ラブホ奮戦記18日目:真夜中の奇声
2002年9月19日 らぶほ10:00-6:00 12室掃除
今日は先輩Sさんと先輩Nさんと新人Oくんとの4人勤務。先輩Nさんと新人Oくんは初顔合わせだった。先輩Nさんは新人Oくんに「宜しく」と一言だけ告げて、やはり無愛想だった。仕事を始める前に先輩Sさんと先輩Nさんが、何かひそひそとローテーションを決めていた。
6室目くらいで、ふと気が付いた。私と新人Oくんが組まないようなローテーションになっていた。新人同士だから仕方ないが、私が風呂係の時は三人で部屋にいて楽しそうに笑ってるし、新人Oくんが風呂係の時は三人で洗面所やトイレにいて楽しそうにしていて、私だけが一人ポツンと部屋掃除だ。やられた。
私が入った頃は、あんなに無愛想だった先輩Nさんまでが「お兄ちゃん♪次、一緒にこっちやってみよう♪」とか「お兄ちゃん♪それはそーじゃなくてこーやるんだよ♪」と満面の笑みだ。しかもあまり訛ってない!何をするにも先輩Nさんが新人Oくんから離れない。信じられない光景だった。
新人Oくんも見た目とは裏腹に真面目で一生懸命だ。
「俺にコレを教えてください」
「それは俺にやらせてみてください」
「次、俺は何をすればいいですか?」
「俺、手伝いますよ」
「俺が代わります」
という一言一言に、おばさん達はノックアウトされるようだった。先輩Sさんも先輩Nさんも、新人Oくんにメロメロだった。
午前3時のおやつにしようと思った時、フロントS氏がとんできた。
フロントS氏「フロントに212の部屋から電話がきて”隣りの部屋の声がうるさいから何とかしてくれ”って言われたんだ。てっきりアノ声の事だと思って”それはお互い様で。。”と言おうとしたらフロントにも、とんでもない声が聞こえてきたんだよ。尋常じゃないんだ。みんなちょっと聞いてみてくれ」
と言うので全員で通路に出てみた。
控え室から一番遠い213号室から、闇夜をつんざくような
「ぎぃーーーーーーーっ」「ぎぇーーーーーーーっ」
「ぎゃーーーーーーーっ」という悲鳴が聞こえた。
まるで断末魔の叫びだ。一同、青ざめた。
フロントS氏「よ、様子を見て来ようとは思うんだけど。。。」
新人Oくん「俺、一緒に行きますか?」
フロントS氏「やっぱり男性が一緒だと心強いよ。助かった」
フロントS氏と新人Oくんが213号室へ向かったので、私達はフロントのモニターで廊下の様子を覗いていた。
ほどなくしてモニターに、ジャージ姿にサングラスの若い男性と、金髪でミニスカートの女性が映った。女性がもがくのを男性が取り押さえている感じだった。フロントに女性の「ぎゃーっ」と言う叫び声が近づいてきた。すると部屋から同じようなジャージ姿にサングラスの若い男性と金髪の女性が、更に2人出てきたのが見えた。
こっそり4人で部屋に入っていたのだった。4人とも外へ出たので私達もフロントの外へ出てみると、通路にシンナーの臭いがたちこめていた。
フロントS氏「いや〜。ラリってたんだよ。血を見なくて良かった」
新人Oくん「後から出た2人は、また戻ってくるそうです」
と言うことで事なきを得たが、ますます新人Oくんの株が上がった。
朝6時。新人Oくんは清々しい顔で自転車に乗って帰っていった。
今日は先輩Sさんと先輩Nさんと新人Oくんとの4人勤務。先輩Nさんと新人Oくんは初顔合わせだった。先輩Nさんは新人Oくんに「宜しく」と一言だけ告げて、やはり無愛想だった。仕事を始める前に先輩Sさんと先輩Nさんが、何かひそひそとローテーションを決めていた。
6室目くらいで、ふと気が付いた。私と新人Oくんが組まないようなローテーションになっていた。新人同士だから仕方ないが、私が風呂係の時は三人で部屋にいて楽しそうに笑ってるし、新人Oくんが風呂係の時は三人で洗面所やトイレにいて楽しそうにしていて、私だけが一人ポツンと部屋掃除だ。やられた。
私が入った頃は、あんなに無愛想だった先輩Nさんまでが「お兄ちゃん♪次、一緒にこっちやってみよう♪」とか「お兄ちゃん♪それはそーじゃなくてこーやるんだよ♪」と満面の笑みだ。しかもあまり訛ってない!何をするにも先輩Nさんが新人Oくんから離れない。信じられない光景だった。
新人Oくんも見た目とは裏腹に真面目で一生懸命だ。
「俺にコレを教えてください」
「それは俺にやらせてみてください」
「次、俺は何をすればいいですか?」
「俺、手伝いますよ」
「俺が代わります」
という一言一言に、おばさん達はノックアウトされるようだった。先輩Sさんも先輩Nさんも、新人Oくんにメロメロだった。
午前3時のおやつにしようと思った時、フロントS氏がとんできた。
フロントS氏「フロントに212の部屋から電話がきて”隣りの部屋の声がうるさいから何とかしてくれ”って言われたんだ。てっきりアノ声の事だと思って”それはお互い様で。。”と言おうとしたらフロントにも、とんでもない声が聞こえてきたんだよ。尋常じゃないんだ。みんなちょっと聞いてみてくれ」
と言うので全員で通路に出てみた。
控え室から一番遠い213号室から、闇夜をつんざくような
「ぎぃーーーーーーーっ」「ぎぇーーーーーーーっ」
「ぎゃーーーーーーーっ」という悲鳴が聞こえた。
まるで断末魔の叫びだ。一同、青ざめた。
フロントS氏「よ、様子を見て来ようとは思うんだけど。。。」
新人Oくん「俺、一緒に行きますか?」
フロントS氏「やっぱり男性が一緒だと心強いよ。助かった」
フロントS氏と新人Oくんが213号室へ向かったので、私達はフロントのモニターで廊下の様子を覗いていた。
ほどなくしてモニターに、ジャージ姿にサングラスの若い男性と、金髪でミニスカートの女性が映った。女性がもがくのを男性が取り押さえている感じだった。フロントに女性の「ぎゃーっ」と言う叫び声が近づいてきた。すると部屋から同じようなジャージ姿にサングラスの若い男性と金髪の女性が、更に2人出てきたのが見えた。
こっそり4人で部屋に入っていたのだった。4人とも外へ出たので私達もフロントの外へ出てみると、通路にシンナーの臭いがたちこめていた。
フロントS氏「いや〜。ラリってたんだよ。血を見なくて良かった」
新人Oくん「後から出た2人は、また戻ってくるそうです」
と言うことで事なきを得たが、ますます新人Oくんの株が上がった。
朝6時。新人Oくんは清々しい顔で自転車に乗って帰っていった。
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