〜?」
みかやん「ほな、○番へ行きまっかー」
I氏「無理せんでも。ここらで少し休みまへんかー?」
ってな具合でとても札幌のラブホテルとは思えない状態だった。

控え室でグッタリと休んでいるとI氏が来た。
I氏「面接希望者が2人来ましたので、53才男性はお断りしました。21才と29才。2人とも男性なんですよ」

みかやん「あらっ?男性なんですか?」と身を乗り出す。

I氏「急に生き生きとしましたね。私も面接に立ち会う事になったので、良ければ2人とも入れるつもりです。みかやんは別としても女が多いと何かとモメ事が多いですからね。男性が2人入ると女性はSさん(トド)1人ですから」

みかやん「なんで私が女性に入ってないんですか?女性2人ですよ」

I氏「ココもむさ苦しくなりますねぇ。男ばかりで」

みかやん「だから〜。これっココにも女が1人!私が。。。」

I氏「面接は4月10日に決定です」とI氏は立ち去ってしまった。

みかやん「ひどいや。I氏ったら。。。」

トド「みかやんは男勝り言うんやのうて、さっぱりしてて潔いって事ですねん。女特有の嫉妬心やらドロドロした物持ってへんからや思います。誰からも好かれて後押しされてウチは正直、羨ましい思いますわ」

みかやん「いや。そんな。あの。。。えへへへへ」

トドに煽てられてすっかり気を良くしてしまった。部屋が空いたので「ほな行きまっか」と席を立った。最初に部屋へ入ったのはトドだった。ドアを開けるなり「うわぁなんやコレ?」と言って部屋へ入り、部屋へ入ったとたん「うわぁなんやの〜」と叫んで私の視界から消えた。

ふと見るとトドが荷物を持ったまま床に仰向けに倒れていた。

みかやん「な、何?どうしたの?何なの?」

トド「ドアのノブにローションみたいなのが塗ってあってネロネロですねん。なんや思うて1歩入ったら床にもこぼれてまして」

ドアの前にローションがこぼれていて、トドはそれを踏んで滑って転んだ。ドアノブもネロネロだった。お客さんのイタズラらしいが、たちが悪い。トドの打ち所が悪かったらどうしてくれるんだ。トドを助け起こしならがしゃがんで注意深く床を見た。床が大丈夫なのを確認して他の物を見てみると、TVのリモコンや床に脱ぎ捨てられたスリッパの中、洗面の水道の蛇口、トイレのレバーにローションが塗りたくられていた。

フロントへ電話をしてI氏を呼び、I氏に現場を確認してもらった。その部屋を使ったお客さんは20才前半のカップルだったそうだ。車番や車種をメモしてあったので、要注意人物として今後はチェックをしてくれるそうだ。トドは尻もちをついて痛そうだった。あの体重で転んだらさぞ痛いだろう。気の毒だった。

トド「前にもこんなイタズラありましてな。うちは肉が付いてるから痛ないですが、みかやんやOくんは痩せてはるから痛いだろうし、打ち所悪かったら大変な事ですねん。きっちりチェックお願いしますわ〜」

I氏「ごもっともです」

トドの気遣いに慣れていないので、どうしても戸惑ってしまう。しかし今後はトドとも本当に仲良くできそうな気がしてきた。

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