ラブホ奮戦記88日目:常務登場
2003年1月8日 らぶほ1今日はNさんとOくんとの勤務。出勤時からNさんは不機嫌で、Oくんも「おはようございます」と言ったきり何も言わない。三人無言のまま1部屋目の掃除へ向かった。Oくんが風呂係でNさんとベッドを組んだ。
Nさん「仲直りしたんですか〜?早く仲直りしてくれないと仕事やりにくくて困るんですけど〜」
みかやん「はぁ。まぁ。昨日はいろんな話をしたんですけど、よくわかりません」
昨日の朝は手を繋ぎながらOくんといろんな話をしたのに、今日はまた挨拶と返事しかしない。試しに「そんなとりすました顔しても似合わないよーだ」と言ってみても返事はなかった。すぐに2部屋目へ向かった。
2部屋目ではNさんが風呂、私が部屋、Oくんがトイレ&洗面だった。なので私とOくんがベッドを組む。ベッドを挟んで向かいにいるのにOくんは私と話をするどころか、目も合わせようとしなかった。
2部屋目はお風呂ラッキー(お客さんがお風呂を使っていない)だったので、3部屋目も同じ係になる。もう一度Oくんとベッドを組んだが2部屋目と同じ状態だった。更に二部屋掃除するとまたOくんとベッドを組む事になる。
更にまた二部屋掃除してOくんとベッドを組む事になった。いっこうに私と目を合わせようともしないOくんを見ていて「こんなふうにしてもうすぐココからいなくなっちゃうんだ」と悲しくなった。楽しかったいろんな事を思い出してちょっと涙が出そうになった。
Oくん「ど、どうしたんすか!泣いたりして!」
みかやん「別に泣いてなんかないもん」
「そんなふうに目が真っ赤で鼻をグズグズさせてるのを”泣いてる”って言うんすよ!大丈夫すか?」とOくんはオロオロだった。
私は「ぜんぜん大丈夫!泣いてなんかないから」とベッドを組み終わって逃げるように洗面所へ向かった。
その後Oくんは、なんだかんだと一生懸命私に話しかけてきたり、遠くから馬鹿みたいなおどけた顔をして見せたりして、私を笑わせてくれた。
そんな姿を見て「やっぱりいい奴だ」と思った。「いつも散々小競り合いをしたり、茶化して遊んでたのにいなくなっちゃったら寂しいよ。手の掛かる子ほど可愛いって言うけど本当に可愛いや」としみじみと一人、風呂掃除をしていたらふいに常務が顔を出した。
慌てながらも満面の笑みを讃えて「おはようございます!お疲れ様です!」と挨拶をした。常務は「ご苦労様」とだけ言って部屋を出て行った。
控え室へ戻るとI氏が私のところへ来た。
I氏「今日、常務はみかやんを見に来たんですよ」
みかやん「へっ???」
I氏「”俺はみかやんの面接をしてないからどんな子かわからない”との事です」
みかやん「はぁ???」
I氏「常務は”あの子がみかやんかい?”と怪訝な顔をするので尋ねてみると”みかやんがトドにいじめられていて、みかやんは大人しい子だからトドに何を言われても口も返せず、いじめられて泣き寝入りする所を見かねたHさんとNさんが必死で守ってるってフロントKさんから聞いていたのに、みかやんってぜーんぜん大人しく見えないよ”と言ってましたよ」
みかやん「誰がどう見たって大人しくて気弱そうじゃないですか!」
I氏「いえいえ。仕方ないので”お陰様でSさんがいなくなってから別人のように明るく元気になりました”と言っておきましたよ」
みかやん「I氏まで”いえいえ”って何ですか?私が”大人しく見えない”だなんて!そんなだから常務の面接で入ってきた人ってロクな人がいないんですよ!」
Oくん「俺の面接の時は常務でした」
みかやん「あっ。ごめん」
Oくん「だって実際、大人しくないじゃないすか。あわわ」
Nさん「おとなしいみかやんなんて気持ち悪いべさ。どっか悪いんでないべが?って心配になるよ」
みかやん「超人見知りでこんなに大人しいのになんてこった」
Nさん「トドの悪行三昧がちゃんと常務の耳に入ったって事なんだからいがべさ!」
みかやん「なんか納得行かないんですけど、いいんでしょうか?」
Nさん「いいの!」
