ラブホ奮戦記20日目:スキンと白子と新人O君
2002年9月23日 らぶほ10:00-6:00 9室掃除
今日は口うるさい先輩Sさんと先輩Nさんと、新人Oくんと私の4人勤務。
前回と違って私と新人Oくんがベッドを組むローテーションになった。先輩達が風呂と洗面所&トイレの掃除をしてる間に、新人Oくんと2人で大急ぎでベッドを組み、2人で協力して部屋を完璧に仕上げる。先輩達がベッドや部屋を掃除している間に、新人Oくんと2人で協力して風呂と洗面所&トイレを仕上げる。
お風呂の壁が濡れている時は、壁の上の方を新人Oくんがタオルで拭き取ってくれて、新人Oくんがセットした洗面所の備品セットを私が手直しする。口うるさい先輩Sさんに叱られる前に、新人同士協力して完璧に仕上げた。
ウチの班に新人Oくんが入ってくる前は。
先輩Nさん「お客さんの殆どはスキンをゴミ箱に入れないで、自慢げにベッドの枕元やベッドの真ん中に置いて帰るんだもの。わちだぢ(私達)ならサッと拾うけど、若い男の子だら(なら)そんなモノ拾うの惨めだべさ」
先輩Hさん「そうだよね〜。白子グラスみたいのははともかくとして、絶倫銀ちゃんの時みたいにスキンが6個とかあったら、それを1つ1つ拾わせるのは気の毒だよね」
などと言って心配していた。
ところが新人Oくんは、スキンを見つけると我先に拾いに行くし、ベッドの布団を剥がしてシーツの上にスキンがあった時なども、私が拾おうとすると「あーーー!いいっすよ、いいっすよ!」と言って先に拾う。
私達の心配とは裏腹に”こんなモノを女性に拾わせるのは気の毒だ”とでも思っているのか、使用済みスキンを見ると飛んでいく。
5室目くらいで”ベッドラッキー”(ベッドを使った形跡がない)の部屋に当たった。最初の2、3日は何があっても無言で掃除をしていた新人Oくんも「金払って来てるのに、やらないで帰るってなんなんでしょうね?」と言った。いつも控え室で”やった、やらない”の話をしているので、新人Oくんもその手の話に麻痺してきたようだ。
先輩ぶって「たまに酒盛りだけして帰る人もいるんだよ」と答えながら部屋の掃除をしていたら、”何か”を踏んで私の足元で「ぬちゃっ」と音がした。
床の上に白子がこぼれていた。「げーーーっ。白子、踏んじゃったよ〜」と床に倒れてのけぞる私の横で、新人Oくんは、すみやかに床の白子を拭き取って私の靴下を脱がせてくれた。
先輩Nさんに「あんただぢ、ず〜んぶ(随分)なが(仲)いいんでないの」と言われて、ハッとして立ち上がり仕事に戻った。控え室で新人Oくんが私の白子付き靴下を洗って干してくれた。おばさん達が新人Oくんにメロメロになるのが、わかるような気がした。とにかく誰にでも優しくて親切な子のようだ。
しかしそれを勘違いしてはいけない。普段モテないおばさん達は、こんな優しささえも”自分に気がある”等と勘違いしてしまう。そもそもそれが間違いの元だ。
控え室で何気に新人Oくんに「普段どんな曲、聴いてるの?」と尋ねたら「函館出身なので当然GLAYですよ!」と答えた。「私もだよ!テルは私と同じ高校だもの!」と言う事で一気に話が盛り上がり、他にパソコンの話や大好きなサッカーやコンサドーレ札幌の話で2人で大騒ぎした。意気投合とはこーゆー事を言うのだと思った。
気が付くと先輩達そっちのけで、先輩達の冷ややかな視線を感じた。
先輩Sさん「あんたら随分、仲ええんちゃうん」
みかやん。「同郷ですから」
先輩Nさん「どうせ、わちだぢとはトシも違うしね」
新人Oくん「そ、そんな事ないですよ〜」
帰る時間になったので、そそくさと帰ってきた。怖くて先輩SさんやNさんと目を合わせられなかった。
★mini☆さん、かじゅさん、はなさん、saku-sakuさん、chieさん。お気に入り登録ありがとうございます。皆様へのご挨拶は、後ほどあらためて★
今日は口うるさい先輩Sさんと先輩Nさんと、新人Oくんと私の4人勤務。
前回と違って私と新人Oくんがベッドを組むローテーションになった。先輩達が風呂と洗面所&トイレの掃除をしてる間に、新人Oくんと2人で大急ぎでベッドを組み、2人で協力して部屋を完璧に仕上げる。先輩達がベッドや部屋を掃除している間に、新人Oくんと2人で協力して風呂と洗面所&トイレを仕上げる。
お風呂の壁が濡れている時は、壁の上の方を新人Oくんがタオルで拭き取ってくれて、新人Oくんがセットした洗面所の備品セットを私が手直しする。口うるさい先輩Sさんに叱られる前に、新人同士協力して完璧に仕上げた。
ウチの班に新人Oくんが入ってくる前は。
先輩Nさん「お客さんの殆どはスキンをゴミ箱に入れないで、自慢げにベッドの枕元やベッドの真ん中に置いて帰るんだもの。わちだぢ(私達)ならサッと拾うけど、若い男の子だら(なら)そんなモノ拾うの惨めだべさ」
先輩Hさん「そうだよね〜。白子グラスみたいのははともかくとして、絶倫銀ちゃんの時みたいにスキンが6個とかあったら、それを1つ1つ拾わせるのは気の毒だよね」
などと言って心配していた。
ところが新人Oくんは、スキンを見つけると我先に拾いに行くし、ベッドの布団を剥がしてシーツの上にスキンがあった時なども、私が拾おうとすると「あーーー!いいっすよ、いいっすよ!」と言って先に拾う。
私達の心配とは裏腹に”こんなモノを女性に拾わせるのは気の毒だ”とでも思っているのか、使用済みスキンを見ると飛んでいく。
5室目くらいで”ベッドラッキー”(ベッドを使った形跡がない)の部屋に当たった。最初の2、3日は何があっても無言で掃除をしていた新人Oくんも「金払って来てるのに、やらないで帰るってなんなんでしょうね?」と言った。いつも控え室で”やった、やらない”の話をしているので、新人Oくんもその手の話に麻痺してきたようだ。
先輩ぶって「たまに酒盛りだけして帰る人もいるんだよ」と答えながら部屋の掃除をしていたら、”何か”を踏んで私の足元で「ぬちゃっ」と音がした。
床の上に白子がこぼれていた。「げーーーっ。白子、踏んじゃったよ〜」と床に倒れてのけぞる私の横で、新人Oくんは、すみやかに床の白子を拭き取って私の靴下を脱がせてくれた。
先輩Nさんに「あんただぢ、ず〜んぶ(随分)なが(仲)いいんでないの」と言われて、ハッとして立ち上がり仕事に戻った。控え室で新人Oくんが私の白子付き靴下を洗って干してくれた。おばさん達が新人Oくんにメロメロになるのが、わかるような気がした。とにかく誰にでも優しくて親切な子のようだ。
しかしそれを勘違いしてはいけない。普段モテないおばさん達は、こんな優しささえも”自分に気がある”等と勘違いしてしまう。そもそもそれが間違いの元だ。
控え室で何気に新人Oくんに「普段どんな曲、聴いてるの?」と尋ねたら「函館出身なので当然GLAYですよ!」と答えた。「私もだよ!テルは私と同じ高校だもの!」と言う事で一気に話が盛り上がり、他にパソコンの話や大好きなサッカーやコンサドーレ札幌の話で2人で大騒ぎした。意気投合とはこーゆー事を言うのだと思った。
気が付くと先輩達そっちのけで、先輩達の冷ややかな視線を感じた。
先輩Sさん「あんたら随分、仲ええんちゃうん」
みかやん。「同郷ですから」
先輩Nさん「どうせ、わちだぢとはトシも違うしね」
新人Oくん「そ、そんな事ないですよ〜」
帰る時間になったので、そそくさと帰ってきた。怖くて先輩SさんやNさんと目を合わせられなかった。
★mini☆さん、かじゅさん、はなさん、saku-sakuさん、chieさん。お気に入り登録ありがとうございます。皆様へのご挨拶は、後ほどあらためて★
コメント