ようやくOくんに笑顔が戻ったし、トドの件が常務の耳に入ったと言うし、これでいい事にしよう。
Nさん「仲直りしたんですか〜?早く仲直りしてくれないと仕事やりにくくて困るんですけど〜」
みかやん「はぁ。まぁ。昨日はいろんな話をしたんですけど、よくわかりません」
昨日の朝は手を繋ぎながらOくんといろんな話をしたのに、今日はまた挨拶と返事しかしない。試しに「そんなとりすました顔しても似合わないよーだ」と言ってみても返事はなかった。すぐに2部屋目へ向かった。
2部屋目ではNさんが風呂、私が部屋、Oくんがトイレ&洗面だった。なので私とOくんがベッドを組む。ベッドを挟んで向かいにいるのにOくんは私と話をするどころか、目も合わせようとしなかった。
2部屋目はお風呂ラッキー(お客さんがお風呂を使っていない)だったので、3部屋目も同じ係になる。もう一度Oくんとベッドを組んだが2部屋目と同じ状態だった。更に二部屋掃除するとまたOくんとベッドを組む事になる。
更にまた二部屋掃除してOくんとベッドを組む事になった。いっこうに私と目を合わせようともしないOくんを見ていて「こんなふうにしてもうすぐココからいなくなっちゃうんだ」と悲しくなった。楽しかったいろんな事を思い出してちょっと涙が出そうになった。
Oくん「ど、どうしたんすか!泣いたりして!」
みかやん「別に泣いてなんかないもん」
「そんなふうに目が真っ赤で鼻をグズグズさせてるのを”泣いてる”って言うんすよ!大丈夫すか?」とOくんはオロオロだった。
私は「ぜんぜん大丈夫!泣いてなんかないから」とベッドを組み終わって逃げるように洗面所へ向かった。
その後Oくんは、なんだかんだと一生懸命私に話しかけてきたり、遠くから馬鹿みたいなおどけた顔をして見せたりして、私を笑わせてくれた。
そんな姿を見て「やっぱりいい奴だ」と思った。「いつも散々小競り合いをしたり、茶化して遊んでたのにいなくなっちゃったら寂しいよ。手の掛かる子ほど可愛いって言うけど本当に可愛いや」としみじみと一人、風呂掃除をしていたらふいに常務が顔を出した。
慌てながらも満面の笑みを讃えて「おはようございます!お疲れ様です!」と挨拶をした。常務は「ご苦労様」とだけ言って部屋を出て行った。
控え室へ戻るとI氏が私のところへ来た。
I氏「今日、常務はみかやんを見に来たんですよ」
みかやん「へっ???」
I氏「”俺はみかやんの面接をしてないからどんな子かわからない”との事です」
みかやん「はぁ???」
I氏「常務は”あの子がみかやんかい?”と怪訝な顔をするので尋ねてみると”みかやんがトドにいじめられていて、みかやんは大人しい子だからトドに何を言われても口も返せず、いじめられて泣き寝入りする所を見かねたHさんとNさんが必死で守ってるってフロントKさんから聞いていたのに、みかやんってぜーんぜん大人しく見えないよ”と言ってましたよ」
みかやん「誰がどう見たって大人しくて気弱そうじゃないですか!」
I氏「いえいえ。仕方ないので”お陰様でSさんがいなくなってから別人のように明るく元気になりました”と言っておきましたよ」
みかやん「I氏まで”いえいえ”って何ですか?私が”大人しく見えない”だなんて!そんなだから常務の面接で入ってきた人ってロクな人がいないんですよ!」
Oくん「俺の面接の時は常務でした」
みかやん「あっ。ごめん」
Oくん「だって実際、大人しくないじゃないすか。あわわ」
Nさん「おとなしいみかやんなんて気持ち悪いべさ。どっか悪いんでないべが?って心配になるよ」
みかやん「超人見知りでこんなに大人しいのになんてこった」
Nさん「トドの悪行三昧がちゃんと常務の耳に入ったって事なんだからいがべさ!」
みかやん「なんか納得行かないんですけど、いいんでしょうか?」
Nさん「いいの!」
ようやくOくんに笑顔が戻ったし、トドの件が常務の耳に入ったと言うし、これでいい事にしよう。
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